2015年 7月の記事一覧

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15年07月24日 16時03分47秒
Posted by: yanagizawa

 日中関係や日韓関係については、お互いに非難合戦の如き情況がある。マスコミのみならず、一部の政治家からも叫ばれ、出版物も多くなっている。ひどいものになると、中国や韓国は崩壊して消えてなくなるが如きであり、政府レベルになると中韓両国が過激な発言を繰り返す一方、日本からは極めて抑制的な発言となっている。こんな状況を続けることは、誰の利益にもならないし絶対多数の人々の意にも沿わない。実証的に歴史を認識し、大人の対応が出来ないものだろうか。

1、 戦前の日本の軍国主義や拡張主義が中韓両国のみならず、多くの国々に物的、人的に大きな災害を与えたのは間違いないが、それだけを繰り返している両国に同調する人々が日本にもいるが、どんな意義があるのだろうか?前にも触れた如く、どんな国や民族にも歴史を遡れば、否定的側面と肯定的側面があるのは周知の通りです。否定的側面を誇大に叫び続け、又それに呼応する発言をするのは、まるで子供の喧嘩とそれをはやし立てる如きで、非科学的であります。どんな民族や国も、総体としては自己の歴史に対して誇りを有しており、一方では、歴史は被害者と加害者が入れ替わることがあることも教えています。
2、 やはり歴史は科学的に是々非々で論証し、其処から教訓を得るべきです。日本の現状を世界的視野で観察すれば、あまりにも国防問題に無頓着な人々が多いと言えます。永世中立国であるスイスでは、国民皆兵となっている事等あまり注目されないようです。スイスの如き道を歩まないなら、平和維持のためには日米同盟のみならず、価値観を共有する国々と協力関係を深めるのは当然必要なことでしょう。
3、 戦後、日本さえ手出しをしなければ、平和は維持されるとして、安全保障強化の動きに反対した人々は60年安保闘争に大挙して参加しましたが、今なおそのような意識に自縄自縛となっている人々が、著名な文化人を含めてあまりにも多いように思われます。峻厳な国際的現実に目をつぶるか、或いは固定観念のトリコになっているとしか思えません。彼等こそ中国人や韓国人の安全保障、国防意識に学んでほしいものです。
4、 1970年代初め、日中国交正常化を望む流れが強くなりましたが、当時所謂左翼的な人々は、国交正常化運動で先導的に行動すると共に「非武装中立論」を唱えていました。中国はまだ文革体制である四人組時代でしたが、ある中国政府中堅幹部との懇談で、「日本で非武装中立を叫んでいる人達がいるが、我々は本当のところ彼等を信用していない。日米同盟により日本は何処の国からも侵攻されない態勢を作っておき、一方では安心して非武装中立を唱えるのは自己矛盾ではないか!只、日本との国交正常化を望む我が国の立場からは彼等の存在は都合が良いので、中国に来れば厚遇しているだけだ」と聞かされたことがある。実に的を得た観点だったなと、今なお時々思い出している次第です。
5、 五族協和を唱えていた戦前の日本は、同じく五族協和を唱えていた孫文や毛沢東と相通ずるところがあり、民族浄化策を推進したナチスドイツ等とは正反対であったが、支配地域を拡張しようとした点では、同じであった。海洋性国家である日本が同時に大陸性国家でもあろうとした点は明らかに誤りであった。これ等を日本は苦い教訓としているが、一方中国がこれ等を反面教師とされるなら、アジアの平和に貢献するのは間違いない。
以上


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 「参考になるとか役に立つ」とのことでしたら、お知り合いにもお奨め下さい。

  柳沢経歴:以前のURL表記にミスあり、下記にてよろしく。 
        http://www.consultant-blog.com/yanagizawa/
  Mail add: knhr-yana@jcom.home.ne.jp

 

15年07月04日 12時15分51秒
Posted by: yanagizawa

「歴史認識」問題は、中国に限って言えば、深層心理として「本来我々は日本の古代文明の師匠、教師、父母であるにも拘わらず、近代に至って蹂躙、支配され人的、物的に多大な被害を受けた。半ば弟子、学生、子供である立場の日本が加害者になったのであり、半永久的に謝罪し続けるべきであり、その様な態度が基礎となって初めて友好関係が維持される」として植え付けられており、韓国に至っては更に、過激になっているが、中国、韓国の如き中華思想のない東南アジア諸国は「欧米等白人の支配から日本は解放してくれた。日本は欧米に替わって我々を支配しようとして、災害も与えたが既に賠償し、戦後の発展に協力してくれている」として、恨みを抱いてはおらず、大変友好的である。この様な相違点の背景に留意する必要があります。

 殆どの識者は論じていないが日本として、中韓に対して強調すべき重点は、次の2点である。
1. どんな国や民族にも自尊心があり、互いに尊重し合うべきである。その上で、歴史は時代背景も踏まえて是々非々で認識されるべきであり、現代の価値基準で以て一方的に断定し非難攻撃のみ繰り返すのは建設的でなく、長期的な友好親善関係樹立の妨げになるだけである。
2. 更に重要なのは、夫々の歴史認識が正しいかどうか検証する確実な方法は、日本に就いては戦後歴史を教訓として来たかどうか、実際の日本の行動を点検してみることである。軍事力を以て他国を威圧したり、支配したりしたことがないことは明白であろう。何処の国へも軍事的攻撃をしたことがなく、何処の国の人間も一人として戦死させていないことも周知の通りである。
一方中国や韓国が戦前の日本を反面教師としているのであれば、軍事力偏重政策は採らないはずであり、何処とも干戈を交えないはずである。朝鮮戦争、ベトナム戦争、幾多の国境紛争での軍事的衝突はどう説明できるのか、ということである。
3. 以上で分かる様に、日本はむしろ歴史に学び過ぎており、「羹に懲りてナマスを吹いている」のが実態であり、中韓両国は、戦前の日本を反面教師として十分なる歴史認識を持っているとは言い難いのではなかろうか?日本は尖閣諸島に滑走路を建設もしていないし、首相が上陸してこれ見よがしに、テレビで放送させるようなこともしていない。
 
 日本人として、大切な観察点として、中国韓国共に相手が強大であれば謙虚に応対し、相対的に弱化していると思えば、傲慢になる傾向、即ち事大主義になることを見据えることである。確かに古代文明では大陸、朝鮮半島から幾多の事柄を学び、近代に至っては欧米諸国に学び、更に創意工夫と質の向上に努めると共に、伝統文化をも育んできたことには大いに自信を持ってよい。
一方平和維持には実際の国際情勢の推移を直視し、幻想的な理想主義に陥ることなく、絶えず抑止力を高める努力を怠らないことであろう。島国である日本は、昔は世界の情勢に疎く、半ば 一国平和主義であったが、現在交通通信の発達により、地球全体が半ば島国、又は宇宙船地球号とも言える情況になって来ている。周囲の人々に対する思い遣りや助け合い精神がなければ生きて来られなかった日本人の歴史的経験及び生き方は、世界の人々にとっても貴重な手本となるのは間違いないと信じます。


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