2011年 11月の記事一覧

11年11月08日 20時11分00秒
Posted by: takeuchiconsult
自分が思っている必要最低限のお金は欲しいと思いますが、それ以上のお金が手に入ったとしても満足できないらしいです。

お金があっても心寂しい人になりたくないというのが、最近多くなって来ているそうです。

嫌な仕事でも、きつい仕事でも続くのはなぜでしょうか?単にお金をいただいているからではないと思います。

おそらく、そこには一緒に居て楽しい仲間がいるからだと思います。お金以上の財産を人生で作りなさいとよく言われます。

若い時は、意味がよくわかりませんでした。ピンときません。目標とする月収をいただくために必死だからです。ところがある程度余裕が出てきたらどうでしょうか?満足度はお金から違うものへ移っています。

心寂しいと思う瞬間は、おそらく自分が理想とする仲間に恵まれていないというのが挙げられると思います。仲間づくりと言っても自分一人で好きなようにできる訳ではなく、今までの人付き合いの中で構築されて行くものです。気付いた時には、理想とする仲間ができていないのではとか、そういう仲間が少ないのではということになります。

お金の次の目標設定ができているかどうか?
自分は将来どうなりたいのかという質問は、月収や年収のことではなく、自分の生き方を問われているのだと思います。

中間管理職の方から少しずつこのような悩みが出てきているそうです。仕事は真面目で一所懸命なのですが、心が空虚で満たされていない。自分の思ったような人生になっていないと思い、不安になるそうです。

いつの時代も仲間作りが大切だと思います。どのような仲間と付き合って行くかで人生が大きく変わって行くような気がします。

お金は最低限必要なものですが、それ以上に満たして行かなくてはならない大切なものがあるようです。

気付いた時には遅かったということのないように、毎日を大切に生きて行きたいと思います。

【最新情報はこちらから】経営コンサルタントは武内コンサルティング
11年11月08日 18時11分04秒
Posted by: takeuchiconsult
この質問、問い合わせも多いです。今すぐにとは言いませんが、3年くらいで人が育つ会社を作りたいですとおっしゃいます。おっしゃる通りだと思います。

しかし、どのようにすれば良いのか悩んでおられます。大手企業のように人が溢れていて、競争が激しく、また教育プログラムがしっかりと出来上がっているとなると差が付くばかりです。

中小企業にしかできないような方法も考えられてはと思います。例えば、昔は新入社員は社長の運転手から学ばせる会社がよくありました。でもこれが一番勉強になります。朝一番、社長宅へお迎えに行き、そこから会社やクライアント先などへ訪問。

車中で社長からいろんな訓示をいただくので、他の人よりも成長が数段早くなります。これをルール化し、ある一定期間、新人をローテーションさせる会社もあったくらいです。

また、まんべんなく人を配属するのではなく、一番忙しいところで修行させることです。偏っても良いです。それが結果的には、会社にプラスになります。それと忙しい部署や店がないと人は育ちません。まずそのような部署や店を作って下さい。

同様に、一番忙し人の下に付けること。これも勉強になります。上司の方が嫌がるかもしれませんが、効果絶大です。

もう一つの案は、新人さんはよく部に配属されますが、育てようと思えば役員預りにして、各役員に数名預ってもらい、ローテーションされてはどうでしょうか?

つまり大手企業にはできないことと言うのは、社長や役員、幹部の方々と新人さんの距離が近いということです。そのような人たちが、社員教育に当たるのはおかしいという意見があるかもしれませんが、それが一番の武器です。

社員教育を管理職の方に任せておいて大丈夫でしょうか?それで今まで人は育ちましたでしょうか?

何か違った発想や視点で行わないと今までと同じになってしまいます。新人は、育つまで、認められるような仕事ができるまでは役員預り。

怖い役員の方の顔を見たくなければ、早く仕事を覚えて配属させてもらうくらいがちょうど良いと思います。

育つか育たないかを見極めるのは簡単です。緊張感を持って仕事をするかどうかです。役員の方に預ってもらわなくても、席だけは怖い役員の方の横にしてあげるのが一番効果があるかもしれません。

【最新情報はこちらから】経営コンサルタントは武内コンサルティング
11年11月08日 17時12分00秒
Posted by: takeuchiconsult
クラインアントの利益の次は、業界に貢献できること。何かあれば、業界を守ることのできる人、それが理想ではと思います。

コンサルタントが言ってはいけない言葉に、「業界動向が悪いから・・・」というのがあります。どう分析しても業界が悪いと言いたくなっても、言ってはいけません。

業界動向が悪くなって、苦戦しているからこそ依頼や相談が来るのだと思います。その時、視点を依頼主のクライアント企業だけに置くのではなく、業界をどうやって活性化させるかという視点に置くことが大切だそうです。

それに業界批判を繰り返すような方に同調したり、否定的なことを言ったりしてはいけません。少しでも業界が良くなる方向に向かっての提案が必要だと思います。

なぜかと言いますと、今の世の中で景気の良い業界というのは、ほとんどないに等しいくらいです。その中で生き残っていかなくてはなりません。

個店ベースで色々策を打つだけでなく、業界が活性化されるような動きも必要です。そのような動きが実際にできなくても、頭の中で考えたり、発想することが大事だと思います。

一企業の動きから、業界全体へ波及できるような仕掛けがあれば理想的です。
そんなに簡単に行かないのもわかっていますが、コンサルタントの仕事は批評家でも評論家でもないです。

現実の企業の中に入りいろんな改善を行っていく業務が主です。当然、依頼主からの要望・希望に添えるように動くことが一番ですが、その先が見れているかどうかで違ってくるように思います。

業界に対する提言もできるように力を付けることが大事です。そう言った仕事をしてみたいとか、志を持ちなさいとよく言われました。

視野を広げて考えたり、見ることが自分を成長させます。忙しい時には、クライアントの状況に付きっきりですが、業界全体のことを考える余裕を持ちなさいと注意されたのを覚えています。

本物のコンサルタントとは、業界を盛り上げることのできる人を言うのでしょう。少しでも近づきたいと思います。

【最新情報はこちらから】経営コンサルタントは武内コンサルティング
11年11月08日 15時10分00秒
Posted by: takeuchiconsult
仕事が無くなって行き苦戦されているところがほとんど。固定費を削減し、人
件費を削減しても肝心な営業を強化し、仕事が取れていないと本当の意味での再生になっていません。経費の削減・圧縮は決断一つでできます。想定した数字に近づけることは可能ですが、そこから先が本当の再生が待っています。

再生局面では1年かけて何をするかと言いますと、まず固定費の圧縮です。固定費に手を付けずに経営されていたために赤字続きという結果になっています。痛みを伴いますが、心を鬼にして、削れる固定費を圧縮して行きます。

ただしこの固定費も今すぐカットできるものと時間がかかるものがあります。例えば諸会費などは、年会費として納めているため、更新時期にならないと止めることができません。そのため固定費のカットを計画通り行ってもきっちりと成果が出るのは2年目以降になります。

ここまでは、どの企業も計画通りに進みます。ところが固定費の圧縮には限度があります。もうこれ以上カットできないというところまで来ると、本来の営業面での強化を図らない限り再生が止まってしまいます。

固定費の削減が終わってから、営業強化では遅いです。営業面の強化も同時に考えておこないと未来が見えてきません。

営業を強化するための組織変更や人員の投入、あるいはトップ営業の推進など、思いつく限りの案を出し、仕事が潤沢にある状況を作り出すことが大切です。

あるいは社員全員が何らかの形で営業に協力できる体制にすることです。それくらいの意識が社員にないと、数字は取れないと思います。

営業が強い会社とはどのような会社でしょうか?
受注や成約に至る前段階での手持ちの案件はどれくらいありますか?この数で決まってきます。常に営業をかけれる案件を持っていることが大切です。

成約率を上げると言う方法もありますが、基本的には案件の数が多い方が、そこから次につながる可能性も高くなります。受けることができないくらいの案件数をどれくらい持っているかです。

良い意味での在庫がある企業は、まだまだ可能性がるということです。逆に在庫が現在0であれば、これから取ってこないといけません。この状態では経営的も安定しませんし、精神的にもきついと思います。

良い意味での手持ちの在庫をどれだけ持つか、あるいはアプローチをかけることができる案件をどれだけ持っているかが、その企業や人の力を表しています。

これから商品を作って攻め行きますでは遅いです。常に潤沢な在庫とアプローチ先を持てる状況をどうやって作るかを考えないといけません。

成果や結果を出す以前に、このことが一番大事です。営業強化とは、良い意味での在庫がある状態にすること。そのための対策が必要な気がします。

【最新情報はこちらから】経営コンサルタントは武内コンサルティング
11年11月08日 12時09分00秒
Posted by: takeuchiconsult
運もあると思いますが、どんな人と仕事をしたかで人生が変わって来るように思います。

「どんな仕事をすれば成長できますか?」という質問をされます。社会人になってすぐの時や若い時は、やってみたい仕事がたくさん出て来ると思いますが、少しくらい早く自分の希望する仕事ができたからと言って成長にはつながらないのではないでしょうか?

若い時の経験で言えることは、どんな仕事をしたかをいくら並べてみてもそこから成長の足跡は見えてきません。

仕事とは、やはり人に教えられて初めて良い仕事ができるようになります。この教えていただくということが非常に大事です。

仕事を選んだり、希望する仕事を探す以上に、自分を成長させてくれる良き先輩や上司と出会えたかどうかが鍵のような気がします。

たまたま直属の上司の方がそのような人であれば良いですが、そうでなかったとしたら、自分でそのような人を探さないと伸びないのではと思います。

まずは、社内で自分を成長させてくれそうな上司の方を探す必要があります。中小企業の場合は、上司の方でなくても幹部の方や社長でもOKです。

凄い人と一緒に仕事をすること。これ以外に成長につながる訓練はないと思います。

そんな凄い人とどれくらい出会えたか、どれくらい一緒に仕事をさせていただけたかで変わってきます。

3~5年も経つと大きな差になってきます。自分のやりたい仕事を見つけるということも人生の中では大事なことですが、その前に凄い人と一緒に多くの経験を積ませていただくことが必須条件です。

若い人に「どんな仕事をしたいですか?」と聞いた時に、
「○○さん(上司の名前)と一緒に仕事をさせて下さい。お願いします。」
と言えれば合格です。

仕事の内容や中身なんて少々変化しても対応は可能です。しかし、その仕事をこなすための力を付けるためには、良き教師が必要です。必ず社内で一緒に仕事をしてみたい人を見つけて下さい。

やりたい仕事を見つけるよりも一緒に仕事をさせていただきたい人を見つける方が、若い時は大事だとよく言われます。

【最新情報はこちらから】経営コンサルタントは武内コンサルティング
11年11月08日 09時08分00秒
Posted by: takeuchiconsult
セミナー料金は無料で、主催者も外部講師の方も参加企業様もメリットのあるセミナーを開催する。凄く面白い企画だと思います。

今までは、セミナーと言うと講師をする側が主催の場合がほとんどだったからです。講師をされる方が事例や過去の経験の話をされ、来場された参加企業様から仕事に結びつけると言うビジネスモデルです。

成功談を話し、そこからビジネスになんとか結び付けようというものです。話をされる講師陣も同じ企業の方が話されるか、講師の方のお付き合い企業様が多いです。

主催者=講師側では、講座ごとに担当講師も違い、話の内容も違っているのでいろんな話が聞けてプラスになるのではという思いで企画されていると思います。

ところが、参加企業様の立場に立ってみると、必然的に話の内容と考えが同じに聞こえてくると思います。もう少し、違った角度からの提案や話も欲しいなぁという方もおられるでしょう。

主催者の方は、気付かないうちに自社のノウハウの押し売りに聞こえる場合があることを注意されても良いのではないでしょうか?

そこで今企画が持ち上がっているのは、三方よしのセミナーです。参加企業様からはお金を頂かず、セミナー開催後、主催者の方にメリットがあり、講師の方にとってもメリットのあるものです。

実はこの企画が一番難しいです。参加企業様がプラスになるための企画は立てやすいです。焦点が絞られているため、テーマ・内容に添って講師陣を揃えればできるでしょう。

ところがすべての方を満足させる企画というのは、どこに比重があってもダメです。皆が喜ぶ企画です。でもこのあり方が成功すれば、継続するのではと思います。

セミナーのあり方も変化しそうな気がします。一部の方のメリットのためだけに開催されるものから、皆が喜ぶものへ。

私も新しい企画にチャレンジしてみたいと思います。

【最新情報はこちらから】経営コンサルタントは武内コンサルティング
11年11月08日 06時07分00秒
Posted by: takeuchiconsult
売上の目標や計画はありますが、資本金の目標・計画はあるでしょうか?
自己資本比率を高める努力をされていますか?

ほとんどの企業が、創業当時のままになっています。それに自社の資本金っていくらだったかなぁと決算書を読み返されます。起業・開業するのに精一杯で資本金の額についてはあまり意識が行かないものです。潰さないことが大事であり、売上や粗利などの経営数値のチェック・確認で頭がいっぱいになります。

しかし、力のある企業と判断されるには、資本金は1億円ないと認められないという方もおられます。売上目標も大事ですが、資本金をどうやって増やして行くかを真剣に考えられます。

売上や利益は世の中の状況や業界動向で違ってくるため、単純に企業規模や企業の力を表しているかどうかはわかりません。逆に資本金の額を、毎年増やしたり、減らしたりという企業は少ないと思います。

利益を出して、資本を充実させる経営を行っているかどか、内部留保できている企業であるかどうかが大事です。

利益を出しても返済に充てたり、配当を行ったり、再投資に回したりと、実際のところ余裕はなかなか出てこないものです。

だからこそ、一流企業の仲間入りをするためには、資本を充実させることが大事だと言われます。起業された時から、資本金の額は増えていますでしょうか?

資本金を増やすという発想は経営者でないとできないと思います。安定した企業を目指すなら資本の充実をどうやって行って行くのか、その計画も実は大事です。余裕ができればそうしたいと思っていますという方が多いと思います。

売上計画はあっても資本計画というのは難しいようです。でも一流の経営者ほど売上や利益の話はされず、資本の話をされます。潰れない会社にするための一番の方策なのでしょう。

会社を大きくしたいのなら、資本金を1億円にする計画作りも必要だと思います。実際にはそれくらい資本金がないと、企業とは言えないのかもしれません。

中長期経営計画書の中にも売上計画や利益計画などはありますが、資本計画が入っているところは少ないと思います。資本計画を積極的に行うことができるようになると力が付いた証拠だと思います。

資本についての目標や考え方、具体的な計画について、もう少し考えて行かなくてはいけないのではないでしょうか?

【最新情報はこちらから】経営コンサルタントは武内コンサルティング
11年11月08日 00時07分00秒
Posted by: takeuchiconsult
何もしなくてもお客様が来てくれることが一番。でもそう簡単には行きません。
そのために、顧客名簿作りという戦略を実践されます。

しかし、苦戦しているので顧客名簿を作って、案内を出したとします。どういう現実が待っているでしょうか?

まず顧客名簿作りには、時間と費用がかかります。また顧客名簿の方に対して来店頻度や使用金額によって割引率を高くしたり、クーポン券などを発行すると、粗利は下がって行きます。これは意外な事実です。

食品スーパーなどでもポイント還元を頻繁にやっているようですが、いつも止めたいのですがどうすればよいですかと質問があります。止めてしまうとお客様が来店されなくなる可能性が高いからです。

顧客名簿作りそのものに時間と経費がかかり、さらに名簿客に対して販促活動を行うと粗利は下がって行く傾向にあります。

ただし、名簿客の方が常連客となり、上顧客になっていただくと、客単価や購買金額が上がり、粗利額は上がることになります。客単価や購買金額が上がるだろうという予測の元、顧客名簿の獲得に必死になる理由はここにあります。

実際、苦戦すると、名簿客の方に案内をかけることが有効な手段となります。売上を作ることは容易に行えるかもしれません。ただし、その時は、粗利率や粗利額のことは考えていません。

粗利を判断するためには、1カ月や1年単位で見た結果でないとできないと思います。だから余計に難しくなります。今日や明日の売上が欲しいが、締めてみると粗利は下がっていることがあります。

ということは、顧客名簿作りを行い販促企画を実施するなら、名簿客の方だけでも1回当たりの購買金額や使用金額を上げるか、1カ月当たり利用回数を増えないと良くないということになります。

集客効果や売上だけに目を奪われていると、後々大きな痛手になります。その辺りの工夫や戦略を店側が準備しておく必要があります。

例えば、顧客名簿の方に案内を送ったとしますと、その販促期間中には通常よりも1品当り単価の高い商品を用意し、接客して売ることが大事です。

また案内の内容も通常ご利用いただいている頻度よりも多く来店いただけるような仕掛けが必要です。

顧客名簿作りは集客アップや売上アップの手段としてだけ考えるのではなく粗利との連動で考える必要がありそうです。

粗利が下がっているなら、一度その原因を追及されてみてはと思います。ひょっとすると、名簿客への還元率が大きな負担になっているかもしれません。

【最新情報はこちらから】経営コンサルタントは武内コンサルティング
11年11月07日 20時50分00秒
Posted by: takeuchiconsult
好調な企業様は、家賃が下がっていることもあり、都心部への移転、好立地への移転を検討されているところが多いようです。都心部へ移転し、さらなる飛躍を期待されているのだと思います。今までとは違った環境で見えるものを変わってくると思います。

しかし、安易に移転しただけで業績が伸びると言うことはないです。移転の目的と移転をきっかけにさらなる内部強化が必要です。中心部で知名度を上げたいというだけでは意味がないです。

本社を移転することを検討されているのであれば、
・関連会社、小会社の再整備
・組織の再編
・コスト削減
・営業強化
・インフラ整備(ネット環境の整備)
・業務に関連する新ソフトの導入
等も視野に入れるべきです。

賃料が上がっても販売管理費は同じか、下げることができるかどうかをまず検討されると思います。ただし、移転が賃料だけの違いなら移転のメリットが少ないです。

移転をきっかけに会社が生まれ変わるくらいのドラスティックな改革が必要です。まずは、その改革プランありきだと思います。移転については場所と条件があえば見つかるものです。

でも改革プランはできていますでしょうか?
このレベルの話になると総務が担当するだけでなく、全社挙げて改革プランを出し、まとめていかなくてはなりません。

移転とは場所が変わるだけではないです。企業として大きく変わることが大切です。業績をさらに伸ばすために、関連会社のあり方を見直したり、組織の再編を行ったり、営業がより効率的に行えるように整えることが大事です。

理想的な形は、中心部へ移転して賃料や光熱費等の負担が増えてもその他の販売管理費を圧縮することで高効率な経営状態にすること。コスト削減効果を出して行かないと経費負担増で利益が出なくなります。

そうすると、移転準備の段階から、社員の意識を変えて行かなくてはなりません。移転したら経費削減が可能というのではなく、今の環境の中でまず経費削減効果を出し、移転するとさらなる削減効果が生まれる状態にすることが大事です。

立地の良いところで仕事ができると思われるとたいへんです。移転は交通手段が便利になるために行うものではないです。移転をきっかけに強い企業体質を作ることが目的です。

移転を検討されているなら、まずは改革プランの作成から始められることをおすすめします。改革プランなくして移転された方は、以前と同じ状態になっておられます。移転を従業員の方や募集採用の利便性だけで終わらせるのはもったいないです。

【最新情報はこちらから】経営コンサルタントは武内コンサルティング
11年11月07日 17時49分00秒
Posted by: takeuchiconsult
朝獲れに挑戦!
鮮度抜群の本物商品を提供しよう!
県外のお客様にも知っていただき、地元を再活性化しよう!
何かワクワクしてきますが、すんなりと成功するでしょうか?

鮮度が良いとは?いったい消費者の方はどこで判断されているのでしょうか?
見た目が良い、日付が新しい?
おそらくこの2点で判断されていることが多いと思います。

しかし、実際には食品スーパーで売っているものは、釣れてから2日経っているそうです。それでも新しく見えたり、鮮度良く見えたりすると購買につながります。

朝獲れには、これをさらに船から揚がった魚をダイレクトに店に運び、より一層の鮮度の良さを提供することによってお客様に喜んでいただきたいという思いがあります。

ところが一点注意しないといけないことがあります。朝獲れの商品と今普通に食べている商品との違いや差がわかるかどうかです。

朝獲れという言葉や流通経路には凄くインパクトがあります。ただし、口にして判断できるかどうかそこが課題です。

おそらく魚が好きな方でないと、この本物の良さが伝わらないかもしれません。
朝獲れの食材と今まで使っていた食材の差がわかるお客様に提供しないと理解されないのではないでしょうか?

こだわりを持てば持つほど、こだわりのお客様への提供が大事になってきます。
このような場合、まず魚好きの方に案内すること。そこから口コミで広げないと難しいのではと思います。

特に観光客を対象としている場合、朝獲れの本当の良さを体感していただかないとわからないのではと思います。朝、市場を見学してもらったり、朝獲れとご家庭で普通に召し上がられている刺身ではどこがどのように違うのかレクチャーが必要です。

それと一過性のもので終わらせずに、継続できることが大事です。

商売は、わかってくれる人に売ることと知らないお客様を育てることが大事だと言われます。

流通革命を起こしたことが大事なのではなく、お客様に理解していただき、満足して購入いただけることが大事だと思います。

【最新情報はこちらから】経営コンサルタントは武内コンサルティング
11年11月07日 15時49分00秒
Posted by: takeuchiconsult
それぞれに悩みがあるようです。質問や相談もあります。経営上、どちらが良いのですかとか、何を目標にすれば良いですかと言った内容です。

借金がいくら多くても業績が順調なら夢があります。
借金がなければ、事業を整理することは可能です。

逆に言いますと、借金が多い人は夢を描くことが大事だと思います。未来が見える夢。そのような夢を事業計画に落とし込まれてはいかがでしょうか?

また借金が現在ほとんどなくて業績が芳しくない方は、現業の未来予測をされて判断されるのが良いと思います。それも無理をされずに、今後どうなるのかを綿密に見極めることが大切です。

結局、どのような事業観を持っているかだと思います。経営はどんな結果になっていようと経営者の責任であり、事業観が反映されます。

どんな事業観を持てば、上手く行きますかという質問もありますが、一概にこれと言った決まった答えはないと思います。それぞれの経営者の方の思いが経営につながっていると思いますので、経営して行く中で自分なりの事業観を作っていくしかないと思います。

ただし、これから先のことを考えると、売上の大小よりも借金の少ない会社を目指されるのが良いのではと思います。売上や利益が減っても会社は潰れません。逆にどんなに売上や利益を上げていても返済や金利負担が大きいと危険です。

身軽な状態を作ることが大切だと思います。拡大再生産というような発想は、時代に合わなくなっていると思います。足元を見つめてみると、多大な借金を抱えていたということがないように、今まで以上に厳しい目で事業判断することが大切になってきます。

業績が順調でも悩みはあります。借金がなくても悩みはあります。すべてが完璧な方なんておられないと思います。

悩みながら、最適な解を追求して行くのが経営ではないでしょうか?

【最新情報はこちらから】経営コンサルタントは武内コンサルティング
11年11月07日 14時49分00秒
Posted by: takeuchiconsult
力試し。
勉強のため競争が激しいところでやってみたい。
自分のレベルを知りたい。
広告宣伝のため。
都心部での商売が最終目標。
等々、いろんな夢があると思います。

個人的にも都心部で勝負されたいと言うのはわかるような気がします。その夢のために一所懸命頑張ることができます。従業員の方に対しても良いモチベーションアップにつながると思います。

後は、夢で終わらさせないことです。そのためには具体的な計画を作ることです。社長の頭の中だけでは良くないです。紙に落とし込むことが必要です。

皆さんチャンスがあれば出してみたいとおっしゃいまずが、そのうち何%の方が計画書まで作成されているでしょうか?

勝負したいと思われた瞬間、計画書を書いてみたり、現地調査へ行ってみたり、不動産屋さんに相談してみることが大切だと思います。

それともっとたいへんなのが、店を出した後のことです。店を出すことについては今まで経験がおありなのでそんなに難しくないと思います。現在商売されている立地よりも家賃と給与・時給が高いくらいでしょう。

ところが都心部には魔物が住んでいます。人口も多いため売上は想定した数字を超える可能性が高いかもしれませんが、そこには落とし穴が待っています。

それは何かと言いますと、誘惑です。特に若い店長さんや従業員の方は、お店が終わった後、いろんなお店に出入りしたくなります。一度は経験してみたいからと言って足を運びます。それがいつしか癖になり、給料のほとんどを遊びに使ってしまっている方も少なくないそうです。

今までどんなに真面目に勤務されていた方でも環境が変わると人が変わる可能性があります。髪の色が変わり、服装が派手になり、アクセサリーもいっぱい付いているようになるそうです。

都心部へ出された経営者の方は、そのことのリスクが一番大きいとおっしゃいます。折角うちで真面目に働いていた子の人生を私が変えてしまったのではと後悔することがありますとおっしゃいます。

社長の目が届かなくなると、自制心の強い人でないと誘惑に負けます。このことがわかっているので、都心部には絶対に出さないという方もおられます。

心配なら、お店の近くに家を借りられて、1カ月の半分くらいは都心部の店を見るようにされるのが良いかもしれません。

でも都心部で勝負するという夢、一度は実現されて欲しいです。

【最新情報はこちらから】経営コンサルタントは武内コンサルティング
11年11月04日 22時33分00秒
Posted by: takeuchiconsult
出版の電話がまたかかってきました。個人的には出版の予定はないです。あまり興味がないです。出版の目的と意図が、出版社の方とは違うからです。

だから毎日ブログを書いています。意図は、いち早い情報をお届けしたいと思っているからです。少しでも参考にしていただきたいと思って、趣味の延長で書いているだけです。

ところがこの記事をビジネスにできないかと考える方がおられるのでしょう。
もうビジネスモデルが違っているように思います。

出版することによって、注目度が高くなり、そこからビジネスにつなげる。あるいは出版社の方から、セミナーなどで本を紹介されるとさらに良いですという提案をいただきますが、営業ツールとしての本は効かないように思います。

もう情報は溢れています。それに本にまとめるとなると普通のことではダメで、少し奇抜なくらいの内容や書き方でないと読者を引きつけないでしょう。それと出版することによって、その裏側にあるビジネスチャンスの匂いを読者の方は嗅ぎ分けると思います。

オールドビジネスだということに気付かれていない感じがします。出版するメリットが昔のように高くないのではないでしょうか?

出版することが夢である方は良いと思いますが、出版することでビジネスにしたいとか仕事に結び付けたいというのは、少し厳しくなっているような気がします。

やはりブログがおすすめです。その方がどのような人なのか、どのような考えを持っているのかをブログで書き綴ると良いと思います。ところが、どれくらい記事を書けば反響がありますかと質問がありますが、1年や2年、あるいは数百記事書いたくらいでは正直反響はないでしょう。

また、反響率を上げるために書くと言うのも少し本来の意図と違うように思います。趣味の延長で、クライアント先の自分を支持していただいている方や内容に興味を持たれている方に対して気軽に書き続けることが大事だと思います。

でもブログが一番人間性が出ると思います。だから有名人の方のブログなども人気なんでしょう。有名人の方もブログを書いて人気者になって、そこから仕事が欲しいなんて思っておられないと思います。気軽に楽しんでおられるように見えます。

個人的にもホームページは持っていません。あるのはブログ型ホームページに、数個のブログがあるだけ。今のところこれだけで不自由はしていません。

ビジネスにしようとか、お金しようと思った時、何でもおかしくなってくるのではと思います。

コンサルティングの依頼より、マスコミや出版社からのお電話が多いのは私だけでしょうか?逆にかなり苦戦されているのかも?

自費出版は、費用の面よりも情報を伝えるスピードがかなり遅いです。半年や1年以上前の情報をまとめて流す時代は終わったように思います。情報発信をされたいのなら、やはりブログが一番のおすすめです。

【最新情報はこちらから】経営コンサルタントは武内コンサルティング
11年11月04日 20時32分00秒
Posted by: takeuchiconsult
仕入が欠品の補充になっていませんか?そうすると常に在庫は完璧に近い状態です。それが商売をする上で理想の形でしょうか?

大手チェーン店のようなところの発注形態ならわかりますが、中小企業や個人店がこのやり方をやっていると高く買うことにつながります。

仕入とは安いものを買いつけることに意義があります。仕入の作業が面倒だからと言って手を抜いていると利益を確保できなくなります。仕入こそ、時間をかけるくらいの姿勢が大事です。

例えば、朝、魚市場へ仕入れに行ったとします。自分の希望通りの魚と価格がいつも見つかる訳ではないです。欲しいものがピッタリとあるということはないです。そこで、市場を回りながらお買い得の食材を手に入れることが大事です。希望する食材が手に入らなくても大丈夫です。

店というのは、在庫が完璧に近いくらいで商売をする方が危険だと言われます。今ある食材を上手に活用することがプロの仕事です。

同様に、小売店においても商品を仕入れる際に必ず激安の目玉商品を見つけたり、価格交渉をすることが大事です。欠品を補充するかのごとく、FAXやメールを流しているだけでは原価は下がりません。便利になったようで、実は店にとってはあまり良くないかもしれません。

また、定番商品が何らかの理由で安くなっていたとしても、発注表だけで発注しているとその情報が入ってこない場合があります。

自分の足と目で確認し、直接交渉しない限り、安く手に入れることは難しいです。

それと、思い通りの商品がない場合、諦めて購入しないと思います。だから仕入量や仕入金額が思ったよりも少なくて済みます。これを発注表に欠品したものすべてを仕入れるとどうなるでしょうか?

仕入をすると今度は支払が発生します。お金を支払う時になって、支払金額の
多さに驚くことになります。

日々、どうやって仕入を抑えて行くかも考えなくてはなりません。
だから、発注表に数字だけを記入されている担当者を見ると、心配になってきます。

仕入がどういうものなのかをもう一度教えてあげる必要があると思います。

便利なものの裏には、必ず不利益が付いてくる可能性があることを見抜く力が大事です。

便利になったと喜んでいる担当者が出てこないように要注意されて下さい。

【最新情報はこちらから】経営コンサルタントは武内コンサルティング
11年11月04日 18時43分00秒
Posted by: takeuchiconsult
若手の方の参加は大賛成です。今までの自分の仕事環境とは違った方との出会いがあり、いろいろ勉強になると思います。特に、社内の方や同業の方とのお付き合いが多い方は、異業種交流会などに参加されて、新しい人脈を作られてはと思います。

一方、通常異業種交流会に参加されたいと思っておられる方は、マッチングを希望されています。現状の仕事の壁を感じられ、少しでもヒントになったり、突破口になるようなものがないかとお探しです。

その一つが異業種交流会です。大きな期待を寄せて参加される方もおられるのではないでしょうか?

ところが実際には、マッチング件数が多くないようです。理由は、売り手と買い手の数が上手く行っていないからだと思います。皆が皆、自分にメリットになるような相手はいないかと探しても難しいと思います。

3~10分程度の持ち時間をいただき、自社アピールしても聞く方はよくわからないですし、説明不足のまま終わってしまいます。

それに会ってすぐに仕事の話をすると言う人も少ないでしょう。何回も何十回も参加されて徐々に人の輪を広げて行って、少しずつ紹介案件が増えて行くものだと思います。

参加すれば、美味しいネタがあるということはないと思います。その期待の大きさから、1回で決断される方もおられるようです。

自分の仕事に活かしたいと思う気持ちはわかりますが、事業のマッチングを最優先に考えた集まりではないと思います。情報交換から始まり、徐々にお付き合いの関係が深くなって行き、知人から友人、友人から頼れる人に変わって行くものだと思います。

功を焦って参加しても期待通りの成果や結果は出ません。いろんなところに顔を出して少しずつ人の輪を広げて行くというところに主眼を置かれてはどうでしょうか?

異業種交流会に行ってもなかなか仕事の話やマッチングの話にならないとおっしゃる方がおられますが、焦らずにじっくりと攻めることが大切だと思います。

それと気になるのは、単なる集まりになっている異業種交流会です。何かテーマがあってそれに関する企業や人の発表になっていないと焦点がぼやけてくると思います。

毎回テーマがあり、異業種交流会の本当の意味合いと将来について明確になっているものが理想的だと思います。

【最新情報はこちらから】経営コンサルタントは武内コンサルティング