加藤締三著「自信」という本の一節に次のようなことが書いてあります。
「小さい頃の自分への過大な期待に対する自分の挫折を心底認めることが、自分を尊敬する方法なのである」

私も長男のためか、両親に多大な期待を掛けてもらった様だ。
幼い頃より、バイオリンや英会話教室に通わされ、小学校に上がる頃にはゴルフ練習場でゴルフを教わったりした。しかし、何事も身にならず、「親の期待に応えられない情けないヤツ」と自分自身に劣等感を持ったものです。

数年前より心理学的手法や瞑想を実践をすることにより、自分の劣等感を知るようになり、過去の体験を思い返すうちに、加藤先生が言うように、自分に優しくなれるようになったように思います。

私は、親に子供に期待するなということを言いたいのではありません。
私たちは、知らず知らずのうちに自分自身の心の中に劣等感などの十字架を背負ってしまっているのです。
それを自分自身と向かい合い、受け入れる事によって心が軽くなり、人として成長していくものだと思います。
自分自身の不快な感情と向かい合いましょう。