指示がなくても勝手に自分で企画して数字を作ろうとする会社は伸びます。
いつもいつも思い通りにはいきませんが、いずれ成果が上がるでしょう。

上司や会社から指示を出されること自体、すでに遅いです。
与えられた予算があるとしたら、後は自由に予算達成のために社員が考え、動くような社風が欲しいです。

誰に教えられ訳でもなく、個人の予算や部の予算を達成させるために、自分で企画して、自分で仕事を取って来ることが大切です。これが社風になると本当に強いです。

しかし、根っこをたどれば、創業当時からそのような社風であったところは、そのまま自然と継続されています。

逆に、そのような社風がないところが、創り上げようとするとたいへんです。なぜ、そんなことまでしないといけないのぉという反発をくらいます。

甘~い体質が残っているのです。厳しさを伝えようとしても過去に引きずられてどうしようもないことがあります。

意識を変えようとしても社風が出来上がっていないので、付け焼刃になります。

そうは言ってもこんな厳しい状況では変えていかなくてはなりません。
手順はトップ及び幹部が襟を正して、予算数値達成のために頑張っている姿勢を見せること。

社風が定着するまでは、予算会議をしっかりと行うこと。
また、週末には管理職の方が一人一人に達成度を本人に確認すること。
あるいは、新規顧客のABCランク表を毎週提出させること。

そうやっていると、合わない方がでてきますが、それは仕様がないと思います。
一方、少しでも予算を達成できるようになると仕事が面白くて仕様がなくなります。そうすると、自分で考え動くようになります。

仕事の楽しさは、目標に対して少しでもクリアできる現実に直面した時です。若い時は尚更、天井がないのでどんどん頑張ってやろうと欲が出てきます。

その瞬間、会社は成長モードに入ります。

指示されなくても予算をクリアしようと頑張る社員を作るためには、予算達成の喜びを教えること、実感させることです。

「武内さ~ん!今日1件取れました。」と笑顔で報告に来られる営業マンの方を見ていると、間違いないと思います。

ビジネスマンは予算クリアこそが第一目標のはずです。
良い社風づくりは、予算達成の喜びからではないでしょうか?