大連と言えばアカシアが有名で街路樹にも沢山あるが、軽軌鉄道の開発区駅の裏山とも言うべき砲台山公園では大木が多く開花時期には沢山の行楽客を集める。又土地の人々はこの花びらを採集して食用にしている。大連は特に親日的であり(203高地には乃木希典の指示で作った薬きょうを集めて作った大きな薬きょうの塔が今も保存されており、旧日本人租界地も修復されている)、3年間生活して不愉快なことは一度もなかった。居住した開発区の撫順街の黄海西路から金馬路までの間は韓国人の寄贈とのことで、2007年韓国風情街とのアーチが建てられたが!?大連在住の日本人もあまり足を延ばさない若干の地区を紹介しましょう。
1. 銘湖スキー場:瀋陽に通じる高速道路を約100㎞北上し、瓦房店の炮台鎮出口を出ると1㎞弱で到着。雪が少ないので人工雪だが、送迎のバス代、昼食代、貸しスキー代等含め日本円で5,000円弱だった。コースは1㎞近い上級者用(高低差100m以上)、300m弱の中級者用、200mの初級者用の3コースがあり、40年振りに滑ったが温泉もあり大いに楽しめた。
2. 遼南の小桂林とも称される氷峪溝渡假区(氷峪観光リゾート区)には三回行ったが、夏場には日帰りでも一泊でも良い。遼東半島の東側を丹東方向に半分強、200㎞程度走り庄河市郊外より内陸の山間に入ると、三段階に分かれたダムがあり、最上部は曲がりくねった湖となっており、乗船を楽しむ、途中には両岸高所より渡されたロープを利用の曲芸も見られる。但し半ば個人経営のぼったくり屋も居るので、要注意。乗馬の折には往復で幾らか聞くこと(でないと帰りは倍の料金にされる)。三回とも日帰りで行ったが高齢者にはややきつそう。
3. 寺社巡りが好きな方:大連から旅順にタクシーで行った時、壮大な横山寺に立ち寄った。2004年に修復したばかりで、壮麗であった。開発区にある大黒山は海抜660m余りで、その東側中腹の参道の石段を750段ほど登ると、洞窟寺(正式名称失念した)がある。若い工場労働者のピクニックとして最適と思う。更に大黒山の西側の道路より谷底に下りていくようなところに朝陽寺がある。除夜の鐘を衝かせて貰おうとしたが、衝けるのは坊さんのみとの事だった。
4. その他、山頂にUFOの如き展望台があり、寺はないのに梵鐘が駐車場脇にある童牛嶺や南側に下りた海浜路の山側壁面にある原寸大の恐竜のレリーフ、海水浴場でもある白石湾浴場沿いにあるおとぎ話の中の各種大きな塑像等はお子さん達に好適でしょう。30㎞も東方になるが、金石灘ならハワイのワイキキにも劣らぬ風光明媚な海水浴場や発現(見)王国がある。大連旧市街の南山地区は昔の日本人租界地区であり、現在一般に開放されている棒棰島(元々政府首脳の避暑地)、野鳥の森に入れる鳥語林、西欧の古城を思わせる貝殻博物館等大連には沢山の見どころがある。
5.大連開発区には、ウォルマートのスーパーやマイカルのデパート、高級品専門の友諠商店があり、ホテル名にもビクトリア(維多利亜)ホテル、ドナウ(多脳河)ホテル、ウィーン(維也納)ホテル等洋風名称が沢山あった。2005年居住した上海の古北新区にもパリ(巴黎)、リヨン(里昴)、ローマ(羅馬)、アテネ(雅典)、マルセイユ(馬賽)、ロッテルダム(鹿特丹)等を冠したホテルやマンションが沢山あったが、日本人同様西欧の地名好きな人達が多い証左であろう。ナショナリストには批判されそうである。
お願い:私の当ブログに対し、ご意見やご異論があればご遠慮なくお寄せ下さい。
         出来れば一般的メールにてお願い致します。
       Mail add : knhr-yana@jcom.home.ne.jp
       URL : https://www.consultant-blog.com/yanagizawa