映画「阪急電車」

　映画「阪急電車」を観た。西宮北口から宝塚までの阪急電車の中で
起こる様々な人間模様が描かれ、実に素晴らしい映画だった。

　見覚えのある沿線の駅や街並みが出てきて懐かしく観賞した。門戸
厄神駅は、高校三年の時の担任の先生が住んでいたので、度々訪れた
駅だ。

　沿線に住んでいる人たちのそれぞれの人間模様が丁寧に描かれ、最
初から最後まで、楽しく、悲しく、面白く、そして、少し切なくて全
く退屈しない映画だった。

　何よりも、満員の観客が、映画が終わって会場の電気がつくまで誰
一人立つ人がいなかった。観終わった後の何とも言えない満足感が、
会場を支配していた。

　人生は辛いことがたくさんあるけど、捨てたものではないよという
メッセージが感じ取られ、勇気と元気を一杯もらった。老若男女が楽
しめる映画だ。
　
　ちなみに映画を観たのは西宮北口の映画館だ。

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