老舗・歴史のある店ほど悩まれています。周りが安くして来ているのに、自店はこのままで良いのかと・・・

景気も悪く、業界動向的にも客単価は下がっています。自店だけ価格を改定せずにいると、お客様の足が遠のくのではと危惧されています。

プライドもあると思います。商圏内で一番先に価格を下げるのは、負けを認めるようなもの。だから、下げるとしても誰よりも後、できれば一番最後まで下げたくないという思いもあります。

でも対策が遅れると売上はどんどん減って行きます。少しでも売上が欲しい時です。理想は、どこよりも早く手を打つことです。

ただし、単純に安くしたら良いというのではなく、中の仕組みやメニュー構成を変えることが大事です。そうして徐々にまた強くなって行くものです。

安易な価格引き下げだけは止められた方が良いです。

安さが求められている時というのは、時流の変化の節目の時です。積極的に自店を変えて行かれてはいかがでしょうか?

それにこのような時こそ価格改定のチャンスです。世の中の時流ではなく、自店がきついから価格を変えるというのは避けたいです。

安さに耐え得る体質を構築しながら、時流に合わせて行かれるのが理想的です。
二代目・三代目はたいへんです。先代や先々代のやり方を変える訳ですから。

店が大事なのか、暖簾やプライドが大事なのか?
それを判断基準にされてはと思います。

昔のままで、何も変えずに生き残っている店は少ないです。店自体は変わらなくても、時流に合わせて行くことが大切です。

商売とは、価格戦略を意味します。いくらで売るのかが一番大事です。
売値を付ける。それができればプロとも言われます。

安さについては、永遠に付いて回る問題です。
いつも考えながら、良い決断をされて下さい。

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