やりたいと思っていたことができなかった。
やりたいと思っていてもできない。
という声が多いです。でもこの状態が何年も何十年も続いていると業績に影響を及ぼしてきます。また、ある時だけそうなのであれば良いですが、できないことが体質になっているとたいへんです。どこかで変えないと、ますます業績は悪化して行きます。

中小企業では、大手企業と違って決まったことをやり切ることができないという欠点があるようです。責任の所在がはっきりせず、ゴーサインが出ているのかどうなのかわからない。やると決まっていたことも数字が悪くなってくると、後回し。

もうさんざん、後悔されてきていると思います。この状況から脱しない限り、強い経営体質にはならないと思います。

変えるためには、準備と計画がすべてだと思います。時間ができたら、余裕ができたらやろうと思ってもなかなかできないものです。

年間計画の中にやりたいと思っていることを落とし込むことが大切です。期日と責任者を明確にして、推進して行かないといつまで経っても未着手のままです。

社長自らが、決めたことは絶対にやり切るということを宣言されてはいかがでしょうか?まず個人で決めた目標や計画などを社内で発表されることです。同様に各部署、個々人からも目標や計画を出してもらうのが良いです。

会議などでもこの計画書の進捗状況を必ず確認し合うことです。できていない理由を述べ合うのではなく、どうやって期日までにやり切るのか、そのプロセスを確認し合うことが大切です。

徐々に会議だけでなく、日々の会話の中で進捗状況をお互いに確認し合えれば理想的です。また、伸びている人は、当初の計画だけでなく、新しい課題にチャレンジして欲しいです。

結局、甘い体質と言うのは、社長や幹部の責任かもしれません。自らが変わらないと、会社全体は変わらないと思います。

言った言わないではなく、書面に計画書として落とし込み、一つずつクリアして行く癖付けが大事だと思います。

業績悪化は、悪条件の積み重なったことよりも、従来からの体質に問題があります。甘い体質を除去しない限り、健全な回復はないのではと思います。

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