社長の代わりになるくらいの方を引っ張ってきたのなら、すぐに会社の業績に変化があるかもしれません。役員クラス以上であれば大いに可能性があると思います。

しかし、優秀だと思って採用された社員の方がすぐに結果を出すかどうかはわかりません。最初から期待が大き過ぎると本人もプレッシャーになります。特に異業種から来られた方に期待するのは酷です。まず仕事を覚えることが先になります。

この人ならと思って社長が引っ張ってこられます。でも実際には、仕事を一から覚えることが先で、結果は早くて半年から1年後です。何とか今の窮状を脱したいという思いから採用・抜擢されたのだと思いますが、焦るとあまり良くないことが起こります。

どんなに優秀な方でも会社に慣れること、仕事を覚える期間が必要です。前職と同じ業種であっても個々の会社のやり方があります。それに社風に慣れたり、人とコミュニケーションを取るのに時間がかかります。本音で意見をぶつけ合えるようになるまでの時間が欲しいです。

優秀な方ほど、入社してすぐに自分のやり方で仕事をしようとされません。もっと好きにやって欲しいとか、頑張って欲しいなあと思うくらいです。でもその方はご存知なのだと思います。過去の自分のやり方を新しい会社でやったとしてもいつか壁にぶち当たると思っておられるからです。

じっくり新しい会社のやり方、強み、弱点を自分なりに分析して、社内でどのように自分の考え方を具現化するのが良いのか考えておられます。他の社員の方を傷付けないように、波風を立てずに上手に改善・改革を進めるチャンスをうかがっておられます。

社長が自分の右腕だと思って連れて来られたのなら、1カ月後に現状分析のレポートを提出してもらうのが良いです。その方の考え方が一番よく分かります。

そのレポートの内容を見られて、どのように進めるのが良いのかご本人と打ち合わせされてはと思います。

すぐに会社をドラスティックに変えたいというのはわかりますが、そのやり方で成功されたところは少ないようです。何でも時間が必要です。長くても良くないですし、短くてもダメです。

期間を定めて、一気にダッシュというのが良いです。
現状分析をしっかりと行い、半年後からスタートというのはどうでしょうか?
それくらいの余裕がないと、いくら優秀な人を入れられても潰れてしまいます。

優秀な方ほど、工程表を作られて、進めるのが良いような気がします。

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