世の中の流れや政治・経済の話、業界動向を説明してもピンとこない場合があります。自分の実入りが増えることでないとやる気が出ないかもしれません。教え方も工夫する必要がありそうです。

売上高を上げなさいと言っても自分がいつも使っている金額とは全然違います。金額が大きくなればなるほど実感が湧かなくなってきます。

目先の業務で手一杯。毎日一所懸命頑張ることに注力されています。この状態から何とか意識を変えて、モチベーションをさらに上げ、会社に貢献して欲しいです。

そのためには、自分の給料を後1万円増やすためにはどのような行動が必要で、会社の売上や利益ではどれくらいアップさせないといけないのか噛み砕いて説明してあげられてはと思います。

お金だけではないと思いますが、自分の生活が豊かになる身近な例をあげて説明されるのが良いです。小さな小さな気付きが業績に跳ね返ってきます。難しい話をしていないかどうか、無理な数字を言っていないか、もう一度原点に立ち返ってみられることも必要だと思います。

会社側の視点や社長の視点と従業員の方々の視点がズレている場合があります。会社や社長は当然、大きな目標をお持ちですが、従業員の方がそれを具体的にどのようなステップで達成させて行くのかその道筋が見えていなかったり、理解されていないことがあります。

大きな目標も大事ですが、従業員の方が少しでも生活が豊かになることも考えてあげることが会社にとってはプラスの影響を及ぼします。

伸びそうな若手に対してもどうやって給与を上げて行くのか、そのためにはどのような仕事を担っていかないといけないのかを教えてあげることです。役職が上がるとどのような仕事をしないといけないのかよりも、給与を上げたいなら何をしないといけないのかを教えてあげた方がピンと来るかもしれません。

教育現場では、何を教えるかよりも、少しでも気付いてもらうことが大切です。目線を常に従業員の方に合わせることです。

やっぱり少しでも多く給与をいただきたいというのが本音です。その期待にどうやって答えるかが社長の役割だと思います。