心理学に「メラビアンの法則」の法則というのがあります。
人がコミュニケーションを取る場合、言葉によるメッセージで相手に印象を与えていることはたった7%しかない。
人は、表情や身振り、雰囲気など(これをノンバーバル・コミュニケーション)により55%の印象を決め、抑揚やアクセント、声の質などの音声表現で38%の印象を判断しているというのが、「メラビアンの法則」です。
ある外食産業のエリアマネージャーG氏の部下2人が今年に入り、急に人材として成長しました。
それは、G氏の強みについて話し合うことから始まりました。
G氏は、まじめで完璧主義ですが、裏表がなく、一見わかりやすい人物と言えると思います。
今までは、完璧主義が裏目に出て、部下が力を発揮し得ないでいました。
G氏との話し合いで、その長所と欠点をよく話し合い。欠点を抑え、彼の部下の性格と対応法についてよく話し合いました。
G氏のような人物とは、意外に感じるかもしれませんが、完璧主義で人を責めないようになると頼もしく癒し系の雰囲気を醸し出しているのです。
G氏の部下2人ともどちらかというと傷つきやすい方ですが、見る見るモチベーションが上がり、頭角を表わし始めました。
他人の反応を観察しながら、自分の性格を自覚し、雰囲気を含めた他人への影響力を把握することもリーダーとして成功する一手段です。