近年各分野においても垣間見られる行政対応の遅さ・・・

この度ようやく金融庁が、中小企業の「デリバティブ損失」
の状況について、ようやく実態調査に乗り出すとのこと。

円高の影響か、企業倒産理由のトップが連続して「デリバ
ティブ損失」となっている影響で(帝国データバンク調べ)
ようやく重い腰を上げたといったところでしょうか。

しかし、

遅い・・・

遅すぎる・・・

近年顕在化しているこの問題に、兼ねてから国会にも
提議されていたにも関わらず素知らぬ顔・・・
大火事の予感に気づいてから、事の重大さに気付くという
始末。世の中を、政治を動かすということは「こんなもの」
なのでしょうか・・・

「デリバティブ損失」を理由に倒産していった企業が、
まるで「人柱」あるいは「生贄」のように思えて、
気の毒でなりません。

政治的解決策に縒らないと「人道的」対応ができない
「金融機関」たちの今までの対応にも、多大なる「責任」
があると思うのは私だけでしょうか・・・