人も組織も同じなのですが、ガチガチに固められてしまったものというのは、その時の環境にハマれば強いのですが、その環境が変わると脆いものです。
 ほんの少しのゆとりを持っていれば、周りの環境に合わせて、自らを変化させていけます。

 一見、無駄と思えるものが、広い目、長い目で見ると、結局は効率的になっていたりするものです。ヒトのDNAだって無駄だらけです。

 企業や自治体などで無駄を省くのは大切なことです。
 しかし、短期的な視点だけで「無駄」と決め付けるのではなく、長い目で判断することが必要です。  特に、情報システムの調達には大きなコストがかかることが多くあります。
 そのようなときに、初期投資だけを見て安価なシステムを導入してしまったがために、その後の安定性や運用コストに影響を及ぼし、結局は高くついてしまったというのは良く聞く話です。

 今は昔と違って、環境の変化が非常に速い時代です。
 そのような中、フットワーク軽く、変化に迅速に対処できるようにしておくことが必要といえるでしょう。