2010年 6月の記事一覧

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10年06月30日 06時06分11秒
Posted by: anatolia
サッカーのワールドカップ(南アフリカ大会)、日本代表(サムライブルー)は、大変残念な結果でした。
しかし、当初、バッシングに較べ、予選リーグを見事突破し、決勝トーナメントに出場できたことは素晴らしい結果であったと思います。
ここまで、好成績を出した裏には、もちろん、本田選手などの選手の活躍がありますが、
緻密なデータ分析とそれに基づく対戦相手ごとに組み立てられる戦術があることがあまり知られてしないようです。
日本代表の中には、相手国の選手のデータを分析する人が6人もいるそうです。
孫子の兵法に「我を知り、彼を知れば百戦危うからず」と言います。
私たちも自分の強みや弱みを知り、データ分析をして今おかれている環境を把握して経営を誤らないようにしたいものです。

10年06月29日 05時37分38秒
Posted by: anatolia
心理学用語に「最適経験」という言葉があります。
意味は、
「自分が自分の行動のすべてをコントロールし、自分の運命を支配しているという感覚で、気分が高揚し、幸せな時間を味わう」とあります。
要するに、
「自分の好きな仕事や趣味に熱中している」状態のようです。
そして、この状態を心理学では、「フロー」とも読んでいます。
このフローという状態があるから、人は、趣味や好きな仕事に熱中するのです。
また、仏教で、「止観(しかん)」という状態があります。これも同じような意味だと思います。
フローになる条件は、
「自分の能力が届く範囲」であり、かつ「自分の能力の限界に挑戦する」という意気込みが必要です。
また、フローが生じやすいものは、「直接的なフィードバック」があるもの。つまり、自分の行動に対して、何らかの結果がわかりやすいものであることが重要です。
フローを起こしやすい人は、好奇心が強く、粘り強い人です。
好奇心を活かし、粘り強く、打ち込むものを見つけましょう。
10年06月28日 05時59分23秒
Posted by: anatolia
心理学者の加藤諦三著「自分に気づく心理学」に、
「情緒的に成熟した人は、相手を満足させられなかったらどうしようなどと不安になることは決してない」とあります。
人の意向に振り回されて、ストレスが貯まりやすい人は、
「なぜ、自分は他人の意向を気にしすぎるのか?」
自分自身に問いかけてみましょう。
必ず、受容できていない過去の思いがあるはずです。
それを認知して、受け容れれば気分が変わり、思考に余裕が出てきます。
また、世界が広がるかもしれません。
10年06月25日 05時36分08秒
Posted by: anatolia
お母さんが赤ちゃんを抱いて、トントンとやさしく背中を叩くことを「タッピングタッチ」と言うそうです。
大変、癒し効果があるということです。
誰か元気づけたい人がいるとき、誰かを癒したいとき、「お母さんが赤ちゃんを抱いて、トントンとやさしく背中を叩くこと」をイメージしながら、背中や肩をやさしくトントンと叩いて微笑むだけでも相手を励ませます。
タッピングタッチは、叩かれる方ばかりでなく、叩く方にも癒し効果があります。
自分もなんとなくやさしくなれるように感じられたら成功です。
10年06月24日 06時07分29秒
Posted by: anatolia
先日、怒りを感じることがありました。
怒りを感じたとき、怒りを感じたことに恥じ入る自分がいることに気付きました。
その恥じ入る自分を否定する自分がいて、そのために怒りを感じた場面を思い返し、怒りの再体験をして恥じ入る自分を打ち消そうとしているのです。
不快な体験をすると何度も何度もその体験が思い出されるのは、このようなメカニズムなのかもしれません。
このような怒りを静める言葉を色々試してみました。どうやら、次の3つが有効のような気が致します。
「ごめんなさい」
「許して下さい」
「ありがとうございます」
この3つの言葉を続けて、何度も心の中で反芻することが怒りを癒す効果がありました。
10年06月23日 05時28分12秒
Posted by: anatolia
マツダの自動車工場で殺傷事件が起きました。
犯人の男は、どうしてこのような事件を起こしたのでしょうか?
動機については、会社を解雇され恨みに思っていたと供述していますが、実際はそうとは言えないようです。
どちらにしろ、犯人の心の中では、自分の境遇に対する不満を強く持ち、その原因を他人や世間の責任にする被害者意識、それにより恨みと復讐心が毎日毎日巡っていたのでしょう。
人の思考は1日6万回にのぼるそうです。
そのうち、95%は前日と同じ事を考えているそうです。
また、その6万回のうち80%以上は、ネガティブな思考をしている人が多いそうです。
この犯人も自分の境遇に対する言い訳や恨みを日々、刻々と考え続け、暗い気分から抜け出すことも忘れるようになり、人生を絶望するようになり、自分の人生に復讐することを日々考えるようになり、今回の事件を起こすことを決意したのでしょう。
私たちもこの男のようにならないためにも、不平不満、被害者意識や恨みなどのネガティブ感情を無意識にため込まない(本来は、思わないことが望ましいが、いきなり難しい)ために、無意識クリーニング(無意識に「ありがとう」「愛しています」と話しかける)を日々行いましょう。
10年06月22日 06時15分51秒
Posted by: anatolia
昨日、無意識内に作られる負け犬プログラムの話をしました。
負け犬プログラムに中には、私が自罰プログラムと呼ぶものがあるように思います。
これは、私たちが、意識するとしないとに関わらず無意識をいじめていることがあります。
例えば、自分の行為が恥じたりすることにより自分自身を責めてしまいます。
また、無意識は一人称と二人称を区別することが苦手です。
つまり、他人を怒ったり、恨んだり、意地悪したりすると、無意識は自分にされていると思いやすいのです。
その証拠に、人は怒りっぽい人は怒りっぽい顔になり、意地悪な人は意地悪な顔になりやすい。
以上のように、知らず知らずに自分自身をいじめていると無意識は、苦しくなりプログラムをどんどん作ります。このプログラムの中には、私たち自身の足を引っ張ったりするものが出来てしまうのです。
このようなプログラムをクリーニングするためには、無意識に愛情を持っていることを示すことが大切です。
無意識に「愛しています」と呼びかけましょう。
10年06月21日 06時11分14秒
Posted by: anatolia
人の無意識は、未知の体験を嫌い、既知の体験を好む傾向があります。たとえ、その体験が負けパターンでもあっても、同じ事をを選択しがちです。
私たちの意識が、しっかり意志を持って、過去に失敗体験を反省し、違う選択をしないで、惰性に流れると、同じ失敗を何度も続けてしまうのです。
よく他人の行動を見て、また同じ失敗をしていると思いますが、私たち自身も同じように同じ失敗パターンを繰り返しがちなのです。
失敗パターンの連鎖から抜け出すためには、自分がどんな失敗パターンを持っているかを自分自身を観察し、そのパターンを見抜き、同じような状態になった場合、惰性に流されず、自分の意志で失敗パターンと違う選択をすることが大切です。
同じ失敗をしないことが優秀な人材と条件です。
負け犬プログラムを解消するように自分に注意しましょう。
10年06月18日 06時35分29秒
Posted by: anatolia
先日、無意識内で知らず知らずにプログラムが作られる話をしました。
そのプログラムの中には、感情や思考を持つものもあるようです。
私たちが、強烈な印象などから強い感情や強い思いを持つ経験、多くの場合、好ましくない感情を持つような体験をした場合、その体験の記憶やその時の強烈な感情が頭の中を巡り続けることにより、無意識内の奥底に留まったままになるのでしょう。
多くは、3歳児以下の思考を持つようです。
そこで、幼児プログラムと呼ぶことにします。
これは、多分、幼いときほど、意識と無意識の境があいまいで、分裂ぎみであるため、幼い頃の体験の方が、残りやすいのでしょう。
問題は、このようなプログラムがある場合、様々な場面で私たちに良くない影響を与える場合があることです。
イライラしたり、怒りっぽい、自分や他人を責めすぎる、暴力をついふるってしまう、酒乱・・・・
また、時には、それにより病気になったりするようです。私は、この幼児プログラムにために胃炎や胃潰瘍になりやすいようです。
この幼児プログラムを癒すためには、その存在にまず気づくことです。
つぎに、この幼児プログラムに感謝し、愛情を示すことが大切です。
幼児は、愛情を示せば喜び癒されますが、冷たくしたり、厳しく対応すると、泣き出したり、ひねたりします。それと同じように、愛情を傾ければ癒され消えたり、好ましいプログラムに変わりますが、冷たくしたりすると、返って悪さをします。
大事なのは、愛情を傾けるため、感謝し、愛し、「何ものかを尋ね」、謝った方が良いと感じれば謝り、許した方が良いと思えば許すことです。
10年06月17日 06時21分58秒
Posted by: anatolia
先日、私たちは、知らず知らずに無意識に足を引っ張られていると書きました。
私たちは、日々、不平不満を感じたり、人の悪口を言ったり、人を怒ったり、イライラしたりします。
無意識は、一人称と二人称の区別が苦手です。他人に向けて言っていること、思っていることも自分自身に向けられていることと理解します。
そこで、無意識は、向けられた不満や悪口などに対抗するため、プログラムを作り、それを言っている人、つまり、私たち自身に向け、時には反撃をしてくるのです。
私たちは、無意識内の悪しきプログラムをクリーニングしなければなりません。
簡単なクリーニング方法は、自分自身に向け、「ありがとう」「愛しています」と言うことです。言葉に出さなくても構いません。
できれば、毎日、百回以上言うようにしましょう。
数日、続けると気分が楽になるのがわかるはずです。これがリーニング効果です。
数ヶ月続けると、不平不満や悪口も減っていったりします。
10年06月16日 05時38分38秒
Posted by: anatolia
私たちの人生と言う成果は、私たちの行動と私たちを取り巻く環境によってもたらされます。
この行動と環境のうち、私たちがコントロールしやすいのは、私たちの行動です。
私たちの行動をコントロールしているのは、私たち自身ですが、この「自身」と思っているものが重要です。
実は、私たちの行動のほとんどをコントロールしているのが、私たちの「意識」ではなく、「無意識」なのです。
例えば、歩いているとき、手足体のそれぞれの使い方まで「意識」して指令を私たちは出しているでしょうか?ほとんど勝手に動いているのではないでしょうか!
これが「無意識」によるコントロールなのです。
私たちの「意識」は、ただ方向性を示しているだけなのです。
ただ、「無意識」が「意識」の100%コントロール下にあれば、もちろん、問題ないのですが、意外にも、この「無意識」がときどき暴走をするのです。
私たちの足を引っ張ったり、意地悪をしたりするのです。
これらを負け犬プログラムと私は読んでいます。
それ以外にも、気分を不快にさせる不快プログラムなどがあります。
良い人生を歩むためには、これらをクリーニングすることが重要なのです。
詳しくは、今後・・・
10年06月15日 05時42分28秒
Posted by: anatolia
戦後時代の武将・北条氏康は、息子の氏政が飯に汁を二度かけて、汁の量を調整するのを見て、「北条家は私の代で終わるだろう」と予見したという逸話があるそうです(倫理利研究所発行「職場の教養6月号」より)。
これは、氏政がご飯にかける汁の量を一度で正しく見積もれなかったことで、氏康が自分の息子に能力なしと見抜いたという話です。
しかし、私は、この話は違いと思います。
氏康が息子の氏政の能力を見抜いたのではなく、父親である氏康が早々と息子の氏政の能力を決めつけたために、息子はその能力を伸ばせなかった。
父親が無意識に息子の可能性を封じたというのが真実ではないでしょうか!?
私の顧問先で、オーナー社長である父親から毎日毎日さんざん罵られ、うつ病にまでなった息子さんがいます。
この息子さんに対して、アドラー心理学が言うように「短所を無視して、長所に着目すること」を心懸け、彼の場合、業界の戦略眼に鋭いところがあり、それを評価しその通り経営するように調整するとともに資金繰り管理により現実を見させることで、会社の厳しい状況を見事抜け出すことができ、息子さんも自信を持ち、今では、2社・300人の会社を経営しています。
10年06月14日 06時10分08秒
Posted by: anatolia
好ましいことではありませんが、残念ながら人員削減や賃下げを行わなければならない企業に出会うことがあります。
そのようなとき、どのようにして人員削減や賃下げを行うのが出来るだけ好ましいやり方でしょうか?
リストラを行う時に考慮すべき事はなんでしょうか?
それは、
1.従業員のモチベーションを出来るだけ下げないこと
2.会社への帰属意識を刺激すること
3.リストラを行う納得性の高い状況を作ることです。
そのために、大事なことは、「従業員の心理」の把握と心理学の活用です。
人は、厳しい現実を認めたくないという気持ちもありますが、時間をかけ、何度も厳しい情報に接するに従って、受け容れるようになってきます。
リストラをしなければならない状況になった場合、実施する前に早い段階から会社の状況を従業員に知らせることが重要です。
そうすることで、自然と納得し、受け容れる雰囲気ができあがってきます。
10年06月11日 05時38分37秒
Posted by: anatolia
自分の息子を育てて後継社長にしたいという場合、どのように育てたらよいのか?
基本的なことを身につけて貰うために他社で修行をつんで貰うなどの方法は有効でしょう。
その後、自社に入れてからうまくいかないところが結構多いようです。
それは、なぜか?
後継者である息子を早くものにしょうと焦ってとにかく厳しく当たりすぎて「責め殺してしまう」ためです。
アドラーという心理学者は、人を育てるには、「短所にかかわらず、長所に注目する」と言っています。
本当に息子を育てたいならば、短所にさわらず、長所を認め、それを本人にフィードバックして長所を伸ばす育て方が大切です。
発明王のエジソンは、アスペルガー症候群という精神的障害を持ちながら、あのGEを創業し今日まで残しました。これは、彼の母が、エジソンの長所のみに着目した教育をしたからです。
私の顧問先の息子さんは、一時追いつめられてうつ病までなりました。
しかし、アドラー心理学の方針で指導させて頂くと、一変し始め、今は社長に厚い信頼を頂き、グループ会社の主力2社の経営を任されています。
10年06月10日 06時08分02秒
Posted by: anatolia
人は、同じ失敗を懲りずに何度もするものです。
人は、欠点や失敗を意識すればするほど強化されるため、同じ失敗を重ねるほど無意識内の失敗を導く考え癖(プログラム)が強化されるのです。
これを解消するには、まず、この失敗癖(プログラム)をみつけ、自覚(認知)し、このプログラムを受け入れ、感謝することです。
決して、嫌がったり、否定してはいけません。そうすると返って強化されるとともに、プログラム自体が暴走し、自分に悪さをすることさえあるからです。
そして、同じような場面にあったとき、どう考え、どう対処をするかを改めて設定し直すことです。
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