業績が苦戦している、業界動向が悪いから何か新しい事業の柱を探されている方も多いと思います。

しかし、大きなビジネスにしようと思っても難しいものがあります。
プライドをどこまで捨てることができるかどうか?
会社が存続できるかどうかよりも今の若手が将来幸せになれるようにデザインできるかどうか?

ではどこからどのように攻めれば良いかですが、新しいものを作ったり提案したりするビジネスよりも実はリフォームビジネスを狙うことです。成熟した世の中では、リフォームマーケットが大きくなってきます。それに景気も悪くなるとますますリフォームが多くなる可能性があります。

例えば、ホームページも同じです。一度作ってそのままというところが多いです。ホームページはどこも制作済み、ただ見直しを図ったり、運用面ではまだまだです。そういうところに営業をかけます。

以前と違って一回で大きな仕事をいただこうと思わないで、小さな仕事から大きな仕事へつなげる工夫が必要です。手間暇はかかります。利益率も悪くなるかもしれませんが、そこから少しずつ大きなビジネスにつなげることです。

一番大事なのは顧客を持っているということです。一度仕事をいただいたお客様を大切にすることです。そうすると、仕事の在庫がなくなりそうな時に、補修・点検と銘打って、お客様回りをすると何かしら仕事をいただけます。

それを今後の新しい戦略として構築しても良いのではと思います。新規を取るのはだんだん難しくなっています。現在の顧客履歴のところへ定期的に訪問する仕組みを作るべきです。

そんな小さな仕事を取ってきてどうするんだ!と叱らないで下さい。
きっかけづくりが大切です。それに他社がやりたがらないことを積極的に取り込んで行くとビジネスにつながります。

今まで同じ発想が邪魔をします。手間暇がかかり粗利率も低いなら、やらない方が良いのではと思うかもしれませんが、では今のままで良いのかと言うとそうではないはずです。大事なのは何らかのきっかけを作ることです。

裾野をどれだけ拾えるビジネスモデルになっているかどうか?
鍵はそこにあるように思います。きっかけ作りのビジネスモデルをどうやって構築して行くか、それが課題のような気がします。