前回「村八分」について記したが、今でも日本の若者の間では「KYはダメだよ!」との言葉がある由。KYとは空気を読めない、即ち周囲への気遣いがないとか、自分勝手との意味で、周囲に同調しなければ仲間外れにされる点、“村八分”とも言える訳で、自己中心主義の中国人は殆ど該当してしまう。世界的に見れば、むしろ日本人の方が特殊であり、中国人の国民性はアメリカを初めとして多くの国々と類似している。今日は特に中米両国の類似性を紹介しましょう。
1、 力の信奉者である。日本は有史以来、軍事力に依拠していた期間は中国等より遥かに短いが、現代に於いても中国、アメリカ両国は軍事力優先主義である。アメリカには大人の人口数より多い3億もの拳銃が社会に出回っているが、アメリカ程ではないにしても中国でも大量の武器が民間に存在する。統計がないだけであるが、源流は以前殆どの企業や団体には民兵組織があり、その中には武装部があったが、その後管理状況が低下して、天安門事件の折には3万余の武器が軍からさえ流出した程である。自分の身は自分で守る意識が強いのも類似。
2、政治体制だけは中米間で大きな相違があるが、それ以外では日本等より遥かに大きな自由があり、結果として経済格差の大きさが突出しており、アメリカ並みの大富豪も沢山いる。個人家庭での使用人の数も日本では僅かであるが、今では中国の富裕層は自宅での使用人雇用は極普通のことになっている。
3、自己責任主義であり、社会的福祉体制には政府も余り注力せず、医療保険を含む社会保険も日本や西欧諸国の様には普及しておらず、アメリカに類似している。おまけに儒教精神を政府が利用し老父母は子が面倒をみるのは当然で、孝養の道としている。
4、約束事を守るかどうかは自己都合次第という点も米中両国は類似している。軍事経済両面で脆弱だった時代にはアメリカ帝国主義反対を唱えており、日中国交回復時の共同声明や平和友好条約では覇権主義反対に同意していたが、今では南シナ海や東シナ海で風波を起こし始めており、少数民族の独立も支持されず、抑圧されるようになった。資本家など富裕層は攻撃される立場から擁護され又は政界と癒着する立場に変わってきている。
5、環境問題に取り組む姿勢や市民意識も米中類似しており、日本や西欧諸国程熱心ではない。中国の汚染した空気は、偏西風に乗って日本にも来ることがあり、PM2.5指数としても再三報道されている通り。日本並みになるのは何時の事か予想もつかない。
6.  以上の他に音楽で言えば短調好みである日本人とは異なり、長調好みで性陽気な傾向等中米両国民は類似しており、色も原色好みであり中米共通点と言えるでしょう。

 漢字、服装、建物等古代に於いて中国からの伝来のモノが、現代に至るまで日本の文化に大きな影響を与えており人種的にも類似している為、日中両国は類似していると錯覚に陥る人達が多いが、精神文明に於いては中米の方がより類似していると言えよう。多民族
国家であり、大陸国家でもあるとの環境の類似点が、より大きな影響を与えていることに留意が必要でしょう。

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