2010年 3月の記事一覧

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10年03月09日 08時35分00秒
Posted by: anatolia
自己実現的人間の15番目の特徴は、「文化に組み込まれることに対する抵抗、文化の超越(出所:改訂新版 人間性の心理学 A.H.マズロー著 小口忠彦訳 産業能率大学出版)」です。
「文化に組み込まれることに対する抵抗、文化の超越」の内容をマズローの著書「人間性の心理学」から一部抜粋すると、
・彼らは文化に組み込まれることに抵抗し、彼らがどっぷりとつかっている文化からのある種の内面的な超越を保持している。
・流行をおったりしないし、派手でもシックでもない。
自己実現的人間は、常識や一般論に囚われず、物事を本質的に捉え直しているのでしょう。「自分の人生に責任を持つのは自分だけである」という当たり前のことを自覚すると「自分の属する社会(文化や環境)の常識」に囚われることの愚かさ(そんなものを当てにすることが自分の為にならない)に気づくのでしょう。その為、自分自身が納得できる結論が出るまで疑問を調べ、考え抜くのでしょう。
10年03月08日 08時47分00秒
Posted by: anatolia
自己実現的人間の14番目の特徴は、「創造性(出所:改訂新版 人間性の心理学 A.H.マズロー著 小口忠彦訳 産業能率大学出版)」です。
「創造性」の内容をマズローの著書「人間性の心理学」から一部抜粋すると、
・独特の性質をもつ特殊な創造性、独創性、発明の才を示している。
自己実現的人間は、自分の欲得やご都合主義によって事実を歪曲することが少なく、物事の本質を考える習慣を持っているということと高い集中力を持っているため、創造性が高いということなのでしょう。
また、何ものかの役に立ちたいという欲求が強いためか、問題意識が高いため、創造性がたいのでしょう。
10年03月05日 08時40分00秒
Posted by: anatolia
自己実現的人間の13番目の特徴は、「哲学的で悪意のないユーモアのセンス(出所:改訂新版 人間性の心理学 A.H.マズロー著 小口忠彦訳 産業能率大学出版)」です。
自己実現的人間は、冗談でも人を小馬鹿にしたり、人を陥れるようなジョークは言いません。
誰も不愉快にならず、すべての人が楽しめるような冗談を言うように心がけているようです。
「哲学的」とは、昔話のような教訓めいたユーモアを言うことが多いということのようです。
10年03月04日 08時42分00秒
Posted by: anatolia
自己実現的人間の12番目の特徴は、「手段と目的の区別、善悪の区別(出所:改訂新版 人間性の心理学 A.H.マズロー著 小口忠彦訳 産業能率大学出版)」です。
「手段と目的の区別、善悪の区別」の内容をマズローの著書「人間性の心理学」から一部抜粋すると、
・平均的な人々の倫理的なふるまいに非常によく見られるような混沌、混乱、矛盾、あるいは葛藤などが、ほとんど見られなかった。
・これらの人々は非常に倫理的で、はっきりとした道徳基準をもっている。
・手段と目的は明らかに区別できるものであるかのように行動する。
・彼らは、目的地に到着することと同様に、その過程そのものを楽しむことができる。
上記のことは、自己実現者になるために実践の一つは、常に行動の目的を明確に認識する習慣を持つことであるということを示しているようです。
「今、やろうとしている」ことの目的を常に意識する習慣を身につけたいものです。
また、良心を磨き、良心を素直に感ずるように心がけたいものです。
10年03月03日 08時30分00秒
Posted by: anatolia
自己実現的人間の11番目の特徴は、「民主的性格構造(出所:改訂新版 人間性の心理学 A.H.マズロー著 小口忠彦訳 産業能率大学出版)」です。
「民主的性格構造」の内容をマズローの著書「人間性の心理学」から一部抜粋すると、
・彼らは階級や教育程度、政治的信念、あるいは人種とか皮膚の色などに関係なく、彼らにふさわしい性格の人とはだれとでも親しくできる。
・彼らの民主的感覚もまた非常に深遠なものである。たとえば、彼らは自分に何かを教えてくれるものをもっている人からは、たとえその人の性質がどうであれ、何かを学ぶことができる。
・彼らは外面的威厳を維持しようとしたり、地位や年齢に伴う威信などを保とうなどはしない。
自己実現的人間は、自己の劣等感を満たすために他人に優越感を持とうする必要がない。従って、他人の短所が気になったり、人を差別する必要性を感じないで誰とも自然につきあえるのでしょう。
仏教にこれと似た概念で、「平等性智」というものがあります。
10年03月02日 08時23分00秒
Posted by: anatolia
自己実現的人間の10番目の特徴は、「対人関係(出所:改訂新版 人間性の心理学 A.H.マズロー著 小口忠彦訳 産業能率大学出版)」です。
「対人関係」の内容をマズローの著書「人間性の心理学」から一部抜粋すると、
・他のどんな大人よりも心の広い深い対人関係を持っている。彼らは、他の人が考えている以上に、他者にとけこむことができ、愛し、完全に同一視し、自我の境界を取り去ることもできる。
・彼らは、ほとんどのすべての人に親切であり、少なくとも忍耐強い傾向をもっている。
・彼らが相手とする人は平均的な人より健康で、自己実現に近く、しばしば非常に近いところにいるようである。
・自己実現者はどちらかというと少数の人々と特別に深い結びつきをもつ。彼らの友人の範囲はかなり狭い。
これらは、自己実現的人間が、自分を愛することが他者を思いやることと同義であり、自分の欲得で生きることの愚かさをよく知っているため、損得勘定で友人としてつきあうことがなく、また、損得勘定のつきあいを避けるためでしょうか。
精神的に不健康な人は、自分の満たされない思いを他人に求めるため、相手かまわず友人を求めるが、当然、自己実現的人間はそういうことがないのでしょう。
10年03月01日 08時17分00秒
Posted by: anatolia
自己実現的人間の9番目の特徴は、「共同社会感情(出所:改訂新版 人間性の心理学 A.H.マズロー著 小口忠彦訳 産業能率大学出版)」です。
「共同社会感情」の内容をマズローの著書「人間性の心理学」から一部抜粋すると、
・彼らは、人類一般に対して、時には怒ったり、いら立ったり、嫌気がさしたりするにもかかわらず、同一視したり、同情や愛情をもっている。あたかも、彼らはすべて単一の家族であるかのようである。
人には、本来、「無償の愛」を捧げたいという欲求があると思います。その好例が、我が子やペットに対する何とも言えない沸き上がる愛情がそうでしょう。
しかし、人は、成長するに従い、社会の現実を知り、警戒心が醸成され、「無償の愛」欲求にブレーキをかける習慣が身についてしまうのでしょう。
自己実現的人間が、一般の人が忘れがちな「無償の愛」欲求を自然に感じることができる反面、警戒心を持たざるを得ない社会の現状にいら立ちを感じているということなのでしょうか。
私たちも「無償の愛」欲求を自然に発露できるように良心を養いたいものです。
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