どの企業・店も我慢比べ。原価は高騰しているのに、価格に反映されません。どこまで続くのか・・・

消費者の立場としては、一部報道があるように原価が少しずつ上がっているんだぁというイメージはありますが、実際食品スーパーなどへ行っても以前と同じ価格だったりします。まだまだ実感がないというのが現実だと思います。

それともう一つ怖い現象が起こっています。定番商品になると価格が安くなるまでお客様は待たれます。安くなった時にまとめ買いをされます。

だから価格に対して凄く敏感です。賢い買い方をするのが当たり前になり、店側もたいへんです。

米なども仕入価格がかなり上がっていると聞きます。ところが大手食品ス-パーなどでは値上げをされていません。おそらくこの仕入価格の高騰を消費者は知らないと思います。

我慢比べのような状況になっていて、いつどこが値段を上げるか、それが気になるところです。やはり日本で大手企業が基準です。大手が価格を上げると、それに準じて皆対応されます。

原価が上がれば、売価も必然的に上げるというのが普通でしたが、今は原価が上がっても売価に反映せず、企業が吸収です。先に上げると他店にお客様が逃げてしまうので上げることができないといった感じ。非常に厳しいところだと思います。

価格変更は、できれば一番後からにしたいです。早く変更すればするほど売上に影響しそうです。

需給状況で価格が決まるのではなく、お客様が買っても良い思う価格に合わせることができるかどうかという企業努力が大事になっているような気がします。

消費者にとっては良いことなのですが、企業や店はますますたいへんになって来ると思います。今は価格が商品決定の第一要因です。品揃え以上に、価格をいくらにするのか、それが売上に大きく影響しそうな予感がします。

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