焼肉に連れて行ってもらうというのはうれしいものです。若い時は、食べたくてもお金がないです。お腹一杯食べてみたいと思っていたのは、私だけではないと思います。

たまに連れて行ってもらった焼肉の味は、一生涯忘れないかも・・・
でも実は焼肉を食べること以上に大切なことがあります。そういった形で上司や社長と頻繁に食事を一緒させていただくと、知らず知らず人が育って行きます。なぜでしょうか?

中小企業では、社員と夜遅くまで食事を共にすることが大事かもしれません。お付き合い先の企業様を見ていますと、社員や部下と一緒に食事をする機会が多いところほど、業績が良く、社員も育っています。

寝食を共にすることは難しいですが、夕食を共にしながら、1日あったこと、これからの会社の将来について、個人的な悩みなどを話すことが大事だからだと思います。

職場だけでの会話では、人は付いてこないでしょう。特に男性の場合、日々一緒に居て、アドバイスをしてくれる上司や社長は心強いです。

「よし、今日は飯に行くか!」と一声かけられるのを待っておられます。
社員の方々との食事回数は、月何回くらいですか?

人を育てたい、自分の右腕を作りたいと思えば、食事を一緒にしながら、自分の思いを伝えることです。社内や職場内だけの会話で人が育つことはないです。

夜遅くまで議論を交わしながら、将来を語るのは楽しいものです。時間を忘れてしまいます。そのような面倒見の良い人は、部下が育ちます。

何を教えたかではなく、何回一緒に食事したかの方が大切です。

いただいた給与は自分のためだけに使わずに、部下のために使いなさいとよく言われます。管理職手当や役職手当の中には、部下の教育指導のための食事代も含まれていると認識した方が良いでしょう。

上司のお説教も焼肉が食べれるなら我慢できます。それを肥やしにして、成長して行きます。

会社とはどういうものなのか、世の中というのはどういうものなのか、自分が上に立った時にどうしなければならないのか、それを学ぶことができるのは、夜の食事だと思います。

社員教育に力を入れたいと思うなら、社内教育やシステム以上に、夜の食事回数を増やされた方が良いかもしれません。

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