僕の本業はコンサルタントです。
しかも、一番お金にならない人財コンサルタントなんです。


何故、お金にならないのかと申しますと、
直ぐに結果に結び付かないからなんです。


中小企業の社長さんは、僕らのようなコンサルタントに
依頼をすれば、拙速に結果が出ると思っている。
ただ、直ぐに結果を出せ!と言われれば、それは難しくはない。
僕も、ある時期、徹底的にマーケティングを勉強してきたので、
釣った魚を与えることは簡単にできると思う。



しかし、それは、継続を意味しない。
答えを教えてもらう事に大きな意味も価値も無いと思う。
それよりも、答えを自らが主体的に紡ぎだす、釣り方を
教える方が、中長期に渡って大きな価値となる。



中小企業が、中長期に渡り、継続的な価値を生みだし続けることは、
僕は最終的には人材教育を通じて、人財を生みだすことだと思っている。
人罪では企業にとって大きな負担となるコストになってしまう。
それではいけない。



企業にとって資産となるような人財を育てなければ、
規模の経済に飲みこまれてしまう。
いくら、テクニックを駆使しても、テクニックを扱う人間の成長がなくては、
諸刃の剣になってしまう。



僕が中小企業に対して進めていることは案外簡単なのです。
一つは、組織の中に『自律』があり、『自立』した存在であること。
絶対的な主体性なくして、価値などは生み出せることなどない。



次にそれらの教育を通じて、役割と責任を植え付けること。
役割に責任が担保されなくては、意味がない。
意味がなければ価値も無い。
価値がなければ、それは罪でしかない。
企業にとっては、罪はコストになってしまう。




社員の教育で最初に行うことは、知的習慣の醸成です。

○ 聞いたこと⇒話すこと

○ 学んだこと⇒活字に変えること

○ 教えてもらったこと⇒実際に行動に移すこと



上記のことを組織の文化として徹底することで、少しずつではありますが、
社員の主体性が生まれてきます。


ここで大切なことは、人を育て、育むには促進するための栄養が必要です。
それは、最適なタイミングで認めて、褒めることです。



勿論、叱ることも必要ですが、叱り方を間違えれば、元も子もありません。
人を育てる叱り方も同時にリーダーとして学ばなければならないですね!