2015年 5月の記事一覧

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15年05月16日 14時34分19秒
Posted by: yanagizawa

 前回の投稿(86)は私のブログを継続してご覧になっておられる方々には、よくご理解頂けたかと思いますが、そうでない方々の為に今回と次回に分けて補足説明を致しましょう。
日本では中国の日本への思いや対応は、政権首脳部の考え方次第である様に論じられることが多いですが、それは一側面に過ぎません。幾多の抗争を経てきた中国人には、「天下は力次第」ということが、遺伝子になっているとも言えます。事大主義とも言えるでしょう。
日本がバブル景気の頃、中国は大変貧しく軍事力も弱く、日本への対抗心はなく、ひたすら「中日友好」を叫んでいました。中国の経済力や軍事力の強化に伴い、日本に対しては繰返し歴史問題を提起し、謝罪し続けるよう要求しております。これは心底戦前の如く日本が軍国主義に戻るのを恐れている訳ではなく、贖罪意識を喚起し、あたかも朝貢国でもあるかの如く、立居振舞うことを求めているものです。事実であるかどうかよりは、中国の意向に沿うことを求めているのです。若干実例を挙げると:
①  戦前満州国(中国では偽満と言う)は五族協和を基本政策として建国されたが、孫文や毛沢東も五族協和を唱えていた。ナチスドイツの民族浄化政策(ユダヤ人の大量虐殺になった)とは根本的に異なるが、同じと見做したいとの意向により、いろんな誇大情報が恰も事実であるかの如く、何度でも提起されている(南京大虐殺、三光作戦等)。
② チベットの対外貿易の北京駐在代表事務所と仕事で交流をしていた時代、「北京(漢民族による中央政府)は昔の、日本の関東軍と同じだ。チベットや東北地方に沢山投資し、学校教育等良いことも沢山したが、東北の中国人を支配しようとしたし、我々を支配している。どんな民族も支配されることには我慢がならない。師弟関係ではなく憲法が定める如く、平等な兄弟姉妹関係なら不満はないが」と聞かされたことがあるが、もっともと思われる。
③ ジンギスカンは中国各地を攻略、大々的な虐殺も行い西欧や東南アジアまで侵略し、孫のフビライの時代には中国全土を支配するまでになった(大元国を建国)。その末裔のモンゴル人がモンゴル国のみならず、現在中国内部に生活するモンゴル人まで、ジンギスカンを英雄として祀っているが、取り立てて非難されることはない。靖国神社に東条英機が祀られているとして、政府首脳が参拝することを再三非難することと整合性がないが、要は、日本は「敗戦国のくせに経済的に高いレベルに達しているのみならず、文化やモラル的にも高いレベルに達していることに我慢がならない」ということです。
④  1972年9月の国交正常化への合意した時から、一貫している中国の政策は、「賠償金を取らない代わりに半永久的に、日本に対して贖罪意識を持たせ続けること。信じられないなら今後の推移を見れば分かる。国だけでなく、会社、団体、個人まで中国に貢ぐことになろう」と当時、北京で中国政府の幹部から内々に聞かされたことがあるが、事実はこの通りになっている。友好姉妹関係の都府県や市、更に団体、会社等殆んど持ち出しで中国への援助、寄付行為を行い、交流している。。
⑤ 歴史を教訓とせよと言うなら、昔の日本が一時期軍事優先政策を実行して多大な損害を中国に与えたことは事実であるが、この70年間、歴史を教訓として何処の国とも戦火を交えたことはなく、専守防衛に徹してきたが、中国は如何であろうか?客観的に比較検討して見れば事実は明らかになろう。日本の一時期の富国強兵の情況を中国も反面教師として実際の政策に生かしていけば、アジアの情況はより平和的に、より友好的になるのではなかろうか。歴史に学ぶ実情は真逆のようである。
 以上

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  柳沢経歴:以前のURL表記にミスあり、下記にてよろしく。 
        http://www.consultant-blog.com/yanagizawa/
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15年05月07日 14時36分53秒
Posted by: yanagizawa

 今年夏には終戦70年になり、安倍首相は新たな談話を出す意向を示されており、政界やマスコミではいろいろ論じていますが、残念ながら核心に迫る論調が見当たりません。
 先ず何故中韓両国のみが、「歴史認識」を問題視し日本は謝り続けよと主張するのでしょうか?国内にも「河野談話や村山談話を継承せよ」とか、法制の基礎である憲法の「平和を愛する諸国民の公正と信義を信頼して平和を維持する決意」との規定を変えるなとの意見もあるが、これ等の主張には大きな欠陥があると言えるでしょう。

 中国では今でも戦前の日本軍が如何に残虐非道だったかと、各種記念館を拡充しつつ今なお各種方法で以て教育しており、日本に対しては謝罪し続けよと言い続け、韓国に至っては朴大統領まで「日本には一千年の恨みがある」とまで言っている。斯様な対日態度の国は世界中探しても他では見つからないでしょう。
では何故か?
① 古代文明では我々は日本の先生、師匠であり、日本は学生であり、弟子であるとの強い潜在意識が刷り込まれている。野蛮だった倭国人を我々が教化したのだ。
② 敗戦国であるにも拘わらず、日本は戦後20年余で世界第2の経済大国になっただけでなく、教育、格差是正、モラル向上等非常に高いレベルに達してしまった。口では言えないが我慢がならない。
③ 従って外交関係のみならず、あらゆる分野、段階での日本人との付合いでは贖罪意識を持たせ続け、中国(人)に貢がせたい。
④ 自分達の自尊心は最大限満たそうとする一方で、日本人にも自尊心があることを軽視又は無視しようとしたい。これが果たして妥当なものか追究されるべきでしょう。
⑤ 中国国内の社会的矛盾は増大しており、現政権が揺らぎそうになった時には、予想外な対日態度を採る恐れがありそうである。漁民に偽装した膨大な数の兵力での侵攻等。
一方世界を見渡せば、今なお武力紛争は留まることを知らず、日本の憲法前文の前提条件の認識が誤りであることは明白でしょう。中国だけでも朝鮮戦争では国連軍と戦う為100万の軍隊を派遣し、旧ソ連やインドとの国境紛争、ベトナム侵攻がり、今でも南沙諸島ではベトナムやフィリッピンとの島嶼紛争、日本とは尖閣諸島付近で毎週のように領海侵犯が続いています。
従い「歴史認識」問題は、言葉通りの意味でないことは明白です。昔盛んに唱えられた「非武装中立」論は幻想的平和主義というべきで、歴史に学ぶという事を言葉通りに解釈するならば、日本は学び過ぎて「羹に懲りてナマスを吹く」情況にあると言えるでしょう。軍事力を背景として支配地域を拡大し、現地の人々には人権無視的な行動も行い、災害を与えたことが悪行ならば、この70年間日本は斯様な行動を一切とってはいない。

日本誕生時期にまでさかのぼる日本古代史を概観するならば、稲作や青銅器の伝来、漢字や仏教の導入、法制(大宝律令)、都市計画、建築技術を学び、服装、喫茶の習慣の導入等々義務教育の日本史の教育の場でしっかり教えられていることは周知の通りです。むしろ現代史の中で中国の平和維持や国家の統一維持の教育がどうされているか、多少は日本も学ぶべきだと思わされます。中国では普遍的に初等教育の場でも国旗掲揚には、可愛らしい子供が国旗に向かって敬礼しているのを何度も目撃しましたが、同様のことを日本で行うとしたら、日本の幻想的平和主義者や中国の一部の為政者は何と言うでしょうか?
  日本は中国の良い点を強調し、それに相応しい態度を執るよう要求(褒め殺し)、平和維持(安全保障)面では中国に学ぶべきだと言うのが長年中国と付き合ってきた私の結論です。
以上
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  柳沢経歴:以前のURL表記にミスあり、下記にてよろしく。 
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