経営が人任せになっていないこと。これが一番大事です。社長が不在とか居所不明では再生は難しいでしょう。

朝一番に出社し、一番最後まで残って業務をこなすくらいの姿勢がないと、周りが認めてくれません。

今までも努力をしてきたし、今後もさらに努力するというところが見えないと協力的にはなってくれないと思います。このことがやはり心配です。資産を売却し、人件費などの固定費を大幅にカットすれば会社は何とか再生できるのではと思っているとたいへんです。

事業は生き物です。手を抜いた瞬間、業績はどんどん落ちて行きます。金融機関の方や士業の先生方もそのことは良くご存知のため、社長がどのようなスタンスで経営をされているのか、それで判断されます。

外部環境の大きな変化よりも社長の事業に対する姿勢が甘かったために窮状に陥ったのではと見られます。

この方なら支援したいと思うような行動を社長が取っているかどうか、それで決まるような気がします。事業の将来性の前に、社長の人間性や考え方、行動を見られます。この方なら窮状を自力脱して、事業を軌道に乗せて再出発できるのではというようなところを逆に見せないといけません。

すべてが受身で指示された書類や報告書を作成したりスキームをこなすだけでは正直、再生は無理です。

ありとあらゆる可能性を探りながら、自分から動くことです。例えば、金融機関との打ち合わせ、モニタリングも自分から金融機関へ連絡を入れたり、自ら金融機関へ経過報告書を持って行くくらいの姿勢が欲しいです。

金融機関から電話があり、「○月○日○曜日にお伺いさせていただきます」と
言われて行動するようでは遅いです。また、どんな資料を作成すれば良いですかと聞くようではまだまだ。前回の打ち合わせ時に、次回に必要なものを確認することです。それもしっかりとチェックされています。

約束した期日よりも前に書類が出来上がり、自ら金融機関や関係者の方々に電話を入れて都合をお聞きするくらいでないと評価されません。

それと凄い方は、少しでも約束した時間よりも早く来て下さいとおっしゃいます。理由は、色々と相談に乗って欲しいとか、アドバイスが欲しいので時間を下さいとお願いされます。

このようなことをすべて自分の右腕や社員に任せているところは、ちょっと心配です。会社の再生というのは、すべて社長にかかっています。保証のハンを押しているのは社長だけのはずです。それだったら自分が先頭に立って行動を起こさないと厳しいと思います。

金融機関はプロ中のプロ。再生の専門家です。小さなところまでチェックが入っていることを認識されて、身綺麗な行動をすることが大切だと思います。

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