工期を短くする・リードタイムを短くするという発想を常に持つこと。

同じものを作るにしても時間を短くすると生産性が上がります。価格が同じでも原価が下がり粗利が上がる結果につながります。

どんな仕事でも今やっている時間よりも短い時間で仕上げることが大切です。
仕事に価格が付いていないからといって無意識に仕事をしていると、実はコストが上がっていることをご存知でしょうか?

同じ仕事を同じ時間で仕上げる癖が付くことが一番危険です。それが当たり前になります。別に悪いことをしていないという錯覚が起こります。

少しでも早く仕上げる工夫と仕組みづくりが必要です。意識してそのような仕事の仕方をしていないと、コスト高の会社になります。

人件費は、昇給やベースアップなどで少しずつ上がって行きます。役職が付かく方も当然出てきます。役職が上がったのに、今までと同じ仕事をし、同じ時間で仕上げていたのでは、原価が上がることになっていることに気付いているでしょうか?

仕事にはもう一つ時間という値札が付いていません。だから、完成すればそれで良いという発想になりがちです。しかし、その姿勢を変えない限り効率は上がりません。

仕事に時間の概念を付けることです。
実はそれがプロの仕事と言われます。

時間で仕事をするようになると、一つ一つの仕事が早く終わるようになります。工夫するようになります。

指示を出す時もいつまでに仕上げるのか?その指示が大事です。
納期のない仕事なんてないはずです。

単純に仕事を教えるだけでなく、この時間概念を教え込むことが教育につながります。

不景気になり仕事量が減っているのに今までと同じような仕事の仕方をしていては原価は上がります。逆に今までと同じ時間で仕上げようとされていませんか?

仕事量が減ってくれば、それに合わせて時間も短くしないと理屈に合わないです。ダラダラと残る癖、付いていませんか?

仕事には時間という値札が付いていることを従業員の方々に再認識させて下さい。