2007年 2月の記事一覧

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07年02月26日 09時30分00秒
Posted by: sorb
「覚えやすい立地」であるための条件には、
(1)ランドマークがあること(2)周辺の道路が少ないこと(3)道路や道路構造にメリハリがあること、などが挙げられます。

特に重要なのは、お店の近くに「ランドマーク」があるということです。
「ランドマーク」とは地理上の目印のことをいいます。
例えば「○○商店街の××スーパーの向かい側」などのように、人にお店の場所を説明する際の目印となるものと考えればよいでしょう。
この「○○商店街」や「××スーパー」がランドマークです。

こうしたランドマークが近くにあって、物件の場所を端的に説明しやすければしやすいほど、覚えやすい立地であるということができます。

最も理想的なのは「○○駅前」などのように一つのランドマークで簡潔に説明できる立地です。
できるだけ少ないランドマーク(2〜3つぐらい)で簡単に説明できる物件(立地)を見つけたいものです。

具体的にランドマークの働きをするものとしては、
・大型小売店や商店街などの商業施設
・高層住宅やタワーなどの高層建築物
・有名チェーン店
・交差点や歩道橋などの交通施設
・学校や図書館、市民会館などの公共施設
などです。
当然、これら以外にもさまざまなものが「ランドマーク」になりえますが、基準は「地図を書いて他人にその場所を教える際に目印として書き込むもの」と考えればよいでしょう。

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07年02月23日 17時40分31秒
Posted by: sorb
来店客には、大きく分けて2つの種類があります。

一つは「たまたま」「通りすがり」で来店する「衝動来店」。
もう一つは「わざわざ」そのお店を目指して来店する「目的来店」です。

「目的来店」する人々は、再来店の場合であれ、口コミなどによる初来店の場合であれ、お店を目指して来るので、最初からお店の場所を知っていることが前提です。

お店が覚えにくい立地にあると、リピーターがいざお店に行こうとしたときに、たどり着けないということがおこります。
一方で、「覚えやすい」ということは、そのまま「他人に教えやすい」ということに通じるので、口コミに都合がよくなります。

お店が「覚えやすい(教えやすい)立地」であることは、「目的来店」を増やす上で重要な要因なのです。

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07年02月22日 09時30分00秒
Posted by: sorb
人々の行動やようすを観察していくことで、商圏の特性が見えてきます。

例えば、昼と夕方以降では歩行者の層に変化がある商圏、
平日だけ(あるいは休日だけ)流入があるような商圏、
需要と供給のバランスが崩れている商圏、などです。

具体的には、平日は賑やかなオフィス街が、休日になるとゴーストタウンになってしまうことがあります。
また、平日には高齢者しかいない街が、休日には家族連れが訪れる観光地かもしれません。
平日の昼間に主婦が隣町のスーパーまで買い物にいっているようなら、地元の需給バランスは崩れている可能性があります。

さらに、歩行者の持っている買い物袋からは、日常的に利用されている商業施設を推測できます。
自転車に乗っている人が多いエリアでは、徒歩の人が多いエリアより商圏範囲が広がるかもしれません。

以上のように、周辺の人々を観察することで、様々な商圏の特性を判断したり推測したりすることができます。

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07年02月21日 09時30分00秒
Posted by: sorb
候補物件をチェックしたり探したりするうえで確認しておきたいポイントに、どの範囲の人々が来店してくれるか、ということがあります。

基本的には、人々が約5分で来店できる範囲と考えてください。
通行人(歩行者)をターゲットにした立地であれば、
歩行速度を時速3kmとして、約250m(3km/h×5分=250m)です。
実際には、それよりやや広めの約300m〜500m圏内をよく見てください。
ここでは、この範囲を「商圏」と呼ぶことにします。

さて、この商圏内に、鉄道・幹線道路・河川がある場合は注意しましょう。
これらが物件の近くにあると、その反対側地域の人々の来店が難しくなります。
すなわち来店範囲が狭められてしまう恐れがあるのです。
そのような状態を立地では「商圏分断」と呼んでいます。

さらに、商圏分断にはなりませんが、
空港や公園、学校などの大きな施設が隣接する場合も、人々の来店が妨げられます。
反対側地域の人々は来店するために大きく迂回しなければならず、心理的な距離が遠くなってしまうのです。


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07年02月20日 09時00分00秒
Posted by: sorb
立地は、物件によって千差万別です。
したがって、出店前の実査(実地調査)でチェックしなければならない項目は無数にあるといってよいでしょう。
それらのポイントをご紹介します。

その前になんといっても大切なことは、
「そこにいる人々の立場で観察すること」です。

必ず、「物件の周りにいる人々」の立場で、物件とその周辺を観察してください。
物件の周りにいる人々とは、住民や就業者、買い物客などのことです。
決して物件を探している人のことではありません。

物件を探すにあたって店前通行量を気にする人はたくさんいます。
しかし、これは、物件を探している人の立場です。

そうではなく、その歩行者にとって、物件は、
便利な場所にあるのか、自然と見えるのか、抵抗なく入店することができるのか、と見ていくのが物件の周りにいる人々の立場で観察するということです。

人々の視点・立場で実査することが、繁盛立地を見つけるための基本であり原点です。

物件探しにおいて判断に苦しむようなことがあれば、必ずこの原点に立ち返るようにしましょう。

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