大手企業と違って支援と言っても何かできる訳でもないです。正直、そんなに余裕もないと思います。現実的には、自分の会社を潰さず、雇用を守ることが第一です。足元をしっかりと見つめて経営を行うことが大事ではと思います。

マスコミやテレビに気を取られていると、自分の会社が危うくなります。他社のことを考えることができるような余裕はなかったはずです。何とかしてあげたい、手助けしたいというのもわかりますが、その前に自分の会社を軌道に乗せること、業績を上げることが先だと思います。

それともっと怖いのは、景気が悪い状況下で今度の大震災です。業界動向がさらに悪化しているはずです。底を打つのがいつなのか見えてきません。今期はどのくらい数字が落ちるのか、それを予測しシュミレーションすることが大切だと思います。

いろんな影響が今後出て来ると思います。何が起こるか正確に予測することは難しいでしょう。世の中を安定化させるためには、個々の会社が自分をしっかりと守ることです。周りの方に心配をかけないように心掛けることが大切ではと思います。

影響が出ないように個々の企業が頑張ることが、復興へ一番近づくのではと思います。まずは自分が元気でないと何もできません。大きなことはできなくても自分の会社を守ることができれば、立派に社会的責任を果たしていると思います。

自分を見失っていると、大きな波の中に取り込まれてしまいます。それが一番怖いことです。

中小企業では、ほんの小さな波が起きただけで業績は大きく変動します。常に安泰という状況は来ないと考えた方が良いです。

5年後、10年後、大不景気と大震災を乗り越え、会社を潰さなかったというところが高い評価を受けると思います。

このような時期だからこそ、自分の足元をしっかりと見て経営することが大切なような気がします。

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