日本の景気動向を予測するデータから

・2011年3月期決算の業績予想で過去最高益を更新する企業が 
 
上場会社の約1割に達する。

 小売業は2月決算の会社が多いが、サービス業においても

 オリエンタルランド、牛丼のゼンショー、セルフうどん店のトリドールなど

 30社になると発表された。

 デフレ下においても「オンリーワン」戦略で消費者の支持を集めている。


・2010年の全国コンビニの売上高(既存店ベース)は前年比0.8%減7兆3947億円 

となり、夏の猛暑需要やタバコ値上げなど外部与件があったものの売上をカバー出来なかった。

 コンビニ業界もトップ3社に集約されつつある。


・2010年12月の消費予測指数(首都圏の20~60代男女600人アンケート)によると

 84.5%と前月より0.9%アップと3カ月続いて小幅上昇のなった。

 中では勤め先の業績上昇による世帯収入の増加が減少より多く、

 その他雇用の悪化、家電など耐久消費財の支出減少もあったが、全体的に上昇となった。


4年前の平成景気にはまだまだ及ばないが、消費者の購買意欲は徐々に回復しているのではないか。

そして、もうすぐ節分がやってくる。

各家庭における節分の豆まきはあまり聞こえなくなったが、

節分の恵方巻は全国、拡大しており、

スーパーの寿司の売上は1日で捉えれば、2月3日は年間でトップになる。

年が明けて早くも恵方巻の予約合戦がスタートしているが、

恵方巻の内容も景気を反映しており、平成景気時代は1万5千円の恵方巻も出現した。

今年も1万円前後の恵方巻予約も出ており、景気回復を期待させる。

従って、節分商戦は今年の小売り店動向を予測する指針となりそうだ。


恵方巻の展開の中で、

A・消費者の多くが家庭で丸かぶりする恵方巻は¥398~¥450の太巻寿司。 

これは定番商品として各店で一番多く販売する商品ですので、

 この商品の味・品質でお客様は店の支持を占う大切な商品。 -竹


B・定番以外にもう少しグルメな商品も食べて見たいと期待させる商品として


 七福恵方巻や海鮮恵方巻など各店は力を入れている。

 この商品は家庭でカットして味を楽しむ商品として、お客様の期待に答える商品づくりが大切になる。 -松


C・定番の恵方巻より細い中巻寿司を子供を主な対象として、今日のお買い得品を展開する。 商品は子供のすきなカツ巻、エビフライ巻やサラダ巻を販売する。 -梅 
 
2011年は節分セールから始まり、バレンタイン、3月のひな祭りへ続いていく中で

松竹梅の品揃え構成を見直し、消費者に豊かさを期待される商品と売場づくりを目指したい。 

今週の1品  *スーパーの店頭: 惣菜

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