昨年と同じことをしていても業績は伸びません。今年実施したことにプラスして何かが必要です。

特に、若手が遊んでいるとは言いませんが、手持ち無沙汰であったり、残業もなく早く帰宅しているのは要注意です。

部下のために仕事を作ること。それが上司の大事な仕事です。
1月・2月とどの業界でも暇な月です。その時にこそ、今まで出来なかったことに着手するチャンスです。

そこで必要になってくるのが、個人別行動計画です。自分たちで考えて計画を立てて行動しなさいと言っても無理があります。やはり上長の方が、自分の部下の行動計画を作ってあげるべきです。それが上長の仕事です。

何でも良いから部下の仕事を作ってあげないといけません。仕事が増えるのは嫌だとか、お客様からのお問い合わせ電話から逃げているようでは、業績は上がりません。

給料は同じで、しんどい目をするのは嫌だなんて我が儘を言わせないこと。業績が上がり利益が上がると社員に還元されます。

逆に給与を上げたからと言って、即業績が上がるという甘いことは起こりません。この順序を履き違えると、会社はたいへんな方向に向かってしまいます。

愚痴も言えないくらい、仕事を取り続け、仕事をさせることです。それが成長への早道になります。忙しい状態を無理矢理にでも作ってあげて経験しないと、年を取ってからではできないです。

まず量をこなして経験を積むことです。そこからしかスキルをアップさせる術はないです。

量をこなして初めて質への転換が図れます。量をこなすことができるのはやはり若い20代・30代です。その時にチャンスを逃がすと、年を取ってから苦労します。

若手の将来を考える上でも仕事を作ってあげて下さい。
自分の能力が高い人が良い上長ではないです。部下の仕事を作ってあげれる人が良い上長です。

仕事づくりの名人、それこそが期待されている上長像です。