いつ行ってもある売場だけは変わっています。
それも1か月に1回は最低変わっているようです。
限られた売場で商品を回転させているのは感心します。

粗利の高いものを売る!という商売はされていないようです。
年間通して同じ売場づくりではないです。常に売場と商品が動いています。

あの小さな売場でも常に工夫されています。
同じ売場では売れないことをご存知なのでしょう。

おそらく見た感じ、売場計画書のようなものはないように見受けます。
納品業者の方や担当者の一工夫で作っておられるような感じです。

特に通路に面した平台スペースは、よく商品が変わっています。季節ごとだけでなく毎月変わっているくらい。置かして欲しいという業者さんがおられるので余計に変わっているのかもしれませんが・・・

冷蔵庫の中の商品もころころ変わっています。定番はしっかりとありますが、いつも何か新しいものが入っています。おそらくその中で売れ行きの良いものが定番化されて行くのでしょう。

売場づくりは、お店の担当者だけでは限界があります。なぜかと言いますと、現在ある商品で売場を作る訳ですから変化があまりないのです。アイデアも底を付き、飾り付けやPOPだけの変化となってしまいます。

一方、各業者さんの協力を得られれば、新しい商品がどんどん入ってきます。そうすると必然的に、売場づくりに変化が現れます。それを日々行って行くと、お客様から見ると、いつも変わっているなぁというふうになります。

売場作りは、自社だけではダメです!業者さんの力を借りること。
おそらく数十社とは少なくともお付き合いされているはず。その方々から新しい商品と新しい売り方を教授いただければ最強の売場になるはず。

自助努力だけでは限界が必ずきます。
自分という枠を外すこと。周りの方にご協力いただくこと。

そんな売場にはお客様は期待感を持ってくれます。
新しい商品や変わった商品があればついつい買ってしまいます。いつしか売上が徐々に上がって行きます。

売場と商品を回転させるという良いヒントを空港の売店で見つけたような気がしました。