2007年 3月の記事一覧

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07年03月22日 10時24分51秒
Posted by: sorb
看板を掲出するときの大まかな注意点を、いかに挙げておきます。

1.歩行者の自然な視界で気づく位置に設置します。
実査でそのような場所を探します。

2.情報量はできるだけ少なくします。
これは、人々は歩きながら一度に多くの情報を認知することが
できないからです。
細かな文字でメニューや薀蓄が書かれた看板ではなくて、
業種・業態が一目でわかる看板が望ましいでしょう。

3.看板の色や形状が周辺看板や背景に溶け込んでしまわないよう、
色彩や形状を工夫します。

4.周辺に目立つ看板や有名な看板がある場所は避けるようにします。
これは、歩行者の視線がそうした目立つ看板の方に固定されてしまい、
自店の看板に気づかなくなることがあるためです。

物件建物に看板を掲出できないというので、
すぐとなりのビルのオーナーに交渉して、
そちらに看板を掲出し、集客している店もあります。
「改善は無理だろう」と最初からあきらめるのではなく、
まずは交渉してみることが重要です。

●視界性も含めた「立地調査」をいたしております。
出店可否判断にご利用ください。
http://www.sorb.co.jp
07年03月20日 13時01分56秒
Posted by: sorb
出店候補地を探していて、視界性がきわめて良好な物件にめぐり合うことは、
稀なことといってよいでしょう。
もし、そういう物件が出てきても、取得条件が高く手が出ないケースも多々あります。

実情としては、視界性に多少の難がある物件でも、看板の出し方を工夫し、
視界性をできるだけ改善したうえで出店しなければならない、ということが
多いのではないでしょうか。

したがって、実査では、現況の視界性を確認するだけでなく、
視界性の改善がどこまで可能であるかもチェックしておく必要があります。

一般的に、間口が狭い物件や、地階・2階以上の物件は、
看板の掲出スペースが限られています。
こうした物件の場合は、メイン看板をどのように掲出すべきか
慎重に検討しなければなりません。
場合によっては、メイン看板とは別に視界性を補強するための看板を
設置する必要があるかもしれません。

また、セットバックしていたり動線から外れていたりする物件の場合は、
動線上に置き看板などを設置することが望まれます。
さらに、駅や交差点などに誘導看板を設置することも
視界性改善の有効な手段です。

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出店可否判断にご利用ください。
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07年03月19日 11時33分22秒
Posted by: sorb
物件の周辺に、有名チェーン店の看板や目立つ看板などがある場合も要注意です。
歩行者の視線が、まず有名看板の方、目立つ看板の方にいってしまうからです。
よそに視線が引き付けられるということは、自店の看板に気づきにくくなることを意味します。

こうした現象を「ハロー現象」また「ハロー効果」と呼びます。
ハローとは、まわりがぼやけるという意味です。
とりわけ立地では「視界退行」と呼びます。

自店の周辺に、有名看板や目立つ看板がある場合は、視界退行が発生していないか、
確認するようにしましょう。

なお、目立つ看板というのは、具体的には
 ・大きな看板
 ・動き(回転や電光掲示など)がある看板
 ・色彩や形状(フォルム)が周辺と著しく異なる看板
などを指します。

また、ロードサイド立地では、大きな道路標識もドライバーの注意を引き付けるので、
視界退行の原因となります。

●視界性も含めた「立地調査」をいたしております。
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07年03月16日 10時12分20秒
Posted by: sorb
視界性とは「看板や店舗がどのように見えるか」ということです。

注意しなければならないのは「見えているつもりが実は見えていない」
という現象がおこることです。

例えば、周辺に多くの看板があるところに自店の看板を掲げても、
看板群の中に埋もれてしまいます。
そこでは、多くの歩行者が自店の看板に気づかない恐れがあります。
また、レンガ色の建物にレンガ色の看板を掲出しても、
溶け込んでしまって識別されにくくなるでしょう。

このように、周辺の景色に溶け込んでしまうことで、
自店舗の看板が見えにくくなる、気づきにくくなる現象を
「視界融合」と呼びます。

視界融合には、色彩融合とフォルム融合の2つがあります。

色彩融合は、看板の色彩と周辺の建物や背景の色彩が
似ているときに発生しやすくなります。
周辺に赤系の建物や看板が多ければ、
自店舗は青、黄、またはモノトーンにするなどの工夫が必要でしょう。

フォルム融合のフォルムとは「形状」のことです。
街の中には縦のライン(建物や電柱)や横のライン(電線や窓枠)
及び長方形・正方形のものが溢れています。
看板に斜線や曲線、その他のフォルムを用いることで、
周辺景色との融合化を防ぐことができます。
また、看板を回転させるなど、動きをつけることも有効な手段です。

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07年03月15日 10時52分10秒
Posted by: sorb
同じ建物に他の店舗と一緒に出店する“共同出店”では、
看板も他の店舗と共同で掲出しなければならない場合があります。
こうした看板を「共同看板」と呼びます。

共同看板には多数の店舗の情報が含まれるため、
歩行者は看板全体を知覚することはできても、
一目で個々の店舗を識別することはできなくなります。

こうしたことを避けるためには、共同看板とは別の独自の
看板を掲出することが望まれます。

実査では、こうした看板の設置が可能であるかを
チェックするようにします。
また、状況によってはオーナーなどとの交渉が
必要なケースもあるでしょう。

もし、単独看板の掲出が不可能な場合は、共同看板に工夫をして、
多少なりとも人々が気づきやすくなるようにするしかありません。

有効な方法としては、周囲の他店の看板に溶け込まないように、
文字やロゴの色彩・形状を工夫することが挙げられます。
周囲に赤色系のものが多ければ自店舗は黄色系にしたり、
直線を基調にしたデザインが多ければ曲線を用いたりします。
周囲の看板と対比させて溶け込まないようにするのです。

●視界性も含めた「立地調査」をいたしております。
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07年03月14日 10時02分12秒
Posted by: sorb
視界の障害となるものには、一般的に以下のようなものが
挙げられます。

・街路樹
・他店舗の看板・建物
・電柱電線
・ノボリ旗

などです。

たとえ10m手前から見えていたとしても、
見上げたり振り向いたりしなければ見えない看板は
要注意です。人々はお店を探しながら街を歩いて
いるわけではありません。

多くの歩行者の自然な視界(一般的には進行方向の前方)で
見えることが重要です。

●視界性も含めた「立地調査」をいたしております。
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07年03月13日 13時16分39秒
Posted by: sorb
「看板や店舗がどのように見えるか」ということを、
立地では「視界性」と呼びます。
視界性は出店判断をするにあたって、
きわめて重要なポイントになります。

極端に言えば、看板が見えないお店は、
人々にとって存在しないのと同じです。
また、見えているつもりが実は見えていない、
というケースもあります。

視界性の基準は、
物件前を歩行する人々の自然な視界で、
物件の10m以上手前から気づくということです。

なぜ「10m以上手前から」かというと、
歩行者がお店の存在に気づき
「このお店に入ろう」と考えてから、
実際に来店行動を起すまでには、
一定の時間がかかるからです。

お店の直前でその存在に気づいても、
人々は来店行動を起さずに通り過ぎてしまうのです。

したがって、実査(実地調査)では、必ず10m以上手前から、
看板や店舗を遮る障害物がないかを確認しなければなりません。

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