2012年 1月の記事一覧

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12年01月31日 20時11分00秒
Posted by: takeuchiconsult
現状が苦しいので、半額セールなどを組まれます。セール期間中は盛況ですが、しばらくするとまた元の状態に戻ります。

半額にするという意味は現状打破であり、今後の再来店につなげるという点では弱いです。価格に魅力を感じられたお客様は、次は別の価格訴求を行っている店や施設を利用されます。

半額にして集客を図り、そこからさらにリピーターを作りたいと考えるところですが、実際は上手く行きません。集客して売上を作るという戦略とリピーターを作るという戦略は一緒に行うというのが難しいからでしょう。あまり欲張り過ぎても良くないのかもしれません。

だから半額や価格訴求を行う時には、その目的と意図をしっかりと持つことが大事です。お客様は来てくれればそこから何割かはリピーターになってくれるのではという安易な発想は危険かもしれません。

半額で集客したお客様をさらにリピートしようと思えば、さらなる価格訴求が必要になってきます。同じように半額にしても2回目以降は効果が薄くなります。

厳しい時には価格優先で戦略を考えるというのは良いと思いますが、その次の戦略も考えておく必要があると思います。

リピーターづくりと言っても、一度も利用していただいていないお客様に利用していただきリピーターになっていただくのか、もうすでに利用していただいているお客様にリピートしていただくかにによって戦略も異なってきます。

効果の出やすい戦略は後者の方です。すでに利用いただいている方にアプローチをし、利用していたくことです。それも価格以外の部分で魅力を感じられたものを強化しリピートしてもらうことが大切です。

価格訴求で新規顧客の獲得を行い売上を上げることと、価格訴求を行わずに既存顧客にリピートしてもらうことは別です。これを一度に同時に行おうとしても無理があります。

逆に半額で集客したお客様はリピーターにはならないと割り切って、売上を最大限上げようと考えた方が得策かもしれません。

リピーターは、価格以外の部分で満足されない限りリピートされません。価格戦略には、深い意味があることを認識されて実施することが大事ではと思います。

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12年01月31日 15時08分00秒
Posted by: takeuchiconsult
安易な戦略で広げ過ぎるのは良くないですが、売上を伸ばそうと思えばメニューの幅を広げて行くことが大事です。

例えば、焼肉店の場合、肉には自信があるので焼き物メニューだけで勝負するという方法もありますが、これでは女性やファミリー客が利用してくれません。
立地が良く、商圏人口も多いところなら絞り込んでも商売が成り立つかもしれませんが、そうでない場合はやはり客層を広げるという手段を考える必要があります。

また、寿司店でも同じです。客層を広げたり、客単価を上げるためにはサイドメニューが必要です。知らず知らずのうちに立ち寿司の形態であっても寿司居酒屋のようになっています。冷たい魚だけでなく、暖かいもの、あるいは魚系でないメニューをお客様が希望されるようになるからです。

繁盛されているお店というのは、徐々に客層の幅が広がっています。いろんなお客様が利用しても楽しめるようなメニュー構成になっています。

現在苦戦されているお店がまず考えないといけないのは、メニュー内容です。苦戦しているということは何らかの原因があるはずです。徐々に客数が減って来たとか、利用されている客層が決まっているという場合、間口を広げて、客層を広げることも考えないといけません。そのためには、どのようなメニュー構成にするのか見直しが必要です。

気が付いてみるといろんなメニューを作ったなぁとか、メニュー数が多すぎるのではと思うくらいがお客様から見るとちょうど良いとも言われます。

また新メニューは過去に当たらなかったとおっしゃいますが、何かをしてすぐに結果が出る訳ではないです。当たるまでいろんなことを考えて出すことが大事です。

何も対策を打たずにお客様が増えるということはないです。成功の裏には数多くの失敗があるのも事実です。失敗してもめげすにやり続けることが大切です。

決まった客層だけで商売が成り立っていれば良いですが、現実的にはそう上手くは行きません。メニューの幅を広げて、従来の顧客層とは違ったお客様を呼び込む仕掛けが大切ではと思います。

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12年01月31日 15時07分00秒
Posted by: takeuchiconsult
商売は奥様次第?
社長は無口でいつも料理を一品一品丁寧に心を込めて作っておられます。接客や対人関係は苦手という方が多いようです。それなのに繁盛されているのには何か秘密があるのでしょう。

その答えは、奥様にあるのではと思います。
奥様が友達を呼んで来る。
奥様の友達が口コミになっている。
特にこれと言った販促を打っていないのに盛況。理由は奥様の人柄と人脈でお店に人が集まって来るようになっています。

どんなに良い商品を作っても売れなければダメです。売るための方法はたくさんありますが、安定してリピーターになってくれる方法というのは、なかなかないものです。ところが人が人を呼ぶという販促手法は、お金もかからず効果絶大です。

女性の方が友達や知人の数が多いです。奥様の人脈次第で売上が変わって来ると言っても良いくらいです。

事業はパートナー次第とも言われます。自分の力だけでなく、パートナーの数と力量で事業の成否が変わってきます。良いパートナーに出会うと急成長しますし、出会えなければ一人で頑張らないといけません。

人脈の広い方と付き合うことができるというのは、大きなメリットです。奥様でなくても外部の方でも良いので事業を成功させようと思えば、作って行くことが大事だと思います。

それでも奥様の人脈に勝るものはないです。いざという時に活躍してくれます。ピンチを救ってくれます。

人でつながっているという販促手段を持っていると、繁盛店へ近づきます。口コミで広がって行きます。

店舗経営で考えた場合も従業員やスタッフの人脈を有効に活用することが大切ではと思います。

最強の販促手法は、人脈です。人脈を広げて行きながら、人脈の質も高めて行くことが大切ではと思います。

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12年01月31日 12時07分00秒
Posted by: takeuchiconsult
私の経験則上、どちらも正解です。

まずは寿司店ですが、繁盛しているパチンコ店の横で営業し成功されている方が何件もありました。ある店舗でそんなにお寿司を食べるのかなぁと店長に正直なところお聞きしてみました。

その店長がおっしゃるには、年配の方が昼と夜の2回、利用してくれるそうです。召し上がるネタやメニューもほとんど同じとか・・・かなり気に入ってもらえているのだと思います。実は、そういうお客様が結構多いらしいです。若い方はファーストフード店へ行かれますが、年配の方はそれでは満足されません。年配の方のファーストフード店は、寿司店なのかもしれません。

だから繁盛しているパチンコ店の近くに寿司店や寿司居酒屋が必ずあります。

もう一つの焼肉店ですが、こちらもパチンコ店の近くに作るのが有利だと言われています。理由は簡単です。パチンコで勝つと必ず利用してくれそうです。それも友達を数名引き連れて・・・

当然、勝っていますので高額なものを注文されます。必然的に客単価が跳ね上がります。そのようなお客様が毎日数組あると店は助かります。高額メニューほど冷蔵庫に残ります。店内販促を行って売って行かないと在庫になります。だから高額メニューを注文いただけると在庫の回転が良くなり、支払いも少し楽になります。

寿司店も焼肉店もハレの日に利用するお店です。勝った時に、あの店で少し贅沢をしようと最初から思っておられます。気持ちが高ぶり懐に余裕がありますので、お店としては大歓迎です!

勝った時というのは、自分へのご褒美のためにちょっと贅沢をしたいというのは皆同じなのでしょう。

日本では寿司と焼肉には夢があります。お腹一杯食べてみたいという願望を持って大人になった方も多いのではないでしょうか?

人生の勝ち負けは一生のうちに数回。ところがパチンコで勝つというのは、週数回ペース?こんなおいしいマーケットはないです。景気が厳しく昔ほど派手ではなくなったとお店の方はおっしゃいますが、やはり魅力的であることは間違いないと思います。

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12年01月31日 09時06分00秒
Posted by: takeuchiconsult
新規事業への参入は現状の可能性から判断するのではなく、5年後、10年後の市場を予測して判断できるかどうかだと言われます。安易な売上優先、利益優先で参入を図るとあまり良くない結果が出るみたいです。

そんな中、全く現業とは異なる事業を興される方がおられます。本当に頭が下がります。ところがそのような方は今当たっているから、他社が成功しているから参入されるのではなく、将来を予測して参入されます。参入した時は、社長の道楽ではないのかと揶揄されるくらいですが、5年後、10年後、花が咲くと高評価に変わります。

次の事業の柱を作るために参入される方もおられると思います。その場合、やはり利益優先になりがちです。ところが数年後、結果を見てみると利益優先ではなく、トップの思いや理念追求のために参入された方は上手く行っているようです。

どうしても現在が厳しければ、利益の出そうなものに手を出してしまいます。何か儲けにつながるものはないかと探し出します。そこには理念も思想もないです。純粋な利益追求だけが存在します。

新規事業を考える場合には、できる限り会社の未来が開けるように時間をかけて育てて行くのが理想ではと思います。参入して即1年目から利益を出そうと思っても厳しいと思います。

もう少し時間をかけて余裕を持って検討すべき事項だと思います。他人の芝は青く見えて少し焦ることもありますが、今調子の良いものほど今後どうなるかはわかりません。

自社として本当に参入すべき事業なのかどうなのかを考えた上で参入の可否判断をされた方が良いと思います。ただし全くの異業種に参入するのは勇気がいります。どうなるか全く予測が付かない中での参入です。プロや専門家がいる訳でもなく、トップの思いからスタートです。でも障壁は多いかもしれませんが、思いが強ければいつか上手く行くかもしれません。

逆に利益優先で考えていると、参入した事業が利益が出ない場合、また違った事業を探さないといけません。結局、これを繰り返していると会社に利益は残らないことになります。

トップの思いと直感で新規事業を探すのが良いのかもしれません。市場調査や市場分析を行って利益が出そうなものに参入するというのが、最も厳しい結果を招くようです。

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12年01月31日 06時04分00秒
Posted by: takeuchiconsult
過去の常識や業界の通例を疑ってみること。
昔のノウハウが通用しなくなったかも・・・

例えば好立地と言えば、郊外の大型店の近くでしたが、その郊外店に勢いがなくなっています。特に小売業が厳しくなっています。

逆に町の中を見渡してみると、いつも営業時間の1時間前から人が並んでいる店舗があります。なんとそれはパチンコ店です。それも町中の1店舗だけに集中しているのではなく、何店舗も同じような状況です。実際、繁盛されているのか、利益を出しているかどうかまではわかりませんが、こんな不景気に行列ができている店というのはあまり見ません。

繁盛店を作ろうと思えば、繁盛している店の近くで営業するのが良いと言われてきました。確かにいろんなメリットを享受することができます。でも全く自店と関係のない業種でも繁盛している店の近くならメリットを享受することができるのかと言いますと、やはり何でも良いので人が集まるところというのは魅力です。

繁盛店が少なくなくなってきている、集客パワーのある店が少なくなってきているからこそ魅力度は大きくなっています。

だからマーケティング戦略でも今までとは違った視点で調査分析を行う必要があります。自店の近くや商圏内に何件のパチンコ繁盛店があるかどうかです。またそのような店の営業時間はどうなっているのかを調査します。

通常、小売業やサービス業などでは、追加投資を行って老朽化を防がないと集客力が下がって行きます。特に大型店の場合、後から出て来た競合店にどんどん売上を持って行かれます。それを食い止める維持費用という投資が必要となってきますが、実際にはそのような資金が出なくなっています。

ところがパチンコ店を見てみると、外観を直している店はあまり見ませんが、新台が常に入っています。店舗リニューアルを行わなくても台を替えるというリニューアルを頻繁に行って集客を図っています。

実は、この戦略が一番理想的な戦略です。店にお金をあまりかけず、商品やサービスにお金をかけたり、リニューアル頻度を上げるというのはお客様にとっては一番ありがたいことです。また行ってみたくなります。

パチンコ繁盛店が飽きられない仕組みがここにあるように思います。急に売上を落とすこともないと思われますので、しばらくは繁盛パチンコ店の近くが一番立地であり、有利なのかもしれません。

過去の常識を頭から外す、視点を変えることが必要だと思います。過去成功したマーケティング戦略に関しては疑ってみることも必要かもしれません。

一番立地は移動すると言われますが、商圏内一番店も変化しているような気がします。

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12年01月31日 00時03分00秒
Posted by: takeuchiconsult
忙しくてやってもやっても終わらないために止むを得ず毎日残業。若い時はそんな日が続くと思います。ところが周りに人があまりいなかったり、上司や上長がいないことが多いです。

強い意志を持って仕事をしないといつしかプライベートのことに手を出してしまいます。時間が長くなると集中力も落ちてきます。

例えば、2時間以上集中して仕事をしていると休憩時間も必要になってきます。息抜きのために休憩を取ったり、お茶を飲んだり、夜食を取ったり。ところがそのような時間は残業時間から引いていますでしょうか?

よく頑張っているのでいいだろうでは本当は困ります。残業は会社との暗黙の約束です。誰も見ていない、誰もチェックすることができないものだからこそ大事です。身綺麗な仕事の仕方をしないと、社風が乱れてきます。

効率化経営を考えるならば、無駄な残業をなくすことです。社員一人一人がどうすれば残業が少なくなるのかを考え実践する必要があります。

ダラダラ残業は良くないです。いつものように残っている。同期や周りが残っているから残るというのでは、改善は難しくなります。

それと残業の中身については、誰もチェックしません。自主性に任せていると思います。それを一つ一つチェックするというのも現実的には難しいです。

心構えとしては、以下のことが大切です。
見えない目が自分を見ていると自覚できているか?
自分の心の中に嘘はないか?
会社でやること、家でやることの区別が付いているか?

また、残業することを通じて以下のことがイメージできていることが大事です。
残業は誰のためにするのか?
自己研鑽のためと思えるかどうか?
今の努力が未来への糧になると言えるか?

会社に嘘は付いていないと言える残業の仕方をすることが大事です。自分も成長し、会社も成長するためには、会社との暗黙の約束を守ることが第一だと思います。

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12年01月30日 20時02分00秒
Posted by: takeuchiconsult
お客様はかなりの数の旅行体験をされています。どんなに素晴らしい刺身を目の前に出されても感動されません。刺身はどのホテル旅館でも出て来るからです。だから、ホテル旅館で普通に出て来る料理以上のものを食べたい、経験してみたいと思うようになっています。

美味しいものを出すというのは基本戦略ですが、お客様は常連中の常連になっています。美味しいものは食べつくしたといった感じ。そのような方を満足させないといけない時代になっています。

お客様からの声でも「普通では経験できないこと」「他のホテル旅館では食べれないものが食べてみたい」とか「普通のホテル旅館の料理以上のものを出して欲しい」という意見が多くなっています。

究極は漁師の方が食べているものを食べてみたいという意見に行き着きます。旅行は非日常空間です。家庭で再現できる、通販で再現できるものでは味気ないです。全くの異空間へでも案内したくらいでないと思い出に残りません。

普通に生活している人が体験できないもの、食べることができないものを追い求めるようになっています。

ホテル旅館などの箱の中の施設から飛び出して、ちょっと違ったものが欲しくなっている感じがします。でもわかるような気がします。私も仕事上、過去に凄い量の宿泊をしています。疲れて宿に帰って来て翌朝、朝食です。その時がほっとする時間です。その時、いつも食べることができないものや地のものがあるだけで心が休まります。逆にそれを期待しているくらいです。

経験数が増えれば増えるほど、非日常への欲求が高まります。ホテル旅館の方もたいへんだと思いますが、今後ますますその傾向は強くなって行くと思います。

B級グルメは、各種イベントに参加すれば食べることができます。都心部ではデパ地下などでもたまに開催されています。だからB級グルメ以上のものが必要です。地元でそこでしか体験できないもの、食べることができないものが理想です。

普通の人から見えれば、漁師さんは特別何か美味しいものを食べているのでは?何か特権があるのでは?と思うのでしょう。

でもそんなに高価なものを毎日食べてはいないと思います。漁師さんの日常のご飯をちょっと食べさせて欲しいと思われるなら、それをかなえてあげれば良いと思います。

食品スーパーでの獲れ立てではなく、漁港に水揚げされた獲れ立て。それをそのまま漁師さんの食べているのと同じように調理。究極の贅沢が味わえる感じがします。

どの業種業界においても消費者の経験・体験数がかなり増えています。今までの業界通例から飛び出した戦略を考えて行かないと、お客様が逃げて行くような気がします。

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12年01月30日 17時01分00秒
Posted by: takeuchiconsult
「基礎力のない人を採用しても大丈夫でしょうか?」という質問がよくあります。しかし、中小企業では基礎力が付いている人の方が少ないと思います。どんな人が入って来たとしても育てることが大事です。後は、社長の判断次第、会社の受け入れ態勢次第だと思います。

ところがこの基礎体力、外部研修ではなかなか身に付かないです。話を聞くだけ、ほんの数日の研修を受けても大きく変わることはないです。受け入れた企業が育ててあげない限り、何の変化も起きないです。

外の研修へ出してみると、変わるのではないかと思われ、各種研修を検討されますが、正直そんなに甘くないです。研修参加における効果は2~3日、長くて1週間と言われます。参加している時は気持ちが高揚し、やる気が出てきます。よし、これを会社へ帰ってもやってやろうという気持ちでいっぱいですが、いざ会社へ戻ってみるとなかなか机上の勉強とは違い、学んだことが活かせないということが多いです。

外部研修の上手な活用方法は、ある程度力のある方、参加することによって成長が見込める方に参加を促すことです。研修会の案内などを社内で公表されて、自分から参加してみたいと思う人でないと、成果は上がらないでしょう。

伸びそうな人はどんどん外へ出て行って他流試合を経験することで、成長スピードが速くなります。そのような方に研修費用をかけられた方が良いのではと思います。

一方、基礎力ですが、社内での教育係が必要です。適任者がいないので外部で鍛えて欲しいという思いがあるかもしれませんが、この状況を変えない限り人が育つ会社にならないのではと思います。

結局、教育係がいないのであれば、社長自らが教えるか、幹部が教えるしかないです。中小企業では、教育システムや教育制度と言ったものはないです。現場の仕事を通じて教えて行くしかないです。

ある一定のレベルまでは外部研修を活用して育ってもらって、そこから先は個々の能力を社内で発揮し欲しいという希望があると思いますが、基礎部分は会社が教えて行くことが大切です。時間はかかるかもしれませんが、それを徐々に短くし、短期間で習得できるようにすることが会社の力につながります。

研修で期待するもの、社内で行わなくてはならないものを見極めれてはと思います。

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12年01月30日 15時00分00秒
Posted by: takeuchiconsult
今の状況を維持するイメージはできても、そこから成長させるイメージが湧かないと低迷します。昔は、成長するための戦略や夢でいっぱいだったのですが、今はそう甘くはないようです。

どんな業種業界においても飽和状態、成熟期といった感じです。景気も悪く見通しが立たない中で、企業を成長させるための戦略を組み立てなければなりません。

マイナス状態から利益の出る状態にすることは可能ですが、そこから先が問題です。利益を出すための施策はあっても成長戦略を組む答えは、どこにも書いていません。

予算会議などで数字の詰めは行われていると思いますが、未来を創るための成長戦略の議論はされていますでしょうか?

現状維持は衰退するとよく言われます。維持はできても成長させるための戦略や施策が見つかっていないというところが多いです。

現状維持から飛躍へのステップを考える、現状維持の計画から未来が明るい計画書づくりを行うことが大切です。

次のステージが見えているかどうか、それが今一番大事なことのように思います。現在、少々赤字であっても5年後、10年後の未来が見えているなら夢を持てます。

逆に今何とか赤字は出していないが、これから先のことが見えなかったり、成長するための絵が描けないとなると厳しくなって行きます。企業は赤字が続いているから低迷しているのではなく、成長戦略が見えないため低迷して行きます。

中小企業では社長の勘とインスピレーションでどんどん新しいことにチャレンジされて大きくして来たと思います。ところがそれがピタッと止まっています。周りの状況を考えると、安易に新しいものに手が出せなくなっています。

もう社長一人の発案で動くのではなく、幹部を交えたり、社員全員で次のステップを探す必要があると思います。

成長させるための戦略づくりを早急に進めないと危険かもしれません。社員が不安になるのも今の業績からではなく、未来が見えないからです。企業を安定化させるためにも成長戦略は不可欠だと思います。

低迷が続いているなら、成長戦略を考える会議を毎月開催されてはいかがでしょうか?

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12年01月30日 12時47分00秒
Posted by: takeuchiconsult
現状の売上が厳しいので、少しでも客層を広げようと思って何か対策を打っても広がるでしょうか?

客層を広げることは現実的に難しいです。いろんなお客様に来て欲しいという思いがあると思いますが、自店をご利用いただいている核となっている客層はどのような方が多いでしょうか?そのことを掴んでおくことが一番大切です。

自店が得意とする客層をまず作ること。それが活性化策を考える上での第一歩です。その次は、そのようなお客様に月3回以上利用していただけるような仕掛けを作ることです。

つまり、利用頻度を上げる戦略を考えることです。

飲食業におけるランチ・ディナー・ナイトという営業時間での区切りというのではなく、利用者側に立った利用方法を考えることが大事です。

例えば、
法事や慶事
食事会や各種会合
ご家族の小さなお祝い事
会社の方々のお祝い事
同窓会や送別会
宅配
通販 等々・・・

また利用動機という切り口で考えるなら、法人対応と個人対応に分かれます。どちらをどのように攻めるのか具体的な方策が必要です。

そうすると、最終的には予約が入るような店づくりをすることが売上アップにつながります。予約とまでは行かなくてもお客様がお店を利用する前に電話が一本入るというのが理想です。

電話一本で自分たちの好きなスタイルで楽しめるお店を皆持ちたがっておられます。いつも自分の食事のために利用していたお店をちょっとした集まりにも利用させて欲しいと思っていただけるかどうかです。

いつも使いにプラスして、違った形で使っていただけるかどうか?そのような声がお客様から挙がってくるかどうか?逆にお店の方でもそのような利用動機に対する品揃えはできていますでしょうか?

無理に客層を広げようとメニュー開発を行っても思い通りにいきません。それなら今お越しいただいている方にもっと違った形で利用していただくことはできないかを考えた方が広がりやすいです。

一人のお客様が3パターン以上の使い方をしていただけると売上がグッと上がります。

メニュー数の品揃え、客層の品揃え以上に利用動機の品揃えを店側が準備することが活性化の糸口になるような気がします。

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12年01月30日 09時46分00秒
Posted by: takeuchiconsult
ファミリーレストランや回転ずしが全盛の時代、多くの専門店が苦戦しています。路線は低価格です。安く提供することが一番の魅力で、入りやすい店を作られています。

専門店は昔と同じ商売で、大きくメニューも価格も変えておられません。ところが徐々に客数が減っています。大手チェーン店の低価格業態に取られている感じです。

専門店は同じように低価格路線を検討した方が良いのか迷うところです。例えば、昔、ラーメン業界で業界一安い価格で店舗展開されているところがありました。ところが最初は勢いが良かったですが、最終的には経営が厳しくなったようです。現在も低価格で展開されているところがありますが、一般的なラーメンの価格で支持され繁盛されているお店がたくさんあります。

このことから言えるのは、価格だけが選択基準ではないということです。お客様はある程度の予算はありますが、低価格だけを支持されているのではなく、他の要素でも判断されています。

もっと自信をもって自店の商品をアピールされても良いのではと思います。ただし注意点があります。大手チェーン店とは何が違うのか、それをお客様が言葉にして言えるようなくらいのものが欲しいです。

その違いが差別化要素であったり、オンリーワンづくりのヒントになります。大手のように販促費をかけて集客を図ることはできません。日々の営業努力の中で、客数というよりもファン客を増やしていかなくてはなりません。よりお客様に密着した商売ができるかどうかだと思います。

客層もファミリーや若い人を獲得することが難しければ、年配の方が対象となります。でも年配の方の方が金銭的に余裕があるのも事実です。そのような方が何度も利用していただけるような店づくりが大事です。

客層が絞られるとマーケティング上不利になります。それを防ぐには利用動機を増やすことです。ランチにディナーだけでなく、冠婚葬祭、忘新年会、同窓会やその他各種会合や集まりなど、何でも受け入れることができればマーケットは広がります。

こんなこともできますよとかやっていますよという告知が必要です。いろんな使い方が出来る店なんだとか、やりたいことができるように企画してくれるんだと思われると贔屓にしてくれます。

決まった営業時間で、決まったメニュー提供しかしませんというのでは間口が広がりません。大手企業ができないような柔軟な企画ができることを特徴としないと勝てないように思います。

専門店が生き残って行くためには、利用動機をどうやって増やして行くかが鍵です。出前や宅配もお客様のニーズがあるのなら検討の余地有りです。

何でも良いので価格以外の部分で一歩前に出ない限り苦戦は続きます。いろんな使い方が出来る店が、地元で贔屓にされそうな気がします。

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12年01月30日 06時46分00秒
Posted by: takeuchiconsult
よくクライアント先の社員の方にお聞きすると、「この会社好きに出来て良いです」という答えが返ってきます。

好きに自由にさせていただいていることを会社に感謝すべきです。おそらく大手企業へ行かれたら同じようなことはできないと思います。でもそれが中小企業の良いところでもあります。

時には暴走機関車になることもしばしば。。。
しかし、それが業績を大きく伸ばすこともあります。自由に好きにできるからこそ、伸びることもあります。ところがいつまでもこのような考えを持たれると会社としては困ります。

組織が出来上がって来ると、一人の勝手な行動や考え方が会社にマイナスをもたらします。会社のルールや規律に則った行動をとっていただかないと、他の社員に対しても示しがつかなくなります。

会社や組織が成長したことを理解し、その上でどのような行動を取るべきか考える必要があると思います。

自由な会社というのは、好きに何でもできる会社ではないです。一定のルールや常識が守られた上での自由です。解釈を間違えると、自由が独り歩きします。今までやらせてくれて来たのだから良いだろうとか、これくらいは大丈夫だろうとか、勝手に自分で判断されると困ります。

逆に節度ある自由を守られている会社は、言葉の端々に会社や上司の方に対する感謝の気持ちが出ています。自分勝手な行動は慎む、何かあれば会社の基準で判断するようにされています。

会社としてもできる限り自由にできる仕組みやルールを作ることが大事だと思います。ところがその前に、会社としての考え方や方針、一般常識やマナーなど最低限守って欲しいことを伝え、徹底させる必要があります。

自由を履き違えて理解している人がいないようにすることです。「好きに出来るんです」という言葉の意味は何なのでしょうか?本人はどう思っておられるのでしょうか?

自由の裏には必ず感謝の気持を持つことが大切であると思います。

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12年01月30日 00時44分00秒
Posted by: takeuchiconsult
本当にそうでしょうか?
現状で一番の人や会社を追い越さない限り、自分が一番になれることはないと思います。自分で努力して腕を磨いてレベルアップを図らないと、自分よりも努力した人や会社が後から必ず出てきます。

自分の努力はそこそこで、世の中が変わって欲しいとか、あの人がいなければ自分が一番になれるのになぁという発想では成長しないのではと思います。

相手の存在を消すということはできません。どんなに一番と距離があったとしてもそれは努力で追いつかないといけません。

Web上のSEO対策でも同じです。自分が一番になるために現在一番の企業を消すということはできません。自分で努力するしかないです。

同僚や社内での会話でこのような話になると危険信号です。どうやって努力するかよりも相手がいなくなることを期待するというのでは寂しいです。

一番との差がどの程度あるのかがわかれば、どれくらい努力しないといけないかもわかって来ると思います。ただ単に思いだけで一番になりたいというのでは厳しいでしょう。

例え一番でなくても自己研鑽する社風のある会社は強いです。会社のルールや上司や先輩が良き教科書です。それを真似て行けばある程度力が付きます。さらに上を目指すならば、自分なりの工夫や努力も必要で、それを見つけるのが楽しいと思ったり、やってみたいと意欲が湧くかどうかです。

自分のことよりも他人や他社のことが気になるというのは、悪い兆候かもしれません。

努力せずに自然に上に行けるということはないです。羨むよりも自分でできる範囲のことを精一杯行う姿勢が大事ではと思います。

社員教育を行っても努力を惜しまないという社風が出来上がって来ない限り、付け焼刃になります。

努力を惜しまなかった人が一番になるそうです。それ以外はないそうです。
社風も結果や成果を追いかけるだけでなく、努力を惜しまない社風を作ることが大切なようです。

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12年01月29日 20時43分00秒
Posted by: takeuchiconsult
大手企業と違って支援と言っても何かできる訳でもないです。正直、そんなに余裕もないと思います。現実的には、自分の会社を潰さず、雇用を守ることが第一です。足元をしっかりと見つめて経営を行うことが大事ではと思います。

マスコミやテレビに気を取られていると、自分の会社が危うくなります。他社のことを考えることができるような余裕はなかったはずです。何とかしてあげたい、手助けしたいというのもわかりますが、その前に自分の会社を軌道に乗せること、業績を上げることが先だと思います。

それともっと怖いのは、景気が悪い状況下で今度の大震災です。業界動向がさらに悪化しているはずです。底を打つのがいつなのか見えてきません。今期はどのくらい数字が落ちるのか、それを予測しシュミレーションすることが大切だと思います。

いろんな影響が今後出て来ると思います。何が起こるか正確に予測することは難しいでしょう。世の中を安定化させるためには、個々の会社が自分をしっかりと守ることです。周りの方に心配をかけないように心掛けることが大切ではと思います。

影響が出ないように個々の企業が頑張ることが、復興へ一番近づくのではと思います。まずは自分が元気でないと何もできません。大きなことはできなくても自分の会社を守ることができれば、立派に社会的責任を果たしていると思います。

自分を見失っていると、大きな波の中に取り込まれてしまいます。それが一番怖いことです。

中小企業では、ほんの小さな波が起きただけで業績は大きく変動します。常に安泰という状況は来ないと考えた方が良いです。

5年後、10年後、大不景気と大震災を乗り越え、会社を潰さなかったというところが高い評価を受けると思います。

このような時期だからこそ、自分の足元をしっかりと見て経営することが大切なような気がします。

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