ありがとうございます。
テーマは、「10年後」のようです。
でも期待されていることは何か良い話がないかぁ?ということではと思います。

お電話いただくのは本当にありがたいことです。ところが、皆さん同じことを期待されています。世の中の景気は今悪いですが、少しでも良くなったという情報が欲しい。それと新しいビジネスが出てきていないか、それが主な質問内容です。

私が成長しているというより、武内さんなら良い情報を持っているだろうという期待感から電話に手が伸びるのだと思います。

しかし、期待されても困ります。そんなに良い話が転がっている訳ではないです。だんだん世の中は厳しくなっています。少々の努力や運で生き残っていけるほど甘くはないと思います。

根本的に生き方を変えるくらいの方でないと成功されないのではと思うくらいです。ちょっと変わった情報や景気の良い話があると安心されても困ります。

苦戦されている方の共通点は、世の中のことや業界動向を気にし過ぎる。情報を得ようし過ぎる方です。

知ったからと言って何も変わりません。逆に伸びておられる方はそのようなことは情報の一部として捉えるだけで、自分や自社のことしか頭にないです。

自分がどう生きて行くのか、それが一番大事です。世の中の波や業界の波にさらわれないためにも、自分を磨くことが大切だと思います。

情報に一喜一憂している状態ではまだまだ。
自分や自社の今後のことについてのガチンコの質問でないといけないような気がします。

景気の話をお互いがしても意味がないように思うのです。
ビジョンと方向性が見えていて、そのためにどうすれば良いかという議論がしたいです。

当然、ビジョンと方向性が見えないから問い合わせがあるのだと思いますが、それはコンサルタントが提案することではなく、経営者自らが決断すべきことだと思います。

コンサルタントは、ビジョンや方向性の微調整くらいにしか役に立たないと思います。ある程度の答えは、オーナーが見つけること。それが仕事であり、役割です。

逆に、コンサルタントは、事業が上手くいくように助言、アドバイスするのが仕事。役割を分けて、それぞれの立場で話をするのが理想だと思います。

私の顔を見ても私の話を聞かれても根本原因の解決にはならないと思うのですが・・・