2012年 2月の記事一覧

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12年02月25日 18時10分00秒
Posted by: takeuchiconsult
大手企業では人材が豊富。常に新しい商品・サービスの開発を行うことができます。現業とは全く異なるものでも事業化が見込まれるならOKです。それに、時代の流れと共に、大きく変化させないと生き残っていけない業種もあります。そのような業種の方はドラスティックに業容を変更されます。それが生き残って行く最善の道だからです。

ところが中小企業では、人材が余っている訳ではなく、活かせる経営資源と言っても不動産くらいです。業界動向が悪くなったために徐々に業績が悪化しているというところがほとんどです。しかし、現業と異なることを実行に移すパワーも知恵もないというのが本音だと思います。

でも実際に今後10年、20年と生き残って行くならば、現業にこだわらず新しいビジネスを模索されても良いのではと思います。経営陣が現業にこだわり過ぎると、経営状況を悪化させるだけになる可能性があります。

現業の見直し・改革を行ったとしても固定費を圧縮し何とか黒字化できるくらいまでです。明るい未来が見えて来る訳ではないです。過去の売上に戻すことはほぼ困難でしょう。そうすると何か新しいことに着手しない限り、現状を
大きく打破することができません。

今の事業を守り続ければ何とかなるのではという甘い期待感はどこかで捨てた方が良いのかもしれません。優秀な経営者の方は、事業領域を決められません。壁を決して作られません。常に企業を活かすための事業を見つけてこられます。その可能性を探り、実行に移せているかどうかが大切だと思います。

10年経ったら全く違った商売になっていたというくらいでも良いのではないでしょうか?

再生局面で出て来るのは、この新しい事業が見つからないということです。今の事業を整えても飛躍的に売上が伸びることはないです。そこに何かプラスアルファさせないと窮状を脱したことにはなりません。

経営陣に大事なことは、新しいビジネスの芽を探し続けることだと思います。この議論を行わないと、事業は縮小して行くだけです。

現業がダメになったら終わりなんて悲しいことが起こらないように、上手に舵取りすることが大事です。

次の事業の芽が企業の将来を決めるような気がします。

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12年02月24日 16時53分00秒
Posted by: takeuchiconsult
ひょっとすると業績を上げるのは簡単なのかも。。。
一度決めたことをやること、継続させること。これだけなのかもしれません。

逆に何をやっても続かない、決めたことができないというのは、何か原因があるのでしょうか?

会社が決めたことはやらないといけない、守らないといけないからやられます。絶対に手を抜くということはないです。結果報告義務もあります。

しかし、自分で決めてやろうと思ったことはいつしか止めてしまっています。技術や能力、ノウハウではなく、続けるという強い意志を養わない限り同じことが起こるような気がします。

伸びる人・店は、自分に勝つことができる人です。自分との約束はどんなことがあっても達成されます。会社との約束以上に自分との約束を大事に考えられ、実践されます。

そのためには、最初から大きな目標を設定しないこと。続けることができる範囲内の目標にすること。自分が興味のあるものを目標とすることです。

社員教育の現場においても何を教えるかではなく、自分で目標設定ができ、それを続けることができる癖付けを教えることが大事です。何でも上手く行かないからと言ってすぐ止めたり、決めたことが守れていないというのが一番良くないことです。

続かないのなら続けることができるようにするためにはどうすれば良いのか考えないといけません。一度決めたことはある程度の結果が見えた後でないと中止はしない。それにやったりやらなかったりも良くないです。やると決めたら毎日少しずつやること。

特にお客様との約束は絶対に守らないといけません。やると公表したら、必ずその通りに実践することです。

最後は、自分の心との勝負だと思います。成功されている方は、自分に負けるのが嫌です。自分に負けていては成功はないと思われています。

決めたことを続ける。このことができるかできないか、人生で一番大切なことのような気がします。

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12年02月23日 12時09分00秒
Posted by: takeuchiconsult
要注意です。規格化された数を売るマーケティングになると価格競争に巻き込まれます。数を売るためには、規格化した商品にした方が売りやすいです。買う側も買いやすいです。

ただしそこに落とし穴があります。規格化が進むと、どうしても価格競争になってしまいます。価格競争だけは避けたいと思っていても避けることができません。より激しい価格競争に入って行きます。

数を売ろうとすると、お客様や利用者から見て、買いやすいものにしなければならない。接客サービスや説明がいらないくらいセルフで購入できるというところまで商品・サービスの完成度を上げて行きます。その完成度が高ければ高いほど、売れて行くだろうという感じです。ところが完成度が高くなるに連れて競合他社も同様の商品・サービスを出してきます。そうすると、最後は価格競争が待っています。

価格競争に巻き込まれないためには、オリジナル性を高めないといけません。ところがオリジナル性の高いものほど、説明が必要です。それに市場に認められるためには時間がかかります。ユーザーが使用して口コミで広がらない限り、自社のオリジナル性が伝わりませんし、信用されません。

実際、今の世の中では徐々に規格化されたものを売ろうとする傾向が強くなっています。ネット販売などもその例の一つです。接客サービスや説明なしで、画面を見て選んでもらうという仕組みです。元々接客サービスが苦手だったり、人手を割くことができなかったところでは良いシステムかもしれません。

しかし、この販売方法では限界があります。数を売るには適しているかもしれませんが、規格外でオリジナルの商品を説明をしながら理解して納得してもらって買ってもらう商品・サービスに対しては弱いです。

規格化されたものは今までどおりセルフで購入すれば良いですが、ユーザーがそれ以上のものを求め出しています。それに対応できる商品・サービス、あるいは対応力を作って行かないと価格競争に巻き込まれ、利益が出ないという結果が待っています。

便利なればなるほど、価格競争に巻き込まれやすいのも事実です。一番安いところで買う方法がわかるからです。

数を売りたいのか、利益を出したいのか、オリジナル性を高めたいのか、マーケティング戦略の方向性をもう一度見直しても良いような気がします。

特に数を売るだけにならないように注意することが大切だと思います。

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12年02月23日 09時09分00秒
Posted by: takeuchiconsult
建設的で生産性のない飲み会は不参加と宣言し、実行することができるかどうか?

通常、役職が上がるにつれ、いろんなお付き合いがあったり、部下や仲間との関係もあり、飲み会は減るどころか増える傾向にあります。飲み会自体が悪いと言っているのではなく、建設的で生産的な飲み会になっているかどうかということが心配です。

確かに飲み会はストレス発散の場になります。その場に居ることで、なぜかスッキリします。すべてを忘れて短時間にリフレッシュが可能です。

ところがその時はスッキリしても明日からまた仕事が待っています。仕事自体は何ら変化していないのなら、状況は変わっていないということになります。

例えばお昼のランチどうされていますか?私が以前勤めていた経営コンサルタント会社では、お昼のランチが凄く重要でした。まずは、どこかでご飯を食べます。その後必ず喫茶店へ行きます。決してコーヒーが飲みたいからではないです。ご飯を食べた後の12時40分から13時までの20分間、次の仕事の仕掛けについて案を出し合ったり、意見交換をしていました。

それも若手の時は、上司や先輩と一緒に話を聞かせてもらうためかなり勉強になります。勇気を出してその仕事の調査や雑用やらせて下さいと言った人から成長していく社風になっていました。

熱が入って来ると、13時までに会社に帰れないこともしばしば。会社の会議室よりも皆集中しています。理由は、お昼のコーヒータイムの20分間で答えを出したいからです。

上司や先輩から「飯に行くぞぉ!」と声がかかる時はご飯を食べに行くという意味ではないです。仕事の打ち合わせをするぞぉという暗黙の意味合いが込められています。当然、ノートか手帳を持ってランチに出かけます。

夜の飲み会も同じだと思います。
無駄なお金は使わない、参加者を見てから判断されても良いのでは・・・
あるいは飲み会の意図が何なのか確認してから参加しても良いかもしれません。

成功されている方は、すべての会合を自分がプラスになる場にされています。逆にプラスにならないような場には積極的に参加されません。

ダラダラと参加する。リフレッシュと言いながら、何ら仕事に変化がないのに参加する。これをどこかで勇気を持って変えない限り難しいかもしれません。

自分が成功するために参加する。何か一つでも吸収することができる場にしか顔を出さないというのも一つの生き方です。ただし、人間関係は上手に保って下さい。

飲み会やランチでストレスを発散させるだけでなく、情報収集の場と変えることができる人が成功に近づくような気がします。

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12年02月23日 06時07分00秒
Posted by: takeuchiconsult
先日、お気に入りのハイボールの缶チューハイを酒屋さんで購入しました。POPには158円とあります。市場最安値です。確認して買ったのですが、レジ会計時に支払ったお金が少ないのです。家に帰りレシートを確認すると、1缶148円になっていました。

1缶158円が148円ということは1缶当たり10円安く買えたことになります。飲んべえにとってはありがた~いことです。

しかし、店側にとってはどうでしょうか?1缶10円も安く販売していると利益が出ません。酒ディスカウンターや食品スーパーの酒類の利益率は10%前後言われています。そのような状況下で想定した価格よりも10円も安く販売していると利益は出なくなります。

実際、主婦は、清算後必ずレシートをチェックされています。チェックしていないのは正直言って従業員の方だけかも。

POPやプライスカードに表示されている価格とレジ登録の価格が一致しているか気になるところです。レジ登録の価格は、新商品を登録する時か、特売で売価変更する時しかチェックしないと思います。店内の全商品の価格チェックは行えないのが実情だと思います。

ところが間違いはないだろうと思うところに落とし穴があります。店側決めた価格ではない価格でレジ登録されているとどうなるでしょうか?ロスリーダーになるだけです。

解決策は、できれば毎日1コーナーずつ、開店前に商品をレジ通過させ確認することです。

売上を上げること、利益を出すことが難しくなっています。だからこそロスを発生させないためのチェック機能を強化すべきです。当たり前のように開店準備をしてお客様をお出迎えしているだけでは厳しいのではないでしょうか?

誰かが気付くまでそのまま。おそらく気付く力を持った人も少ないのではと思います。レジ担当者の方は、お客様に間違いのないように会計をすることに専念されています。利益やロスのことまで気が回っているでしょうか?

やはり、そのためにも朝礼をしっかりと行い同様のミスが発生しないように伝達・実践することが大切だと思います。

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12年02月23日 00時07分00秒
Posted by: takeuchiconsult
前職でセミナー勉強会の申請は、3か月前に行わないと通らないルールになっていましたので体に染み付いています。当時は、そのようなルールがない方がやりやすいのになぁと思ったりもしていましたが、後から考えると良いルールだと思います。すぐに何かをやろうと思ってもできる訳でもなく、やったとしても当たらないでしょう。

どれだけ前準備が出来ているかで販促企画は決まります。特に大手企業は、1年先の企画を会議で練り上げられます。それくらい時間をかけて企画を組まないと当たらないからでしょう。でも大手企業であっても、すべての企画が目標通りの行く訳ではないです。それくらい厳しい世界だと思います。

小規模の店だからとか、個人でやっているので販促企画のスケジュールはいらないということはないです。まずは年間のスケジュールを組むことです。いつから何をするのかを決めておくことが大切です。

良くないパターンは、売上が下がってきたからとか業界動向がおかしいから、何かしないといけないと思って慌ててやるパターンです。調子がおかしくなった時だけ、何かをやる。これで良いのでしょうか?

概ね1年の流れは決まっていると思います。季節に合わせて毎月何をするかも決まっていると思います。そうすると3ヶ月後のことを考えて、今しなければならないことも出てくるはずです。

大事なのは、体質を変えることです。先のことを考えて動けるようにすることです。スケジュールのない企画は当たる確率が低いです。

理想は年間スケジュールを組み、世の中の流れや業界動向に合わせて、企画を追加したり修正を加えるのが良いです。それと必ずデータ化してくことです。細かい数値はいりませんが、企画ごとに売上・客数・客単価、あるいは売れ筋商品の販売数などをチェックしておくことが大切です。

企画が当たらないとおっしゃる方ほど、スケジュールが組まれていません。売上が厳しいからとか、他店がやっているから実施したという方が多いです。今も大事ですが、3カ月先のことを考えて動くようにしないと、いつまで経っても企画が当たらない状況が続いてしまいます。

作業をしながら思い付きでやっていては、周りの方もたいへんです。机やテーブルに座って考える時間も取って下さい。机に座っている時間が無駄だとか、もったいないと思わないこと。それが元凶です。

ゆっくり考える時間を取る癖を作らないと、良い企画にならないと思います。

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12年02月22日 20時06分00秒
Posted by: takeuchiconsult
実際は売上に応じて仕入を起こしているはずですから、比例関係にあるはずです。しかし、商売をしていると請求書の金額がやはり気になります。使用量や客数を調べる前に、まず金額に目が行きます。

請求書の金額がいつもより多いということはキャッシュアウトするお金が多いということです。このキャッシュアウトするお金を上手にコントロールしないと、儲からなくなります。

請求書や支払いなどは経理任せになっていると、現実が見えてきません。経理担当者から報告があれば良いですが、何もなくいつも通りに支払いが行われていると気付かないということになります。

個人で商売をされている方は、常にチェックされていると思います。いつもより多ければ、冗談交じりに納品業者の方に愚痴を言ったり、情報を仕入れたりされるでしょう。

ところが組織化され、仕入や支払いなどを本部がするようになると、原価が見えなくなります。現場は良い商品を提供することで手一杯です。お客様からのクレームがないように必死で頑張っておられます。

しかし、管理職以上の方は、仕入の動向や原価について知っておくべきだと思います。少々売上が上がってもそれ以上に原価が上がっていれば利益は出ません。いつのタイミングで売価変更するのか、考えておく必要があります。

それと単品ごとに原価がどうなっているのかはなかなか見えないです。業者ごとの請求書の総額を見て初めて、今月は多いなぁ、何か値段の上がったものがあるのではとチェックし出します。

プロの担当者・責任者は、現場を見るだけでなく、この請求書の金額を毎月必ずチェックされます。原価が上がっているのなら、自店ではどう対処するのか、それを判断することが大切だからです。

原価や請求書が気になって初めてプロです。管理職です。売ることにばかり目が行っていると、思わぬ落とし穴に落ちるかもしれません。

月末は、経理担当者の横で、全請求書をチェックするくらいの姿勢が欲しいです。店を任されている方は、必ず請求書チェックして下さい。

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12年02月22日 16時51分00秒
Posted by: takeuchiconsult
どの店も棚に空きスペースはないです。定番商品で棚は埋まっています。ところが新商品はどんどん出ています。テレビCMでやっている商品ですら、並べたくても並べることができない状態です。

店としては定番比率が上がれば、オペレーションは楽です。決まったところに決まった商品を並べるだけで済みます。後は価格変更があった時だけプライスカードを変えればOKです!

しかし、これではお客様が飽きてしまいます。売場に変化性もなくなります。いつも同じは安全のようで、実は一番危険なことです。目新しさがどこかにないと楽しくないです。

新商品を並べるスペースがないから新商品を扱わなくなると、店の売上が落ちて行くでしょう。何とか新商品も陳列できるように工夫する必要があります。

新商品を入れる場合、まずカットする商品を決めないと、扱い商品数が増えるだけになります。これも注意が必要です。

実際には、売場の中でどこかテストマーケティングができる売場があっても良いのではと思います。例えば、エンドは特売商品だけでなく、テストマーケティング用の売場として活用しデータ分析されても良いのではと思います。

それもお客様にあえてわかるように、テストマーケティングを実施していることを知ってもらうような告知をすることです。あぁこの商品が今度出た商品なんだ!一度買ってみようを思わせる仕掛けが必要です。

期間を決めて販売数量をチェックし、目標数量を超えれば定番化を考えるといった感じです。

このような遊びの部分が売場にないと、お客様の買い物が楽しくなりません。利益を出すとか集客を図るという意味合いではなく、お客様に楽しんでもらう、一度購入していただくための提案売場が必要な気がします。

販売期間も決められたり、あるいは現状の販売数量なども告知されてみてはいかがでしょうか?

そうするとメーカーも力が入ります。様々な販促企画物を持って来てくれるでしょう。自店が周りの競合店と競う以上に、メーカーは他社との競争に勝とうと必死にやってくれると思います。

新商品を上手に活かす方法を考えることが大切なような気がします。棚にそっと隠れているだけでは商品が輝きません。新商品がどこよりもいつも早く入っている店というのは、新しい店に感じます。

どの店も完成度が高くなっているからこそ、新商品の扱いで差が出てくるような気がします。

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12年02月22日 12時05分00秒
Posted by: takeuchiconsult
どんなに危機的な状況になっても動いてくれない。状況を説明しても何も変わらない。結局自分で仕事を取って来るしかなく、トップ営業をされます。それに会社に戻っても話相手がいないと寂しいものです。

会社の現状を理解して動いてくれる人が一人でもいてくれたらなぁというのが本音だと思います。

会社がピンチでも今まで社長が何とかしてくれたので今度も大丈夫だろうと思われるとたいへんです。今回の不景気だけは過去のものとは全く違います。社員全員が必死になって仕事を取ってこないと乗り切ることは難しいのではと思います。

今までの危機的な状況というのは会社が危機的であったのではなく、ひょっとすると社長一人が危機的な状況だったのかもしれません。だから誰もどうして良いのかわからず、動くけません。

今でも忙しいのにこれ以上仕事が増えるのは無理ですという意見が出てきたり。何か新しいことをするのでれば、人を入れて欲しいという意見が出て来る場合があります。そうすると、社長はがっくりします。

業績の低迷よりも社員の意識や意欲の欠如の方がつらいです。同じ方向を向いて頑張ってくれている社員がいるならエンジンもかかりますが、そうでないとモチベーションが保てません。

なぜこうなったのか?自問自答する毎日が続きます。
皆が一歩前に出る気持ちを持ってくれれば会社は変わるのになぁと思ってしまいます。

自分で仕事を創るという意識を持った社員を育てないと、いつまで経っても社長頼みになってしまいます。でもこれを解消するのが一番難しいです。

誰か一人でも社長と一緒になって会社を変えようと努力してくれる人が出て来ると助かるのですが・・・

中小企業では売上や業績も大事ですが、それ以上に自分と一緒になって頑張ってくれる仲間づくりが大切だと思います。同じ気持ちを持った社員がいれば、業績が悪くても乗り切ることは可能です。

会社は社長一人のものではなく、従業員全員の大切な器であることを常に教える必要があると思います。

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12年02月22日 09時04分00秒
Posted by: takeuchiconsult
社長の代わりになるくらいの方を引っ張ってきたのなら、すぐに会社の業績に変化があるかもしれません。役員クラス以上であれば大いに可能性があると思います。

しかし、優秀だと思って採用された社員の方がすぐに結果を出すかどうかはわかりません。最初から期待が大き過ぎると本人もプレッシャーになります。特に異業種から来られた方に期待するのは酷です。まず仕事を覚えることが先になります。

この人ならと思って社長が引っ張ってこられます。でも実際には、仕事を一から覚えることが先で、結果は早くて半年から1年後です。何とか今の窮状を脱したいという思いから採用・抜擢されたのだと思いますが、焦るとあまり良くないことが起こります。

どんなに優秀な方でも会社に慣れること、仕事を覚える期間が必要です。前職と同じ業種であっても個々の会社のやり方があります。それに社風に慣れたり、人とコミュニケーションを取るのに時間がかかります。本音で意見をぶつけ合えるようになるまでの時間が欲しいです。

優秀な方ほど、入社してすぐに自分のやり方で仕事をしようとされません。もっと好きにやって欲しいとか、頑張って欲しいなあと思うくらいです。でもその方はご存知なのだと思います。過去の自分のやり方を新しい会社でやったとしてもいつか壁にぶち当たると思っておられるからです。

じっくり新しい会社のやり方、強み、弱点を自分なりに分析して、社内でどのように自分の考え方を具現化するのが良いのか考えておられます。他の社員の方を傷付けないように、波風を立てずに上手に改善・改革を進めるチャンスをうかがっておられます。

社長が自分の右腕だと思って連れて来られたのなら、1カ月後に現状分析のレポートを提出してもらうのが良いです。その方の考え方が一番よく分かります。

そのレポートの内容を見られて、どのように進めるのが良いのかご本人と打ち合わせされてはと思います。

すぐに会社をドラスティックに変えたいというのはわかりますが、そのやり方で成功されたところは少ないようです。何でも時間が必要です。長くても良くないですし、短くてもダメです。

期間を定めて、一気にダッシュというのが良いです。
現状分析をしっかりと行い、半年後からスタートというのはどうでしょうか?
それくらいの余裕がないと、いくら優秀な人を入れられても潰れてしまいます。

優秀な方ほど、工程表を作られて、進めるのが良いような気がします。

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12年02月22日 06時04分00秒
Posted by: takeuchiconsult
ところが素晴らしい教育制度が整っている訳ではないです。教育費にお金をかけているということでもないようです。

人を育てている会社というのは、教えるのではなく自主的に学ぼうとする社風が出来上がっています。

何が根本的に違うかと言いますと、自分で仕事を創ることができるということです。自分で目標設定を行い、自分なりのキャリアプランを持っておられますので、自分で仕事を創る努力をされます。

当たり前のことなのですが、これがなかなかできません。教えなくても自分から教えて下さいと先輩や上司のところへ行くようになれば一人前ですが、そこまで行きません。待ちの姿勢で会社や上司が教えてくれるだろうと思っていると成長は止まります。

人を育てるということは本当に難しいことです。でも成長しようと思えば人を育てない限り無理です。それと特効薬はないです。会社として教育に関してどのように考えているのか、何をしているのかが社員に見えていないと上手く行かないと思います。

ではどうすれば良いのか?
まずは教え好きの会社になることです。上司・先輩が部下・後輩に対して、常に教えるということを習慣にします。何か気になることがあれば、デスクの横で仕事の状況を見てあげること、チェックしてあげることが大切です。

それともう一つは自分で考えて仕事をする癖付けをすることです。何でも良いので、自分で考えて企画を持って来るようにすることが大事です。

内容や出来が悪くても必ず見てあげること。それとどこが悪いのか丁寧に教えてあげることです。ダメ出しするだけでは人は育ちません。そこでゆっくりと話をしたり、アドバイスする時間を取って下さい。

企画の考え方や作り方など、どうすれば上手くできるのか、それをいつも教えてあげて下さい。そうすることで何が良いかと言いますと、自分は常に見守られているという感覚が生まれます。会社や上司が見てくれているんだと思うと安心して仕事に打ち込めます。

また、上司との会話の時間が長いことも伸びる会社の特徴です。それだけ上司の方が、部下の面倒を見ているからだと思います。

結局、社内で会話が多い会社は、人を育てることが上手なようです。常に仕事を見てあげるという姿勢が社員全員にあれば、もっと会社は成長するのではないでしょうか?

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12年02月22日 00時03分00秒
Posted by: takeuchiconsult
皆苦戦されています。地域活性化という看板を挙げても上手く行かないようです。地元が勢いづいただけでは、事業にならないからだと思います。

大事なのは、どこからどのような人を呼ぶのかイメージできているかです。地元が盛り上がってもしようがないです。外からお客様を呼ぶ作業が必要です。

商売では人を呼ぶことが一番難しいと言われます。どんな立派な店を作ってもお客様が来てくれないことには話になりません。良い店を作ると同時に、お客様を集客するための方法論を考えないといけません。

Webを活用して地域活性化を考えておられる方もいると思いますが、地元の情報を流すことは今の時代簡単にできます。しかし、その情報を見て、地元に足を延ばしてくれないと意味がないです。一部の商店がWebを活用してネット通販で成功しても町が潤う訳でないです。

町を盛り上げるためのネタは知恵を絞れば色々出て来ると思います。どんどん良いものを作ることが可能です。それ以上に、わざわざ足を延ばして来てくれる仕掛けづくりが大切です。どんな町なのか、何をしている町なのかという以上に、集客が難しいと思います。

町づくりよりも客導線を引くことが大きな課題になっています。常時、お客様がある程度来てくれる状態にすることです。

そうすると、外への営業が必要になってきます。いろんな伝手を使って、都心部から人を呼んで来ることです。

もうそうなると、まるで旅行会社のようです。自分たちで企画して、自分たちでお客様を呼んで来る。手の空いている人は、営業周りをする。

おそらくこの営業力の差が、地域活性化の度合いに大きく影響するような気がします。地域活性化と言って、地元で力を合わせて町を蘇らせても営業が弱いと事業になりません。外から人を呼んで来て、お金を使っていただかないと、本当の意味での地域活性化になっていません。

良い街づくりができていないから、良い商品・サービスが出来ていないからではなく、お客様が来ないから苦戦されていると思います。

地域活性化を考えるなら営業戦略に力を入れる必要がありそうです。

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12年02月21日 18時03分17秒
Posted by: takeuchiconsult
どの企業・店も我慢比べ。原価は高騰しているのに、価格に反映されません。どこまで続くのか・・・

消費者の立場としては、一部報道があるように原価が少しずつ上がっているんだぁというイメージはありますが、実際食品スーパーなどへ行っても以前と同じ価格だったりします。まだまだ実感がないというのが現実だと思います。

それともう一つ怖い現象が起こっています。定番商品になると価格が安くなるまでお客様は待たれます。安くなった時にまとめ買いをされます。

だから価格に対して凄く敏感です。賢い買い方をするのが当たり前になり、店側もたいへんです。

米なども仕入価格がかなり上がっていると聞きます。ところが大手食品ス-パーなどでは値上げをされていません。おそらくこの仕入価格の高騰を消費者は知らないと思います。

我慢比べのような状況になっていて、いつどこが値段を上げるか、それが気になるところです。やはり日本で大手企業が基準です。大手が価格を上げると、それに準じて皆対応されます。

原価が上がれば、売価も必然的に上げるというのが普通でしたが、今は原価が上がっても売価に反映せず、企業が吸収です。先に上げると他店にお客様が逃げてしまうので上げることができないといった感じ。非常に厳しいところだと思います。

価格変更は、できれば一番後からにしたいです。早く変更すればするほど売上に影響しそうです。

需給状況で価格が決まるのではなく、お客様が買っても良い思う価格に合わせることができるかどうかという企業努力が大事になっているような気がします。

消費者にとっては良いことなのですが、企業や店はますますたいへんになって来ると思います。今は価格が商品決定の第一要因です。品揃え以上に、価格をいくらにするのか、それが売上に大きく影響しそうな予感がします。

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12年02月21日 16時50分00秒
Posted by: takeuchiconsult
給料の話が一番気になることころです。社員の方が給料を上げて欲しいと行ってきたら、危険信号です。不平不満が貯まっているシグナルだと感じた方が良いと思います。

普通はなかなか会社に向かって給料を上げて欲しいと言えません。それを言いに来るということは、かなり切迫した状態なんだと思います。本人も真剣に自分の人生や生活のことを考えておられるのでしょう。

でも上げてやりたいと思っても今の経営状態では上げることができない。何年も給料アップを行っていないとなると人材が他所へ行ってしまいます。給料のことを言ってくるということは腹をくくっておられるかもしれません。

このことは中小企業では切実な問題です。どこも同じような問題を抱えておられます。一見上手くやっておられるように見えますが、給料を何年も上げていないんです、どうすれば良いですかと相談があります。

社員全員、一律給料を上げると負担が大きくなります。また一部の人だけ上げると公平性が保たれません。それに言って来た人だけ上げるというのもおかしいです。

給料の問題が発生した時は、経営をできる限りガラス張りにし、理解してもらうことです。その上で、目標数値を設定し、それをクリアした場合は、一時金や報奨金として皆に還元するという仕組みを作ることです。

会社として利益が上がらない限り、給料アップはできません。過去に素晴らしい功績を残していたとしても業績が低迷している時に人件費アップすると、さらに厳しくなるだけです。

給料アップを言ってくると言う人は、かなり意識の高い方です。そのような方には、会社の現状を伝え、少しでも業績アップにつながるように努力してもらうことが大切です。その上で、業績がアップした場合はどのように考えているのかをしっかりと伝えるべきです。

逆に、このように言って来る人がいるということはチャンスです。何も言い出せず、現状に甘んじている社員ばかりでは改善・改革は難しいです。自分たちの手で業績を上げて、会社からお金を持って帰って欲しいです。

給料の問題が出てきたらチャンスと捉え、しっかりと意思疎通を行い、現状を知ってもらい、そこから再スタートされてはいかがでしょうか?

問題の出てこない会社ほど問題有りなのですから・・・

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12年02月21日 12時49分00秒
Posted by: takeuchiconsult
★今現在凄く忙しいのに、これ以上何かすることは無理です!
★指示待ち状態というよりも、指示が来るのが嫌だ!なるべく来ないことを祈っている。
★会社の業績アップになることを何かしなさいと言われても困ります。

このような社員が多くなると、本当に会社は危険信号です。企業の再生においても社員の方の意識がどうなのかをいつも見させていただいています。やる気が見えない、仕事が増えるのを嫌うといった体質が染みついていると、なかなか抜け出せないです。

外部環境の大きな変化や業界動向の変化で業績が悪化したのではなく、社員の意識やモチベーションが下がったために窮状を招いているような気がします。

会議・ミーティングをしても否定的な意見ばかり。アドバイスや意見を素直に受け入れようという姿勢がないです。外部からのアドバイスを嫌うのならば、別の案を出し進めれば良いのですが、そうすると責任が発生するので絶対に自分の口からは言い出さない。

もうこのような状態になると会社としてのスキームを組み、それを進めるしかないです。皆の意見を汲み上げながら上手に進めようと思っても難しいでしょう。

しかし、なぜこのような社員が生まれてきたのか、根本原因を見つけないといつまで経っても状況は変わらないことになります。

社員教育とは、何かを教えることではなく、自ら課題を見つけてチャレンジする環境を作ることだと思います。社会人になって人から教えられて覚えるということは少ないと思います。自分の気持ちを切り替えて、何でもチャレンジしてスキルアップしようという姿勢が大事です。

また社員の一員であるならば、会社のために貢献しようという気持ちが少しでも欲しいです。その意識がない限り会社は良くならないのではと思います。

忙しくても会社がピンチなら社員が動かないと状況は変わらないです。このことを理解してもらうのに苦戦しています。

これから危ないと思われる会社は、業界動向や現状の経営数値ではなく、社員の意識の低いところだと思います。

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