単純に業績評価だけでは、企業評価と言えないのではないでしょうか?

売却や譲渡と言った局面で、判断材料になってくるのが、この企業価値です。
今現在の経営数値が良いからと言って、今後これを維持できるかどうか、さらに飛躍させるかどうかは数字だけでは判断できないような気がします。

数字は作れるものです。それに、将来予測の数値は結果ではなく、書き物です。

やはり企業は常にバリューアップを考える必要性があります。
数値以外に外部の方から見て、どこを判断されるでしょうか?
設備の老朽度は必ず目に入りますが、それ以上に従業員の質を判断されると思います。

企業の伸び代は、設備の老朽化と比例するのではなく、人材の質によって決まります。

特に現場を動かされている長の方の質が気になるところです。

だからバリューアップと言っても施設をリニューアルするのではなく、この人の面でのブラッシュアップを常に図ることが大切だと思います。

事業が好調な時には、いろんな方面に事業を拡大されます。しかし、人の面が追い付かず、苦しい局面を迎えられている企業様をよく見受けます。

イキイキ・キビキビ仕事をしている従業員をどう育てるかが大きな課題のような気がします。

そのためには、教育の場をしっかりと設けることです。大きな費用はかからないはずです。しかし、費用はかかりませんが、大切なことがあります。それは“継続”です。

実は、経営者の方はみなさんご存知なんです。
教育に力を入れなくてはならないこと。

教育には継続性が大切なことを・・・

企業価値は、人を育てれる会社かどうか?
それで決まるような気がします。施設は、どこも古くなれば老朽化します。しかし、人は年をとっても老朽化はしません。ますます磨きがかかり良い仕事ができるようになります。

今一度、バリューアップの意味合いを考え直されてはと思います。