比較をして評価することは、わかりやすく容易にできるため、私たちは、よく行う評価方法ですが、この「他と比較すること」を自分に用いる様々な問題が生じます。
自分と比較する他人は多種多様であり、自分より優れたものと比較しだしたら、優秀な人は天井知らずでいるもので、自分の劣等感を強化するだけで、無意識内にストレスを蓄積し、むしろ才能を抑制し、実力を低下させがちになるだけです。
また、自分より明らかに劣るものと比較するようになると、無意識内で「このようになりたくない」という意識が膨らみ、他者を責める気持ちを醸成したり、人の欠点を無為に責めるようになりがちです。
比較すべきは、昨日の自分より今日の自分がどれだけ成長したかであり、今日も自分の中のクリーニングをし、人格の研鑽ができたかどうかが大切なのではないでしょうか。