先日、とある研修に参加させていただいているとこのような話が出てきました。
どこへ行っても同じ話。経営は責任が取れる範囲で行うことが鉄則。
決まって皆さん、このことをおっしゃいます。

ところが実際の決算書を見させていただくと、過剰な借入になっていることがしばしば。特に箱もの事業の場合、事業を継続させるために追加融資を繰り返すという悪循環になっています。

個人の場合、保証という問題も出てきます。自宅を売却して、返済に回されることもあります。

責任というのは、返済可能金額のことではと思います。あるいは、今事業を清算しても借金が残らないことを指しているように思います。

他に責任と言っても言葉は出てきますが、実質、借入額=責任範囲です。これをオーバーしてしまうと、業績が悪化した時に対処するのが難しくなります。大きな痛みを伴わないといけなくなります。

私たちの仕事の場合、痛みを伴わないと行けない局面での相談が多いですが、
どう対応するか頭を悩ませます。となると現場での業務改善以上に、この借入に対する対応策の方が重要課題になります。

現社長の借入というのではなく、前社長、あるいはそれ以前の方の借入を引きずっておられます。しかし、現社長の決断ではなくても会社としての責任があります。

オーナー経営者であっても事業継続、雇用を守る責任があります。そのためにはできることはすべてやるという強い気持ちが必要です。過去がどうあれ、今何かできるのは社長しかいません。

一般的にも責任範囲内で借入をしなさいとよく言われますが、ピンチになるとつい銀行のお世話になっていることがあります。借りたものは返さなくてはいけないし、今までの借入に上乗せして返済することになりますので、ますます資金繰りは悪化することになります。

常に自分が責任を取れる範囲内で事業を考えることがベター。身の丈に合った経営をすべきなのでしょう。

どこへ行ってもこの話をされるということは、凄く大事なことであり、当たり前のことなのだと思います。気を引き締めて、考えていかなければならない大きな課題のようです。