思わぬパソコンの故障により、最近の中国旅行記、後半の投稿が10日余遅くなりましたが、ご容赦下さい。前回は否定的側面を多くお伝えしましたが、深圳では予想外の立派な図書館を見学しましたので報告しましょう。中国の図書館に対する私の従来の印象は、サービスも悪く利用度も低くてまるで資料保存館の如きでしたが、日本にもあまりないのではないかと思われるほど、充実し、自動化すると共にきめ細かいサービス体制のあるものでした。その概要は:
深圳市宝安区図書館で、1983年改革開放政策開始後4年余で創建、10年後の1993年に区立図書館となり、2013年に刷新され現在の姿になった。敷地面積31,854㎡、建築面積は48,000㎡蔵書能力120万冊、閲覧座席は2,000に及ぶ。新聞のコーナーを見ると全国各地の新聞が200余、専門の業界紙とも言うべき新聞が50余りあり、その他定期刊行物も多数あった。更に子供、青少年、盲人専用閲覧室や24時間サービスコーナー、自習室には178の座席が用意されていて略満席の利用状況だった。パソコンが116台常設され無料で自由に利用できる施設他、特定テーマに対する情報サービスコーナー、展示室やフォーラム、諸発表会用ホールも併設されていて、至れり尽くせりとの強い印象を持った次第である。尚同様の図書館は深圳市内の6区全てにあるとのことであった。深圳は元々一流大学卒業者には無償で戸籍を与えるが、一般労働者が戸籍を取得するには相当の費用が必要(3万元から6万元になったとの情報があったが、最新情報は未入手)であり、頭脳と金銭を集めるのに、なり振りかまわない姿勢を貫いている様である。
  知人の高二の娘さんが運動会と言うことで、見に行ったが父兄は校内に入れず、垣根越しに見るほかなかったのはがっかりで、この点は他の地域の学校と同様であったのは残念だった。運動会と言っても体力測定会の如きで、日本とはまるで趣旨が違うようである。

 大連では開発区に居住したが、深圳と較べるとかなり見劣りがした。
★スーパーもいろいろ:ウォルマート(中国名は沃尓瑪)経営の店は大繁盛で、14ヶ所あるレジには客が5~10人の列が出来る程であるが、国営の開発区市場と言う名のスーパーには4ヶ所しかレジはないが、列なすことは殆どない。両方とも私が開発区で仕事をしていた9年前からあり、両方とも商業地区にあり、立地条件は大差ない。開発区市場には従業員が沢山居り、退屈そうに腕組をしていたり、従業員同士でおしゃべりをしている者も多い。一方ウォルマートの方は少ない人数で、夫々がコマネズミの如く立ち働いていた。売り上げ比率は見るからに1:5か若しかしたら1:10位になるであろう。尚中国の国営とは国家直営の意味ではなく、市町村経営など、日本流に言えば地方自治体経営がほとんどである。8-9年も進歩しない国営企業があり続けるのはどうにも理解できない。大連の知人によると一か月30日勤務で休日なしの職場もある由で、正に原始資本主義の如き側面もあるが、以前勉強した中国の労働法は、経営者側に非常に厳しいが順守しているのは、外資系企業のみと言われている。
★開発区の定宿の近くにスポーツ公園があるが(撫順街南端の南側)、植え込みやジョギングコースのアンツーカーの手入れも良く、朝には100人余りの体操グループ、剣舞グループや器械体操グループなど多くの人達に愛用されている素晴らしい公園だが、今でも清浄であった。
★キリスト教関係のDVD,CDを販売する店にも立ち寄ったが、店頭には何も置いておらず、取り寄せスタイルになっており、キリスト教関係は当局に警戒されていることを実感させられた。
  尚、10月27日は珍しく風が強かったが、空気の清浄度は日本の秋晴れ同様であった。
     (2015-11-13記)


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