百貨店の狙いを絞った改装が増えている(日経MJ)

・2010年9月改装の西武池袋店は食品調理場を売場から無くし、

通路を広げ、顧客の買い回りを重視した他、専門員を置いた売場を拡大。

・10年9月改装の三越銀座店は自主編集の売場を全体の10%と

拡充し、三越伊勢丹JR大阪店でもこの売場を取り入れた。

・2011年秋に改装開店予定の有楽町阪急ではフルラインの品揃えを止め、

紳士衣料に特化したメンズ館へと衣替えする。

・11年9月改装予定の東武池袋百貨店はラオックスや都内最大店の

ユニクロを導入拡大する。


各社は今までの改装とは異なる、新しいテナントの導入だけでなく

消費者の固定客化、商品の独自性、他店とのすみ分けや新規顧客の拡大など

それぞれ改装の狙いや店の特徴を明確にした方向に進んでいる。


 総合スーパーの売場に変化の兆しが見えて来た

・イオンの酒販店「イオンリカー」は品揃えの中心をワインに絞り、

ソムリエやスタッフによる商品案内を強化した。

その他に自転車店やペット専門店、手芸店、ガーデニング専門店など

約10種類の専門店を開発し、イオン全店を手直しする計画。

・セブン&アイHDはアリオ店でこども服や玩具を集めた「キッズタウン」

を売場を拡大し、専門店街に移動した。


総合スーパーはMD改革に取り組んで来たが、業績の回復につながらなかった。

今までの総花式商売から決別して、顧客の絞込みを強化している。


 コンビニ各社の業績が好調に推移している。

・東日本震災以降いち早く現地にプレハブ店や移動販売車を導入して

現地での販売を立ちあげた。

震災以降も米飯、惣菜類、食事パン、日用品などの品揃えを拡充し、

主婦をターゲットに顧客の拡大を図って来ていることが大きい。


・セブンイレブンが9月中旬までに夜得クーポンを発行し、

おでん、中華まん、サラダやお惣菜を割引き販売を実施。

・ファミリーマートはPm5時~10時におでん全品10円引きや

フライやコロッケの10円引き販売を実施して売上は好調。


又、コンビニが取り組んでいるのは、米飯の消費期限の延長で

ローソンの弁当は冷蔵販売(5℃)で消費期限は製造から2日半、

その他、各社も1日半の消費期限になって来ている。


東日本震災以降、消費者の節約意識は高まって来ており、

森永乳業が20~40代主婦に実施したアンケートによると、

・常に新鮮なものが欲しい」と言う解答は26%から18%に減り、

購入時に重視する「長持ち」が「新鮮さ」を上回った。


*消費者の意識の変化に対して、

日常の消費は時間の節約でより近場に移動し、

「あの商品を買うならこの店」の目的買い意識は高まる。

環境、資源、エコに対する努力を前提にしながら、

商品の品揃え、味、鮮度を維持した対応がどれだけ出来るか、が求められている。



今週の1品 * スーパーのお惣菜、弁当、寿司


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