日本の食糧自給率の低下が問題になっているのは多くの方が知っている
事実です。
そんななか、若い人たちの間で農業へ転職するひとが増えているという
うれしいニュースを見ます。

農業というイメージは、「とてもしんどい」というマイナスイメージが先行して
いたと思いますが、若い人たちの活躍によって、活力が生まれてきている
ものだと感じています。

農家の高齢化に伴い、農業人口が減少していってる時だけに、大変すばらしい
ことだと思います。

先日、本屋で「アグリ」という農業雑誌を見て確信したことがあります。

若い人たちで行う農業は、かっこよくて、ロハスな感じがイケているイメージ
を持ちました。これは、今後農家を志そうかなって考えている若者にとって
最高のメッセージだと。

しかし、現実のところ、農業をパッと初めてうまくいくはずがありません。
非常に地道な作業をはじめ、収穫時に思うような作物にならないことも
多くあるのだと思います。
ここで投げ出さずに続けていってほしいと切に願う今日この頃です。

そんな、農業も天候次第で出来具合が左右されるのだから、本当に大変だと
思います。1週間先程度なら、週刊天気予報で知ることぐらい可能ですが、
長雨あるいは干ばつなどは予想もできません。
これも温暖化の影響によるものかなど、不安はどんどん大きくなってしまいます。

金融の世界でよく使われる言葉で、「リスクヘッジ」という言葉があります。
言葉のとおり、リスクを分散させるという意味です。
農業においても、このリスクヘッジという発想が必要なのではないかと・・・

そこで、私なりに・・・かなり妄想的な提案をさせてもらいます。

日本全土が長雨や干ばつなどで被害を受けるという可能性は低いという仮定で
① 離れた地域の農家とパートナーシップを築きます
② 畑1反あたりの生産高が同じくらいの農作物をヘッジの対象とします
③ もし、一方の地域が、長雨や干ばつによる被害を受けた場合、もう一方の
   パートナーが、現金ではなく農作物による支援を50%程度する

かなり、あらびきな妄想と呼ばれても仕方ない提案ですが・・・

しかし、これが実現するなら、また新たなネットワークが構築でき、この交流が元で
農業技術の交換や、作物品種の研究、温暖化する気候に対応した品種の改良など
業界が前進しそうな気がするのは、私だけだろうか・・・

国内のパートナーシップという枠組みを超えて、海外の農家とパートナーを組む
というもの選択肢としては可能なのでは?
もちろん、為替や輸送方法、コストなど問題は山積みだが、冷夏による被害などを
考えると、助け合う比率をもう少し抑えることによっては、ヘッジになるかも。

夢のような話ではありますが、知恵を絞れば道を見つけることができると信じて
やみません。毎日摂取する「食」だからこそ、安心で安全な食の未来作りの
提案が必要な時代かなと思います。


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弊社HPをご覧ください。   http://b-on-d.net/

海外情報を知りたい方やリスクヘッジについて詳しく知りたい方は下記をご覧
ください。

リスクヘッジについて興味のある方

(農業に関して全くのド素人なのですが、決して軽い気持ちで書いた訳ではありません)