こういう方が増えているとお聞きします。
店長は嫌で副店長ならOK!???

それとか店長にはしないで下さいと直訴する人もいるとか・・・

これでは組織が成り立ちません。店長をする人もいなくなります。でも少し昔とは状況が違っているのではとも思うことがあります。

拒否する理由を探ると、まず現在の店長職がきついから。もう一つは、その方がご自分のことをよくご存知だからだと思います。

自分は人の前に立ったり、人を先導する役目は合っていないとお考えなのだと思います。昔なら、一度やってみたらと言ってその方を説得にあたり、強引にでも店長にしていたかもしれません。

ところが最近思うのは、どうみても今のままにしてあげた方が、その方の力を発揮できるのではということです。無理に店長に昇格されて、その人を潰してしまうようなことがあっては会社として得策ではないように思うのです。

いろんな考え方があると思いますが、本人が一番力を発揮しやすい環境にしてあげても良いのではないでしょうか?店長職を勤めないと昇給が望めません。しかし、本人が理解して今の補佐役でいたいというならそれでも良いと思います。

ただし、毎年チャンスをあげて欲しいです。「店長にならないか?見えるものが違ってくるよ。自分を成長させるためにもやってみないか?」と声を常にかけてあげて欲しいです。

このような方は、お金や役職の問題ではなく、声をかけてくれて、いつも気にしてくれることを粋に感じられます。

後は、自分なりに自信が付くことを待つだけです。

無理な昇格だけは止めた方が良いと思います。重荷になってその方を潰すことになると会社としては大きな負になります。周りの従業員の方への影響も考えて欲しいです。

うちで勤めるからには、最低限、店長職を目指して欲しいというのはわかります。しかし、皆が皆、適任者であるかどうかは別問題です。会社が店長に固執していると、逆効果になる場合もあるのではと思います。

好きにやらせてみることも大切では・・・
本筋は間違っていると思っても少し我慢してあげることも必要では?
最終的には、会社が業績を上げれば良い訳です。

店長!店長!と言い過ぎないことも、今の時代には必要なことなのかもしれません。古いタイプの経営者にならないよう気を付けた方が良いのではと最近感じています。