ある会社の会議に出席していると、女性幹部の一人が色々指摘を受け、涙を流し始めました。
私には、悔し涙に見えました。

「悔しい」と思う感情は、向上心を伴い、人を成長させてくれます。
反面、二度と悔しい気持ちを味わいたくないと思うため、近視眼的に考え、その場を取り繕う傾向が強くなり、結果、人を姑息にさせます。

「悔しさ」を感じた時は、「この悔しいという感情はどこから来るのか?」と自分自身に問うてみましょう。

色々な思い出が頭を巡るかも知れません。

また、何も思わないかも知れません。

少なくとも、すっきりした気分を感じるはずです。
このようなことを繰り返していくと、精神的に余裕ができ、情緒が豊かになっていきます。
その結果、感化力が高まり、言葉に説得力が増していくことにある日気づくことでしょう。