2012年 1月の記事一覧

12年01月18日 00時52分00秒
Posted by: takeuchiconsult
社長はいつも「自分の店だと思って頑張って欲しい」と檄を飛ばされます。本当に自分の店だと思っていろんな対策を打って、数字を上げて欲しいと思っておられます。

このことを店長さんはどこまで理解されているのでしょうか?

店長ということは店を任されているということです。店を潰さないように、いろんなことを考えながら数字を上げていかないといけません。それもお金をかけずに地道に少しずつ上げて行くことが大切です。

絶対に店を潰すことはできないんだ!店の従業員やスタッフの生活もかかっているので、雇用を守らないといけない。そのためには、自分が先頭に立ってやるしかないんだ!と気持ちを切らさずに、毎日一所懸命に頑張る姿勢が必要です。

ただ日々の営業を行い、問題なく終わっていればそれで由と言うのでは心配です。もっと向上心を持って業務に当たっていただかないと、外部環境の変化などに付いて行けなくなると思います。

どうすれば社長の言葉がわかるようになるのでしょうか?
それは、自分の店だと思うだけでなく、いずれ自分で店を持とうという夢を持つことです。小さくても良いです。今のお店とは違った業態であっても良いです。自分の店を絶対に持つんだ!という気持ちが大切です。

自分の店を持ってみないとわからないことがたくさんあります。あの時、社長が言っていたのはこういうことだったのかということが日々わかってきます。

自分が経営者にならないと本当のつらさや厳しさがわかりません。それがわかった時、業績が伸び始めます。なるべく苦労はさせたくない。早い内に気付いて欲しいと社長は思われています。作業で終わらせずに、自分の人生勉強だと思って仕事をしているかどうかです。

もし今の店が、自分の店だったとしたらどうされますか?
現状には満足せず、常に何か新しいことにチャレンジしたり、情報収集しながらブラッシュアップを図ると思います。何もせずに止まってしまうと、売上は落ちる一方になります。

経営者は、毎日毎日、危機感でいっぱいです。今日も何も起こらなくて良かったではなく、今日は何か新しい発見と新しいことへのチャレンジが出来ていなかったのではと不安になるものです。

その不安が経営を安定化させ、伸ばして行く要因になります。

「今、何か不安なことはないですか?」と店長にお聞きして、
「別に何もないです。順調です。」という返事をいただくことが、一番不安になります。

経営者発想をしたり、自分の店を持とうという夢を持った店長でないと店の運営は難しいのではと思います。

【最新情報はこちらから】経営コンサルタントは武内コンサルティング
12年01月17日 20時51分00秒
Posted by: takeuchiconsult
価格や品質以外のところに繁盛店づくりのコツがあるとよく言われます。そのような競争軸を持つことが大切だと言われます。繁盛店には物語やストーリーがあります。それを意識的に作って行っても良いのではないでしょうか?

急に物語を作ろうと思っても無理があると思います。何からどうすれば良いか迷います。試しに、従業員の方に自分の店について3分間話してもらってみて下さい。どんな内容の話が出て来るでしょうか?

商品やサービスのことは語れてもお店のストーリーを話すのは難しいものです。
しかし、物語が見つからなければ、社長のことを語ろう!
なぜ自分で店をやろうと思ったのか、そのきっかけは?
それが物語を作る一つのコツです。

自分のことを話すのは恥ずかしいものです。しかし、物語は社長の原体験の中にあります。それもだいたいは大きな過去の失敗があるはずです。それを前向きに捉えて、話されてみてはいかがでしょうか?

モノが溢れている現代では、欲しいものがなくなっています。昔のように家や車を持つこと、大型テレビが欲しいということがなくなっています。

ところが、心の中の充足感に飢えているそうです。社内における小さな達成感や人の記憶に残る何かをすることを望んでおられます。

そのためにはまず、皆が参加できる物語作りをまず始めることです。店として、何をやりたいのか、どのようなことに取り組んで行くのか、売上や利益といった経営数値以外の部分で追及して行く目的やビジョンが必要です。

それを従業員の方々と一緒に体感できること。日々確認できることが大事です。そうやって従業員の方に満足感が生まれて来ると今度はお客様に波及します。お客様も参加したいとか、同じ考えだと共感してくれるようになると、物語が進行し出します。

何のために今の商売を始めたのか、やっているのか?それを社長が語るべきだと思います。そこに物語作りのヒントが隠れています。

小さな達成感を得られるビジョン。人の記憶に残る何かをすることができる仕事。それを従業員に与えることが店の役割のような気もします。

価格や品質以外と言った競争軸で戦わないためには、商売の原点を見直し、言葉にして共感・共鳴してもらえる物語が大切なようです。

モノに対する夢から心の充足感を満たす戦略が今後大事になってきそうな気がします。

【最新情報はこちらから】経営コンサルタントは武内コンサルティング
12年01月17日 17時51分00秒
Posted by: takeuchiconsult
そのような店は本物かも?
ブーム乗って店を出す方はたくさんおられます。しかし、そのブームを乗り越えて生き残っていけるかどうかです。

いつも質問されます。「どんな店が今流行りですか?」「どんな店を作れば安心ですか?」と・・・

ブームに乗って店を出すのも一つの手です。ただし、投資したお金を回収することが大事です。店を出すのは簡単ですが、回収しないと意味がないです。目標回収期間をしっかりと決められて営業されることが望ましいと思います。

焼肉店やイタリアン、ジンギスカンにホルモン居酒屋などなど、飲食業の業界は常にブームがやってきます。目移りするくらいです。いろんな店をやってみたいという意欲も湧いてきます。

皆さん、「俺がやったらもっと上手くやるのになぁ」とか「俺が参入してマーケットをもっと大きくしてやる」と最初は意気込んでおられます。ところが市場が飽和状態になってくると、そう簡単に売上や利益は出なくなります。

他店との差別化や自店独自のオリジナル性を研究しながら、原価を下げるための工夫や提供方法の見直しなどを行う必要があります。似たようなお店が出店ラッシュして来た時には厳しい状況が続きますが、そこから徐々にお客様に選別されます。支持される店、支持されない店が出てきて淘汰されて行きます。

この時、淘汰されずにお客様に何とか支持されるようになると後はチャンスです。ブームの時に一挙に店舗展開をするという手もありますが、店の完成度が上がっていない時に展開するのはリスクを伴います。

運よく生き残ったなら、何らかの要素をお客様が支持してくれた証です。その要素が何なのかを分析をし、さらにブラッシュアップして展開するとヒットする可能性があります。

ただし、ブームが去った後ということであれば、市場は以前よりも縮小していることを理解すべきです。店の特徴を明確化し、オリジナル性を追求する必要があります。

ブームが続いている時は、市場の動向を見ながら我慢。その間に売上を伸ばすコツと、利益を出すコツを研究すること。ブームが去って、周りが店を閉めるようになったら即展開。

ブームは波に乗るという意味もありますが、もう一つは研究期間と考えることもできます。

ブームが去っても生き残っている、お客様がいっぱいのお店に魅力を感じます。本物の店かどうかは、ブームが去ってみないとわからないものなのかもしれません。

【最新情報はこちらから】経営コンサルタントは武内コンサルティング
12年01月17日 15時50分00秒
Posted by: takeuchiconsult
売上の大小ではなく、負債の大小が今後一番大事になって来るのではと思います。どんなに売上が高くても負債の額が大きければ、返済や金利負担が大きくなります。必然的に経営は安定しません。想定した売上が達成されている時は良いですが、少しでも狂い出すとたいへんです。

売上や利益の額よりも負債の額の方が気になります。おそらく過去の過大な投資が負債となっているのだと思います。中小企業の場合は実際に決算書を見ることができないため、経営内容というのはわからないです。

売上については業界情報から入ってきますが、過去の投資額や現在の負債の総額などはわかりません。売上が順調そうに見えても内実は返済で苦しんでおられるかもしれません。

正直、過去に作成された経営計画書などを見せていただきますと、計画通りに行っている企業を見たことがないです。計画通りに遂行させるために途中で再投資を繰り返しておられます。

返済に余裕があるから投資をするのではなく、今の売上を維持向上させるための再投資です。これが一番危険です。その時は良いかもしれませんが、何年か先、あるいは10年以上経ってからボディブローように効いて来ます。

もう売上が一番だからと言って安心できない時代です。利益に見合う投資や借入なら良いですが、もしそれを超えているとするといつか破綻する可能性があります。

マスコミで取り上げられている企業であっても同じです。見た目はよく見えても実態はわからないです。

これからの時代は無茶な投資はしない、借入の額を極力少なくすることが大事です。理由は、外部環境の変化が大きいのと、どの業界も市場が縮小しているからです。

過去の過大な投資で苦しんでいる企業がどんどん増えています。今派手にマスコミを賑わせている企業であっても経営状態が改善されているかどうかは別問題です。少々の売上の伸びでは、想定した投資回収ができないからです。

売上が伸びていないので投資をして補おうとすると悪循環に陥ります。投資をする前に、今の経営状態を改善・改革することの方が先だと思います。負債の圧縮が今後企業にとって一番大事な経営課題になって来るのではと思います。

【最新情報はこちらから】経営コンサルタントは武内コンサルティング
12年01月17日 12時49分00秒
Posted by: takeuchiconsult
人が足らない、欲しいという声が現場から上がってきた場合、どうされますでしょうか?

希望通りにしていると売上は上がっても利益が出なくなります。店は回っているようでも利益が出ていますでしょうか?

まず人が足らないという基準や根拠はどこから出て来ているのでしょうか?
現場が忙しくて回っていない、お客様に迷惑がかかるくらい人が足りていないということでしょうか?

それを数値で表して欲しいです。それが経営です。現象面だけで対策を打っていると根本的な解決策になりません。

特に飲食業では売上高よりも人時売上高が大事です。会社として、店ごとに業態ごとにこの目標人時売上高を設定することが大事です。

飲食業の業界平均で行くと、人時売上高はおそらく3000円~3500円くらい。高いところで4000円くらいでしょう。

人時売上高とは、一人1時間当たりの売上高です。
人時売上高=売上高÷総労働時間(店長はじめ全スタッフの1日の労働時間)

例えば、ある日の目標人時売上高が3000円で1日の目標売上高が15万円とすると、
15万円(目標売上高)÷3000円(目標人時売上高)=50時間(総労働時間)
となります。

ということはシフトを組む時に、この日は売上目標の15万円が達成できたとしても総労働時間が50時間以内になっていないと利益が出ていないということになります。

しかし、最初から50時間で設定すると、雨の日やいろんな状況変化で、お客様がお越しになりづらいことが起こって目標売上高の達成が難しくなる可能性があります。

そのために、あらかじめ算出から出てきた総労働時間の80~90%くらいの時間に抑えてシフトを組みます。上記の例で行きますと、
50時間×80%=40時間、あるいは50時間×90%=45時間となります。

少なめの総労働時間でシフトを組むと、1カ月後、締めてみると利益が出るようになります。逆に、このように数値から逆算してシフトを組んでいない店は、総労働時間が多くなり人件費が増える傾向になります。

店舗の管理で大事なのは、原価率と人件費です。その人件費を現象面で判断し、人を入れていると最終的には利益が出なくなるということです。

根拠となる数値から足らない人数を出すのではなく、時間帯ごとに足らない労働時間を出すことがコツです。

人時売上高の考え方を理解してもらい、徹底的に教育することが利益化への近道となります。数字で物事を考えることが、飲食店であっても一番なことです。

【最新情報はこちらから】経営コンサルタントは武内コンサルティング
12年01月17日 09時48分00秒
Posted by: takeuchiconsult
売場面積一番、品揃え一番が競合対策にはなっても利益につながりづらくなっているようです。大手はどこまでこの戦略を続けるつもりなのでしょうか?

売場面積一番の店になることが集客効果があり、売上が伸び、利益につながるという想定です。大きい店、広い店が有利と考え、この戦略を取っているようです。しかし、百貨店などでは売上が低迷し続けています。売場面積や品揃えの問題ではなく、別のところに問題や課題があるように思います。

例えば、売上は達成できても効率が悪く利益が出にくくなっています。隙間マーケットのマニア商品はネットに取られています。死に筋商品まで店にわざわざ置く必要がなくなっています。

昔は、日本一の売場面積の店、商圏内一の売場面積の店、業界一の売場面積の店に魅力を感じ、足を運んでいました。ところがどこでも商品を購入することができるようになり、売場面積一番店の強みが薄れています。

大型化することのメリットが薄れて来ると、利益が出なくなります。それに大型店を作るための大きな投資がかかっています。利益が出なくなれば投資回収は難しくなります。

この投資計画も大型化することによるメリットを想定してのものだと思います。店舗改装の賞味期限は長くて3年です。3年後はまた新たな対策や投資が必要です。

店舗の大型化が悲劇を生まなければ良いですが・・・

そのような状況下において、大型化する以外の対策を考えないといけないように思います。それを見つけない限りで出口が見えないのでは?

マーケティング上、一番店戦略とは商圏内一番の売場面積の店を作り、あらゆるメリットを享受することが目的でした。しかし、店舗面積一番店が必ずしも利益が出るとは限りない時代になっています。一番店を作ることが非効率になるかもしれません。

一番店の意味合いも変わって来ていると思いますし、変えないといけないのではと思います。

規模を追求した戦略が通じなくなっています。規模以外の戦略を見つけることが今後大切なような気がします。

【最新情報はこちらから】経営コンサルタントは武内コンサルティング
12年01月17日 06時47分00秒
Posted by: takeuchiconsult
需要が飽和に近付いた状況でお客様を感動させることは難しくなったと言われます。少なくとも損したと思わせない店になることが最低条件のようです。店を利用して、失敗したと思うのがお客様にとって一番嫌なことらしいです。

利用回数が減っているので絶対に失敗はしたくない。店側としては、常に選ばれる店にしないと売上が立たなくなっています。

そうすると店側もお客様が得するようなものよりも損をさせない対策が必要かもしれません。

今までは、お客様の満足度は、支払った価格に対する価値で評価されていました。以下のような方程式になります。

満足度=価値÷価格

価格が高くてもそれ以上に価値が高ければ満足度は上がるだろうという評価です。ところが、損をしたくないと思っているお客様が増えて来たということは、この方程式の「価格」の部分は、お客様ごとに支払っても良いと思っている価格があるということです。いくら価値を上げたといっても支持されない可能性があります。

損をしないということは、想定した価格の範囲内で、価値も自分が考えている価値範囲内であることが条件となります。その双方を満たさないと満足されないということになります。

そうすると、損をさせない対策とはどのようなものがあるでしょうか?
常に、期待を超えている商品・サービスを提供している。
ハズレの商品が一つもない。
お客様の懐具合で十分楽しめることができる。

それ以上に、
店が良いと思っているものでも無理に押しつけ提案しない。
もう一品売るよりも一品ずつ丁寧に説明しながら満足度を上げる。
無理にお客様の数を増やしたり、回転率を上げるよりも1組ずつゆっくりと楽しんでいただくことを心掛ける。
どんなお客様に同じように丁寧な接客サービスを行い、がっかりさせない。
といったことが大事になってくると思います。

お客様に得してもらえば、また来てもらえる。口コミで広がって行くという期待感があったと思います。

ところがお客様の心理は変化しています。得したからまた来ようというのではなく、損をしなかったからまた利用してみようというふうに変わっています。その微妙な変化に気付いて、店づくりをすることが大切なような気がします。

【最新情報はこちらから】経営コンサルタントは武内コンサルティング
12年01月17日 00時46分00秒
Posted by: takeuchiconsult
業界平均の会社は、優秀な会社から一番危険な会社へ評価が変わっているように思います。今までは、業界平均を目標にして頑張ってこられた会社が多いと思います。業界平均を達成すると、なんとなく合格点。

ところが今一番危険なのは、業界平均の会社です。理由は特徴がないからです。今まで日本の企業では、業界平均をどうやって達成するかに目標を設定してきました。一つでも業界を下回るようなものがあるとそれをクリアしようとします。

でもこれではいつまで経っても業界平均を超える特徴のあるビジネスにはなりません。

例えば原価率で考えてみますと、業界平均より下回っていれば優秀な企業でしょうか?意図的に戦略的にあえて業界平均を上回る数値で圧倒的な集客を図るという方法もあるはずです。

人件費についても同業他社よりも高給与を実現し、優秀な人材を確保するというやり方もあります。

業界平均にとらわれていると、大きな戦略を組めなくなる恐れがあります。歪なところにこそ魅力を感じます。なぜそうなっているのか知りたくなるような特徴がありますでしょうか?

まとまった業界平均の会社から徐々に利益が出なくなるとも言われています。何か特徴を出すというのではなく、業界平均を超えようと努力されて来ているため、逸脱した戦略が取れないからです。

業界平均と言うのはあくまで一つの目安です。すべての面でこの業界平均を超えていないといけないということではないです。また今後生き残って行ける条件でもないです。

これから大事なのは特徴のある会社、魅力のある会社づくりです。学校の通知簿のように高得点を取るのではなく、他社が真似できないオンリーワンをいくつ持つかのように思います。

会社の評価は、もう業界数値との比較からは出てこないと思います。数値の裏に戦略的な匂いがあるかどうか?それを外部の第三者の方から見ても知りたいと思うようなものであるかどうか?

これからは、業界数値を下回ったために衰退するのではなく、特徴のない会社から衰退して行くように思います。

【最新情報はこちらから】経営コンサルタントは武内コンサルティング
12年01月16日 20時46分00秒
Posted by: takeuchiconsult
店舗数が増えてくるとオーナー一人では目が届かなくなり、本部を作られます。しかし、安易に本部を作ると利益が出なくなります。本部費の負担が大きくなるからです。
 
この本部費の負担を別のものでカバーしないといけません。それを想定して対策が打てているかどうかが大事です。でもなかなかそこまで考えて本部を作られてはいないようです。

本部費の負担が発生してくるなら、原価率を下げるとか店舗経費を下げる、あるいは売上を伸ばす施策が必要です。本部が出来たと同時に新しい仕組みづくりが必要となってきます。

それと単店ごとの集合体ではなく、組織的な運営が大事です。各店長もそのことを理解し、会社として組織としてどうあるべきか、どう動くべきかを考えないといけません。

店長会議なども各店の報告だけでは、弱いです。会社全体としてどうやって利益を出すのか、どうやってモチベーションを上げるのか、本部の機能を有効活用するにはどうしたら良いのかを議論しないと意味がないです。

例えば、エリアごとに店舗を分け、忙しい日は数店舗にサポート可能なパートさん・アルバイトさんを作ることです。優秀な方は、毎日本部に電話を入れ、欠員が出ている店や忙しい店に入ってもらいます。そうすると、人件費を削減することができたり、売り逃しをすることがなくなります。また、そのような複数の店舗に入れるスタッフの時給が上がるような評価システムも必要となってきます。

また本部の仕事で大事なのは食材の仕入です。いかに安く仕入れるか、それにかかっています。情報収集を行ったり、新しいルートを作ったりと常に研究が必要です。

販促企画の立案・サポートも本部の大きな役割です。年間の販促計画組んだり、売上が低迷している時の打開策のための企画などを各店にする指示する必要があります。

それと採用・募集も本部の仕事です。どのような面接を行い、どのようなトレーニングを実施し人材化するのか、それを作り上げないといけません。

つまり、飲食業では、食と人をどうやって作って行くかです。それをサポートするのが本部の役割です。本部が出来たと同時に、原価率が下がったり、営業利益が上がるのが理想です。また、店舗ではできないことを本部が代わって行うことも大事です。

本部の負担が大きくなり利益が出なくなると、本部を作った意味がなくなってしまいます。

本部は現場以上に頭を使う仕事です。利益ねん出のためにありとあらゆる対策を考えないといけません。本部が強い企業、本部が機能している企業は、利益が出ています。

本部を作られるのなら、利益を出すことを目的とされるのが良いのではと思います。

【最新情報はこちらから】経営コンサルタントは武内コンサルティング
12年01月16日 17時45分00秒
Posted by: takeuchiconsult
チャラ系の人は嫌。
派手なお客様はお断り。
これでは商売になりません。どのようなお客様を想定されているのでしょうか?

自分の好みのお客様だけに来て欲しいというのは少し無理があると思います。繁盛店を作られた後に予約客などで絞って行くという方法があるかと思いますが、最初からお客様を絞ると売上が立ちません。

やはり理想は、全顧客対応、どんなお客様にも対応できるくらいが良いです。好みの激しい方が商売をするとあまりうまくいかないという話をよく聞きます。お客様をより好みする余裕がないのに、我が儘を言っていると売上につながらないからでしょう。

お店の接客においても様々な年代のスタッフを配置した方が良い場合があります。いろんなお客様に対応できるとそれだけ売上を上げる可能性が高まります。

業種・業態にもよりますが、若いスタッフだけで回していると、同年齢の方しか入らず、世代を超えた利用が難しくなることがあります。そのようなことも極力、店長は理解されていた方が良いと思います。

できるだけ最初は、お客様を選ばない。このことを心掛けることが大切だとも言われます。お客様を選ぶようになると、スタッフも選ぶようになります。優秀なスタッフがいても自分の好みで判断していると良い店にはなりません。

リーダー的な立場の仕事をされる方は、自分の好みを前面に出さない。あるいは人に対する好き嫌いがない方が適しています。

どのようなお客様がお越しになられても、どんなスタッフが入店しても対応できる力が店長の本当の力かもしれません。

売上を作って行くなら、意識して好き嫌いをなくして行くことも大きな課題になってきます。人間的に大きくならないと、数字は付いてこないということなのかも・・・

優秀な店長ほど、どんなお客様が来られても気にならないようです。好みを言っている段階では、自分がまだまだ未熟なのではと反省されます。

店長が苦手なお客様を作らないこと。それも繁盛するための条件の一つのようです。

【最新情報はこちらから】経営コンサルタントは武内コンサルティング
12年01月16日 15時44分00秒
Posted by: takeuchiconsult
新規ビジネスについての相談が多いのも事実です。「今どのような事業・店が流行るでしょうか?」という内容です。

しかし、相談される方の事情はまちまちです。今の事業は安泰なのですが、将来のために何か新規ビジネスを始めたい。あるいは、今の事業の将来がないと判断されているために新しいことを始めたい。それと深刻なのが、今赤字なのでその赤字を補うために新規ビジネスを立ち上げカバーしたいという相談です。

でも始めることよりも止めることの方が難しいです。だから、現業を終うことができた方は新しいビジネスも成功される確率が高いと思います。

逆に、今赤字経営で何か新しいことをしてその赤字を補なおうと思っておられる方がほとんどです。今の事業を活性化したり、始末出来ていない状況で新しいことに着手することは危険だと思います。ひょっとすると赤字が累積する可能性があります。

だから何か新しいビジネスを始めたいのですがという相談案件につきましては、現在の事業をどうするのか、それをはっきりされた方が良いと思います。

そうしないと当たりが出るまで、資金の余裕がある限りどんどん新しいビジネスを立ち上げるということになります。そんなに新規ビジネスが成功するものでしょうか?

正直、今なさっておられる事業よりも難しいかもしれません。そうでないと皆が参入してくると思います。他社と差別化しオリジナル性を出そうと思えば、かなりの努力が必要です。

その一つの条件が撤退が上手であることです。ビジネスで一番難しいのは撤退です。撤退することによって様々なことを学びます。それを糧にまた成長すると言われます。

また撤退判断も大切です。赤字が累積しないようにどのような状態になったら即撤退するのか自分の中で決めておくことが大事です。

新規ビジネスが魅力的に感じるのはわかりますが、ハードルが高いのも確かです。それにあえて挑戦しようというならば、かなりの決断が必要です。

新規ビジネスというのは、今の事業を軌道に乗せるか、あるいは整理できた人が成功するような気がします。

【最新情報はこちらから】経営コンサルタントは武内コンサルティング
12年01月16日 12時40分00秒
Posted by: takeuchiconsult
社長の朝令暮改は当たり前。
逆に、新しい店をやってみようというパワーのある方は社内におられるでしょうか?

社長の勢いと思いつきをビジネスにするのが社員の役割だと思います。まとまった、真面目な社員だけの集まりでは会社は成長しません。えっ!と思うくらいの発想の持ち主がいないと伸びないのも事実です。

あんな店をやってみたい、こんな店を展開してみたいという大きな夢を持たれているのが社長やオーナーです。その話を聞いた瞬間、社員の方々は大慌て。また社長の妄想が始まったのではと危惧されます。

しかし、社長の勘と思いは大きく外れているということはないです。過去のビジネスの経験値から出て来ているもののため、後は方法論をどうやって詰めるかにかかっています。

何年も新しい店を出していない、新業態の店にチャレンジしていない企業・店に夢を持てるでしょうか?

最初は否定的だった社員の方々も新しい店を始めるとなると皆さん必死で研究されます。それを繰り返すことによって成長することになります。

成長は、良い意味での社長の暴走からスタートするのかもしれません。暴走が素晴らしいビジネスに変わっていることがよくあります。私にとっては、社長のこのパワーがなくなった時の方が心配になります。

良い悪い、できるできないは別にして、どんどん新しいものにチャレンジしようとする姿勢が大事だと思います。このパワーだけは誰も真似できないものです。だからこそ魅力があり、人が付いて行くのだと思います。

暴走と見えたことでもきっちりと売上が上がり、利益が出ると暴走でなくなります。今までの経験の中で見たことのないこと、やったことのないことが暴走に見えるだけです。

新規ビジネスは皆暴走からスタートしています。その暴走を軌道に乗せるかどかは社員の方々の力にかかっていると思います。

暴走が止まると、会社の成長が止まっているかもしれません。上手にブレーキをかけながら進めることが大切なような気がします。

【最新情報はこちらから】経営コンサルタントは武内コンサルティング
12年01月16日 09時20分00秒
Posted by: takeuchiconsult
売上が低迷して来ると皆さん悩まれます。
何から手を付ければ良いのか?
従業員教育が出来ていないために売上が低迷しているのか?
あるいは、マーケティング戦略が弱いから売上が低迷しているのか?
いろんな角度から原因究明をされると思います。

このような場合、できれば売上を少しでも上げることを考えられてはと思います。先に教育を行い厳しい環境を作ろうとすると、スタッフが付いてこなかったり、協力体制が築けない場合があります。はっきり申し上げますと、あまり良い顔はされません。

やはり現場で仕事をされている方は数字が欲しいです。売上が欲しいです。少しでも売上が上がった状態が見えてきたら、少しずつ教育を強化されてはと思います。

店のマナーが良くないとか、接客レベルが低い、クリンリネスが出来ていないとか悪い点がいろいろ見えてくると思いますが、売上が上がるまで我慢、我慢。

出来ていない点だけを指摘されると仕事に対するやる気が失せてきます。モチベーションも当然下がります。

大事なのは、従業員のモチベーションを上げて、自主的に改善・改革を行って行こうと雰囲気づくりです。現場の方がやる気になってくれないと数字は上がりません。

本部などからも販促企画のサポートなどをしてあげながら、売上が上がるようにすることです。そうすると徐々に心を開いてくれるようになります。

あまり極端に教育、教育と言いだすと離職する人が多くなる可能性もあります。それと教育はすぐには浸透しません。何年もかけて自社流のものを作り上げて行くものです。

すぐに成果が見えやすい売上に1点集中して改善するのも一つの方法です。手順を間違えると取り返しのつかないことになる場合もあります。

経営者の方からの相談の共通点は、「うちは教育ができていない」ということです。しかし、教育だけに的を絞って対策を打つと問題点が現場から離れて行ったり、知識だけの習得になってしまうかもしれません。

理想は、売上を上げる施策と同時に教育を行って行くことです。この順序とバランスを上手に保ちながら実施されるのが良いと思います。

売上を上げるコツをつかんで来ると、いつしかスタッフ教育も出来ているようになります。

目先の小さな売上を上げるためにまずは全力投球されてはいかがでしょうか?

【最新情報はこちらから】経営コンサルタントは武内コンサルティング
12年01月16日 06時19分00秒
Posted by: takeuchiconsult
現状維持で良いのになぁと思っている社員の方もおられるかもしれません。しかし、企業は成長を続けないと経営することが難しくなります。社員の方の給与も上がらなくなりますが、それでも良いですか?

例えば、現状維持ということになりますと、昇給・昇格はストップです。毎年決まった給与しか出なくなります。そうすると従業員の方々のモチベーションは保たれるでしょうか、上がるでしょうか?

また、企業は何か新しいことにチャレンジする必要があります。何もせずに過去の事業をそのまま継続して存続できるということはないです。企業30年説とよく言われますが、常に新しい商品やサービスを開発し続けないと生き残ることはできません。

そのために生きた投資が必要となってきます。商品開発や店舗展開、研修費など各企業の判断で様々な投資が発生してきます。そのような投資を行うためには、成長し利益を出す必要があります。

儲けたお金を再投資に回すということが理想的な経営です。また、伸びた方、成長した方には報酬として給与が上がるようになっていないと離職者が増えてしまい、人材の流出が起こってしまいます。

現状維持というのは一番難しいことです。現状維持で行こうと思うと、実際には数字は下がります。徐々に悪い方向に進んで行きます。下がってしまってからはどんな対策を打っても回復することができなくなっていることが多いです。

会社も個人も成長志向がないと衰退すると言われます。それも伸ばすスピードよりも落ちるスピードの方が数段早いです。だから少しでも気を緩めずに真剣に仕事をすることが大切になってきます。

今の給与のままで大きな変化がないのが良いのになぁと思っておられると、会社はたいへんなことになります。会社は今のままでは生き残らないのです。常に変化しながら新しいことを生み出さないと生き残れない仕組みになっています。

大き過ぎる夢のような成長を望むのも問題があるかもしれませんが、現状に合わせた力相応の範囲内での成長は必要です。

企業は成長が止まると、衰退しかないです。それを必死になって従業員の方の力で維持・成長させることが大切です。

一人でも後ろ向きの方が出て来ると、悪い兆候が出ているかもしれません。皆が前向きに成長しようという意識を持つことが幸せにつながると思います。

【最新情報はこちらから】経営コンサルタントは武内コンサルティング
12年01月16日 00時15分00秒
Posted by: takeuchiconsult
理由は、セグメントされて、部署の仕事しかしなくなるからです。私たち経営コンサルタントも実は同じです。一つの業種、一つのテーマに特化すると成長が止まります。ベテランになればなるほど過去の経験で仕事ができますので、新しいことにチャレンジする気持ちが薄れてきます。

今思うと幸せだったと思います。私が入社した時は、大卒を大量に採用した2年目でした。それまでは経験者しか採用されていなかったらしく、調査や資料作りは我々新人の仕事でした。だからいろんな業種の仕事が雨あられのごとく降ってきました。

徹夜徹夜の繰り返しでしたが、それが力になっていると思います。なかなかいろんな企業、いろんな業種の仕事を見るということはできないと思います。

専門家・プロとして活躍する前に、若い時はいろんな仕事を経験した方が得です。ある程度ポジションが決まってからは、勉強するということは難しいです。
特にベテラン社員の方ほど、新しいことにチャレンジする機会が少なくなってきます。

実際、組織が大きくなってくると、チャネル別、商品別に部署が異なってきます。同じ営業職でも異なってきます。徐々にその範囲が狭くなって行くと、人の成長を止めることにつながるかもしれません。

逆に大きくなった組織の効率化の話が出て来ると、部署の数を減らしたり、兼任を増やす戦略を打たれます。キャリアを積まれた方が、年を取ってから複数のポジションや業務を兼任するのは少し重いです。会社として早めに対策を練る必要があります。

できれば、時には全く違う畑の仕事をするくらいのことが必要だと思います。ローテーションや配置換えも良い意味で行い社内を活性化する必要があります。

組織が大きくなると、会社に勤めているのではなく、個々の部署に勤めているようになりセグメントされてくると組織が動かなくなります。同時に人の成長も止まるような気がします。

いろんなことにチャレンジすること。いろんな経験を積ませてもらうこと。このことが将来豊かに生きるために大切なことだと思います。

同じ部署の中で同じ業務をこなしていると頭が硬直化してきます。新しいアイデアがなかなか出なくなります。

今の時代、複数のポジションをこなせるかたでないと高い評価を得ることはできません。そのためにも会社側が意図的に、若い時に数多くの経験が積めるような仕組みを作ることが大切なような気がします。

ベテラン社員の方ほど、新しい仕事・テーマを自分で見つけチャレンジする必要があると思います。

【最新情報はこちらから】経営コンサルタントは武内コンサルティング