昔とは事情が違うかもしれませんが、欲しいものがない人に夢はつかめないと言われます。欲しいもの、手に入れたいものが明確にないと夢は実現しません。

よく勉強会や研修会で若手社員の方に、「10万円手に入れたら何に使いますか?」と質問させていただきます。

答えがある人もいますが、多い答えは「とりあえず貯金」です。これが現実的な答えなのかもしれません。将来が不安だから、お金を貯めておこうと思っておられるでしょう。

貯金も良いですが、何か欲しい物も見つけて欲しいです。私の若い時は、欲しいものだらけでしたが・・・

小さな小さな夢や目標が励みになります。次のステップへと誘ってくれます。
いつも何らかの夢を持っていて欲しいです。

それが実現すると、また次のちょっと大きな目標が立てたくなります。車に家など社会人になり立ての時は、高嶺の花だったものが身近に感じられてきます。

それを繰り返すごとに成長して行きます。夢は大きいほど良いと思いますが、その前に小さな夢を何度もつかむことが大切だと思います。

皆さんの会社でも聞いてみて下さい。「もし10万円の報奨金をもらったら何に使いますか?」と・・・

それがその会社の現実を一番よく表しているような気がします。皆が皆貯金に走ると、夢がなくなります。身近に夢をつかんだ方がおられると私も頑張ろうと思います。

近くに成功者がいることが、成功するためのモチベーションアップにつながります。

まず、上長の方が成功者としての見本になってあげて下さい。その姿を見て、若手は成長して行きます。

10万円の使い道。
それがその人の生き方を表しているような気がします。