2011年 11月の記事一覧

11年11月10日 20時30分00秒
Posted by: takeuchiconsult
目的のない管理職教育は意味がないと思います。研修を行えば何か変化があるのではとか、他社もやっているのでうちもやらないといけないのではと思われて実施されるようです。

しかし、1回や2回の研修を行ってもはっきり申し上げまして成果は出ないと思います。やはり年間計画や長期的な計画が必要です。

でも私のところへの問い合わせが一番多い相談案件は、「管理職研修」です。皆さん同様のことをおっしゃいます。ところが実際には、個々に思っておられるところが違うようです。

管理職研修を実施することが目的ではなく、おそらくそこから先の成果を期待されていると思います。それが見えていない段階で、研修を行い何かを期待しても難しい場合があります。まずは意識を変えたい、世の中のレベル・常識を外部の方から教えて欲しいという依頼が多いですが、管理職研修のあり方、活かし方を考え直された方が良いのではと感じています。

できれば、業績が上がる管理職研修の実施方法や業績に結び付ける管理職研修の実施方法を考えられることが良いと思います。

単なる研修に終わらせずに、成果を上げ、会社の改革につなげることです。具体的には、管理職研修とプロジェクト会議を並行して行うことです。

管理職研修とプロジェクト会議のメンバーは少々メンバーが異なっても良いですが、同時並行に進められてはと思います。

管理職研修は、主に講師からの講義を聞き習得するためです。もう一つのプロジェクト会議は、管理職研修で学んだことを実際に活かす場です。テーマ内容をメンバーで選択し、期間を決めて社内改革に当たります。

理想は、管理職研修は業務時間内に行い、プロジェクト会議は業務時間外に行います。この両輪で行って行かないと、研修で話を聞くだけ、後は個人の精進に委ねるだけになってしまいます。

これでは、社長が痺れを切らします。研修会も行っているはずなのに、うちの社員は成長していない、会社も変わっていないということが起こってきます。

でも研修会は学びの場であっても改善・改革の場ではないです。そのような場を設けて、自主的に自分たちが動こうとしない限り成長はないです。

だからコンサルティングの依頼を受ける場合でも管理職研修とプロジェクト会議をセットでお受けするようにしています。皆さんが自主性を持って一人立ちされるまでは、議長は私が勤めさせていただいています。課題や宿題も当然出させていただきます。

そこまでしないと研修会が無駄になるかもしれません。聞いて学ぶ場とそれを活かす場を上手に設けられてはと思います。

社員研修にプラスして、学んだことを活かす場を設けることがミソのようです。

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11年11月10日 17時29分00秒
Posted by: takeuchiconsult
従業員の意識を変えたい、業績をアップさせたい、会社の改革を行いたいなど色々考えていることはあると思います。

ただし、中小企業ではこのようなことを社員任せにしても良い結果が出ないようです。社長が本気でそう思っておられるなら、自らプロジェクトチームを立ち上げられませんか?

それもプロジェクトチームを立ち上げるだけでなく、明確なテーマを設けることです。集まるだけでは意味がないです。改善・改革したいテーマを社長自らが見つけて下さい。

まずは、テーマありき。何をするのか?
逆にこのテーマが見つかっていない段階では、プロジェクトチームを作らない方が良いと思います。

また、テーマをあれこれと欲張らないこと。一つのテーマで結果を出せていないのに欲張っても無理です。一点に集中して、期限を決めて成果・結果イメージを明確にすることです。

それと一つのテーマの範囲も絞ること。そうしないと成果が見えづらいです。社員の方から見てわかりづらいものは止められた方が良いです。

また、目標数値を表すことです。達成するとどんな報奨があるのかも着手する前に決めておかれた方がモチベーションが上がります。

ただし、このプロジェクトチームを通常の業務時間内でやると支障が出てきますので、ルールとして就業時間外に有志で行うことです。そのことを理解していただける方をメンバーにされるのが良いと思います。

会社のために頑張ることができる人を集めることが一つのポイントです。それと成果・結果が出なくてもプロジェクトチームに参加することで意識が徐々に変わってきます。

従業員の方々は、どうも景気が良くない、業界動向が良くない、自分たちの力では限界ではと感じられている場合があります。社員は、社長の一声を待っておられます。

動いてみたいという気持ちはあっても勝手に動くことはできません。社長承認の元、やらないと意味がないからです。

そのきっかけを上手に作られてはと思います。小さな小さなテーマから着手され、少しずつ会社を改革して行くことが大事です。

最初から大きな成果を期待するよりも皆で会社を良くするんだという気持ちを一つにすることが大事だと思います。

社長がやる気になった時、会社の業績は変わってきます。社長を交えての議論は、白熱します。上手に仕切っていただき、従業員の意識を少しずつ変えて行かれてはと思います。

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11年11月10日 15時29分00秒
Posted by: takeuchiconsult
経営と言うのは、今業績が良くて褒められ、認められてもダメだそうです。経営は連続した生き物です。ある点では、素晴らしい評価であっても未来が安定する訳でも好調を維持できる訳でもないです。

だから表彰されても浮かれないこと。逆に、そのような表彰は丁重にお断りになり、自分への戒めにされる経営者の方もおられます。新聞や雑誌取材も一切受けずに、地道に今の商売を守られている方もおられます。

浮かれた時が一番危険です。その兆候は、マスコミから声がかかったり、取り上げられたりするようになった時です。その時から、業績悪化の芽が出だしているのかもしれません。

表彰はあくまでも自己満足。表彰と経営状況とうのは一致しません。

マスコミで取り上げられたためにおかしくなった会社や店をよく見ます。背伸びしなくても今の経営を地道に続けておられれば良いのですが、少し色気が出て来るのでしょうか?

未来永劫繁盛店、一流企業であり続けることは至難の業です。ところがそのような店や企業が世の中にあるのも事実です。そのようなところの特徴は、大きく外へ宣伝はしない。自ら売り込むようなことはしない。自分の店や会社の評判よりも商品・サービスやお客様満足を先に考えられます。それが損なわれるようなことは、絶対にされません。

評判が良くなって来た時は、要注意の信号が出ている時かもしれません。何気なく受けた取材などから、想定外の顧客が増えてしまうということもあります。一時的には売上につながりますが、その後、既存の上顧客の方への対応が疎かになり逃がしてしまう可能性もあります。

注目されている時と言うのは誰しもうれしいことですが、そこには落とし穴があるかもしれないことを認識して対応することが大事だと思います。

社長室の表彰状がたくさんあってもそれは過去のものです。表彰される以上に大事なものがあるはずです。

お客様や従業員のことを最優先に考えた場合、どうすれば良いのか、何を守って行けば良いのか、そのことを真剣に考えながら経営することが大事なのでしょう。

業績が良くなってくると周りから注目され出します。必ず、注意して自分のポリシーを持って対応されてはと思います。

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11年11月10日 12時28分00秒
Posted by: takeuchiconsult
自社を自分をブランディングしたいという希望も結構多いです。何とかブランディングして殻を破りたい、ブランディングすることによって認知度を上げたいと考えられています。マーケィング戦略上、重要なことだと思います。

ただし、ブランディングとリスクは相関関係になっています。ブランディングし過ぎると尖がり過ぎて、かえって受け入れられないのではと危惧されます。

しかし、世の中に情報や商品が溢れているからこそ、ブランディングされている尖がったものが脚光を浴びます。

それと、もう一つの考え方があると思います。ブランディングしたいと本気で思っている方がリスクを考えているでしょうか?

リスクを考えることよりもブランディングさせたいという思いが強いと思います。だったら、そのような方にはどんどんブランディングに結び付ける情報やコツを提供された方が喜ばれるはずです。

こちらが変にリスクのことを考えたり、提案すると受け入れてもらえなくなります。

小さくまとまったどこにでもあるPRでは難しいような気がします。逆に、尖ったところを目立たさせる方法や、認知されやすいものは何かと考えることも大切だと思います。

お客様は尖ったところに魅力を感じられます。上手く行っていないのに、先にリスクのことを考えても反響率は上がらないでしょう。

ブランディングを真剣に考えるなら、会社や自分の尖った部分を徹底的に磨いて宣伝しない限り、反響は上がってこないのではないでしょうか?

誰でもやっていることでブランディングしようと思っても厳しいと思います。何か少しでも違ったことをなさっている方が、ブランディングにチャレンジするのがちょうど良いのかもしれません。

過激な過大な広告宣伝がブランディングにつながる時代ではないです。中身が伴っていないと持続しません。

変わっているなぁから、尖がっている、真似できないなぁという特徴を作り上げることが大切だと思います。

世の中に自分がやっていることと同様のことをされている方がたくさんおられると思います。そのような方とどこかが違うのか、それが言えることがブランディングの条件のような気がします。

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11年11月10日 08時27分00秒
Posted by: takeuchiconsult
よくこんな質問があります。どんな業種・業界でも同じようです。かなり設定金額については、皆さん気になっておられるようです。

しかし、私見を述べさせていただきますと、お金に見合う内容であるかどうかの方が大事だと思います。内容さえ良ければ、高くてもお客様はお金を支払われると思います。

世の中の妥当な金額に合わせて内容を作ろうとするから無理があったり、反響率が低かったりするのだと思います。

企画する時は、思い切って金額を気にせず、コンテンツ重視でまず作り上げられてはいかがでしょうか?

お客様からの魅力と言うのは、金額だけではないです。いただく金額以上の内容であるかどうかが大切です。

特に最近重要なのは、入会するメリットと他社との差別化です。同様のビジネスが氾濫していると思います。他社との違いは価格だけではないはずです。お客様はその違いを知りたいと思っておられます。

少々他社よりも高くても内容が充実していれば、入会に結び付くでしょう。メリットにおいても入会することによる特典がたくさんあること。それが囲い込みにつながります。

またそのような特典が毎年、付加されて行くことが理想です。得したと思っていただいた方にさらに特典を付加する。他社へ逃げられないためには、金額を下げたりして価格競争をするのではなく、コンテンツの充実を図るべきです。

だから、「世間相場と比較して妥当でしょうか?」という問いに対しては、内容や特典がどうなのかをアドバイスさせていただいています。

価格競争は一番最後にやる手段だと思います。価格が気になっているうちはまだまだです。他にやるべき手段があるはず。

当面は、他社ができない、真似できないものを見つけて磨きこむことが大切です。

出来る方ほど、価格の話をされません。価格を意識しないくらいになったら、本物かもしれません。

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11年11月10日 06時39分00秒
Posted by: takeuchiconsult
今順調であっても、未来永劫同じような条件で事業や商売ができる訳はないと考えておいた方が良いと思います。例えば事業承継でも事業を引き継ぐだけでは正直厳しいと思います。10年後、20年後今と同じ経営環境ではないからです。

昔、ある経営者の方がこんなことをおっしゃっていました。
「武内さん、今の事業がもし難しくなれば、3つくらい次の事業を考えているんですよ。」とおっしゃいます。

その方は、数十店舗展開されていて順風満帆の時です。常にリスクのことを考えられ、売っている商品やサービスは違っても生き残っていくため、事業を継続するためのことを考えておられました。

それもあれをやりたい、これをやりたいというレベルではなく、事業計画書にまで落とし込んでおられました。

順調な時や少々業績が下がっているくらいの時では、このような発想がなかなかできません。まさか今の事業が急にダメになるなんて誰も思わないでしょう。

しかし、このようなリスクのことを考えておくのが経営者の仕事だと思います。今の事業や業界がどうなるかなんて誰もわかりません。小さな問題が発生したために、事業そのものがおかしくなることもあります。

どこまで先のことを考えることができるか、それが大事だと思います。ただし、このような話は、従業員の方や周りの方に話すことはできないです。信頼のおける方にだけ、もしもの時を想定して相談する必要があります。

クライアント先の方でも親密な関係になってくると、このような相談をよく受けます。もしもの時の事業に事業性があるかどうか、収益性があるかどうかアドバイスを求められます。

今の事業も大事ですが、もしもの時の事業も考えることができるかどうか?
実は、このことを考えることによって視点が変わってきたり、視野が大きくなります。頭の中で想定するだけでも勉強になります。

もし、今の事業を整理清算された場合、次はどのような事業をされますか?

このようなことも考えておかないと経営者は務まらないといろんな方から教わりました。

今余裕がなくても未来のことを考えておくこと。それが経営者の大きな仕事のような気がします。

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11年11月10日 00時38分00秒
Posted by: takeuchiconsult
会議やミーティングで指示されたことでも納得が行かなかったり、自分の中で成果が見えないとやる気が出ないものです。

外部研修やセミナーでも同じだと思います。当たり前のことを当たり前にやることが主テーマのセミナーって、参加する方からすると魅力に欠けます。トップの方は基礎から学ばせたいと、参加申し込みをされるのだと思いますが、本人の思いとは違っている場合があります。

何かをすることによって、どうなるのか?どういう成果が期待できるのか?を見せてあげることが大切だと思います。

ただやりなさい、参加しなさいではモチベーションが上がらないでしょう。やること、参加することに意義があるのではなく、やはり成果や結果が大事です。

本人が理解・納得していないものをそのまま進めても成果は出ないと思います。

仮説でも良いので、やることによってどういうことが期待できるのか、それを説明することが大事です。逆に成果や結果が見えていない段階で従業員に指示を出しても期待したものは出てきません。

指示される方も自分なりに成果や結果が見えた時、それを部下の方に伝えるのが良いと思います。

何でもやればよいと言う訳ではないです。各従業員の方も自由意思を持っています。自分の中で理解しているかどうかを判断されます。

会社や上から無理矢理、指示されたものはあまり受け付けたくないです。特に業績が悪化している場合など、何を先にやるのか、優先順位を付けて取り組むことが大切です。

それと、従業員の理解を得られないものは極力やらない方が良いと思います。モチベーションも上がらず、良い報告も上がってこなくて、社長は怒り出します。「何を勉強して来たんだ!」「私の指示通りになっていないじゃないか!」
とこんな声が聞こえてきそうです。

しかし、「成果が見えないものに対しては努力したくない」というのが従業員の本音です。お客様や取引先の方に理解していただく前に、自社の従業員の理解・納得が必要です。

従業員の理解がないと前に進まない時代になったと思われた方が良いかもしれません。

常に仮説を立てて、会社の夢と目標がそれに連動していることを説明することが大切なような気がします。

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11年11月09日 20時38分00秒
Posted by: takeuchiconsult
何とか社員の意識を変えたい、気付いて欲しいと思っておられます。社員の意識さえ変わってくれれば、業績は急速に良くなると信じておられます。

昔の方が、社員が育っていたように思うのですがという話をよく聞きます。では、昔の職場環境ってどんな感じでしたかと逆にお聞きします。

昔は、夜遅くまで、あるいは徹夜や会社で寝ることがしばしばあったそうです。それも会社からの指示ではなく、自分の意志で仕事が終わらないから残っていたらしいです。

今は職場環境が整い、仕事がしやすくなった半面、自分で自分を鍛えることが難しくなっています。時間的にも余裕が出て来て、何でも自由に使うことができるはずなんですが、殻を破れていない感じです。

どうすればうちの社員が成長しますか?と相談があります。
理想は、家に帰れないくらいの仕事を与えることだと思います。ところがそのような状況になっていないため苦労されています。

逆に人が十分にいるのではないでしょうか?従業員数と仕事量がぴったり合っているという状況は理想的な状態ではないです。人は少ないくらいでちょうど良く、利益も出ます。

本人には酷かもしれませんが、やはり仕事量を増やしてあげることが一番だと思います。この人はこのレベルだから、これくらいの仕事量と内容で良いだろうと決めつけず、仕事を教えることです。

仕事に上限や区切りはないです。いろんな仕事を覚えていただき、能力を発揮していただくことが成長につながります。

社員が成長していないと言うことは、社員に仕事を教える、覚えさせることが甘くなっていたり、疎かになっているからかもしれません。

仕事量が以前のように戻すことは難しくても仕事を教えることは可能なはずです。社長や幹部の方が、教える・覚えさせるということに力を入れない限り人は育ってこないと思います。

社員を成長させるという問題は、社員側に問題があるのではなく、社長や幹部の方にもあるように思います。

社員が成長する会社の特徴は、教え好きです。そのような文化・風習を作られてはいかがでしょうか?

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11年11月09日 18時16分00秒
Posted by: takeuchiconsult
目標は設定されています。経営計画も立てられています。でも業績が伸びないということがあります。

目標の設定も経営計画も素晴らしいものが出来上がっているのに、伸びていません。理由は、色々あると思いますが、具体的な計画に落とし込むことが弱いということが挙げられます。

個人でも同様のことが起こっています。目標設定は間違っていないのに、伸びていません。1年経過して、上手く行っていなかったことに後から気付きます。

目標設定だけではなく、具体的にどうやって落とし込んで行くかを決めておかないと、想定した目標は達成できません。

例えば、飲食業や小売業の場合、一発逆転サヨナラホームランというのは無理です。日々目標数値をクリアしながら月間目標を達成することで、年間目標を達成することができます。

期末になって急に数字を上げようと思っても限度があります。

目標は立てた時からがスタートではなく、数ヶ月前から準備を行い、目標を達成させるための具体的な計画を組まないといけません。

伸びない理由は、前準備が遅いことと、現場段階にまで落とし込めていないからです。会議やミーティングで数字の状況報告を聞いているだけでは難しいでしょう。

どのようなやり方をしているのか、それを会社や上司の方がチェック修正しないと上手く行かないと思います。

目標数値の発表・提出だけに終わらせずに、その数値を具体的に達成させるための手段を添付することが必要です。この点を甘くすると、良い結果は出ません。

目標が目標で終わらないように、毎回同じような結果に終わらないように、何かを変えて行かないと同じになります。

発表した目標の根拠と具体的な計画が言えること、書面で提出できること。これがない目標は目標でないのかもしれません。

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11年11月09日 15時15分00秒
Posted by: takeuchiconsult
時には、「武内さんのところで数年間預ってくれませんか?」と相談されることもしばしばあります。しかし、私のようなところで仕事をするよりも、もっと勉強になるところがあると思います。

どんな業種でも良いので、忙しい会社に勤めてみることが一番ではと答えさせていただいています。

どんな業種が伸びるか、勉強になるかは実際わからないと思います。親の事業を継ぐことが決まっているからといって同様の企業で修行されようとされますが、直接何かを得られるかと言ってもそう簡単にはいかないと思います。

実家に戻れば、実家の仕事はすぐに覚えることができます。実家では絶対に経験できないようなことを経験できるところを探されることをおすすめします。

特に、社会人になってすぐの時期というのは大切です。この時の経験が、年を取ってから活きて来ると言われます。

会社に入って3年間、徹夜の連続で仕事以外のことを考える余裕がないくらい
が理想です。このことを本当の意味での恵まれた環境と言うのではないでしょうか?

よく「武内さんの時は、どんな感じでしたか?」と聞かれます。私の時は、仕事が山のように降って来て、毎日椅子を並べて会社で泊まることが多かったです。家に3日以上帰れないこともしばしば。10年経っても同じようなことをしていました。

でもこのことが、一番勉強になりました。あの環境がなかったら今はないと思います。

考える余裕なんてないです。上司から指示された資料を期日までに仕上げるために一所懸命です。それについていけなければ、一人前になれません。周りの先輩などに聞きながら何とか間に合わせていました。上司の方が乗る新幹線や空港まで朝一番に出来たての資料を届けることもありました。

大事なのは、そのような経験ができるかどうかです。実家の事業と同様の業界で勤めても直接勉強になるかどうかはわからないです。

若い時は、忙しい会社に勤めて鍛えてもらうことが一番です。息子のために職を探してあげるなら、そのような環境の会社を探してあげて欲しいです。

苦労をされた経験がなく実家に戻られて苦戦されている方をたくさん見てきました。だからこそ言えると思います。会社選びの基準は、お金ではなく、忙しいと言う経験ができるかどうかです。

忙しい環境を経験すると人は強くなります。何でもできるようになります。一番怖いのは、親の甘い考えです。会社を名前や職種で選ばないこと。世の中で一番忙しい会社に行かせてあげることが親からの一番のサポートになると思います。

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11年11月09日 12時14分00秒
Posted by: takeuchiconsult
焼肉に連れて行ってもらうというのはうれしいものです。若い時は、食べたくてもお金がないです。お腹一杯食べてみたいと思っていたのは、私だけではないと思います。

たまに連れて行ってもらった焼肉の味は、一生涯忘れないかも・・・
でも実は焼肉を食べること以上に大切なことがあります。そういった形で上司や社長と頻繁に食事を一緒させていただくと、知らず知らず人が育って行きます。なぜでしょうか?

中小企業では、社員と夜遅くまで食事を共にすることが大事かもしれません。お付き合い先の企業様を見ていますと、社員や部下と一緒に食事をする機会が多いところほど、業績が良く、社員も育っています。

寝食を共にすることは難しいですが、夕食を共にしながら、1日あったこと、これからの会社の将来について、個人的な悩みなどを話すことが大事だからだと思います。

職場だけでの会話では、人は付いてこないでしょう。特に男性の場合、日々一緒に居て、アドバイスをしてくれる上司や社長は心強いです。

「よし、今日は飯に行くか!」と一声かけられるのを待っておられます。
社員の方々との食事回数は、月何回くらいですか?

人を育てたい、自分の右腕を作りたいと思えば、食事を一緒にしながら、自分の思いを伝えることです。社内や職場内だけの会話で人が育つことはないです。

夜遅くまで議論を交わしながら、将来を語るのは楽しいものです。時間を忘れてしまいます。そのような面倒見の良い人は、部下が育ちます。

何を教えたかではなく、何回一緒に食事したかの方が大切です。

いただいた給与は自分のためだけに使わずに、部下のために使いなさいとよく言われます。管理職手当や役職手当の中には、部下の教育指導のための食事代も含まれていると認識した方が良いでしょう。

上司のお説教も焼肉が食べれるなら我慢できます。それを肥やしにして、成長して行きます。

会社とはどういうものなのか、世の中というのはどういうものなのか、自分が上に立った時にどうしなければならないのか、それを学ぶことができるのは、夜の食事だと思います。

社員教育に力を入れたいと思うなら、社内教育やシステム以上に、夜の食事回数を増やされた方が良いかもしれません。

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11年11月09日 09時14分00秒
Posted by: takeuchiconsult
悪く言えば、遊んでいるのではと思われているくらい。中小企業経営者によくある悩みです。

現場で手の汚れるような仕事をしていないから?
体を動かして仕事をしていないから?
社長業そのものを理解されていなからでしょう。社長業は社長になってみないとわからないと思います。

一緒に汗をかく仕事をしていない人を現場の方々はなかなか理解できないのかもしれません。そこから社長の孤独が始まります。

一所懸命、社長業を行っているのにわかってもらえない。机に座って、新聞や本、業界誌ばっかり読んでいるのではと思われているかもしれません。

仕事とは、実際に汗をかく仕事と頭に汗をかく仕事があると思います。デスクワークが多くなると仕事をしていないように思われがちです。

それを意図的に防ぐ手段を講じて行かないと、従業員と社長の間に溝ができてしまいます。

中小企業では、社長であっても現場へ自分から降りて行くこと、コミュニケーションを取ること、一緒に仕事をする機会を設けることが大事です。

少しでも一緒に汗をかかないと納得はされないでしょう。だから、私の仕事は現場の仕事をすることではないと思われずに、上手に汗をかかれた方が良いと思います。

そうしないと、社内で社長批判が広まって行きます。社長が意図していないところに社長の人物像が行ってしまいます。

世の中に遊んでいる社長なんて一人もいないです。しかし、社長の仕事がどのようなものであるかは外からは見えないでしょう。だからこそ見えるように自分から従業員の方々に近づいて行って、一緒に仕事をする機会を作られることです。

会議やミーティングで一緒になるだけでは同じです。一緒に仕事をすることがミソです。

社内で愚痴も言えず、つらい立場にあると思いますが、従業員との良好な関係作りや従業員に理解してもらうことが、業績向上につながって行きます。従業員を活かす、気持ち良く仕事をしていただくように配慮することが社長の仕事かもしれません。

愚痴が言いたくなったら、他社の社長に甘えるしかないかもしれません。そんな愚痴を聞いてくれる社長を見つけられることも大切だと思います。

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11年11月09日 06時13分00秒
Posted by: takeuchiconsult
「やりたいことがいっぱいあります。」とおっしゃる方が多いです。夢がいっぱいあり、いつか実現されたいと思っておられるのでしょう。

でも少し心配なことがあります。やりたいことがいっぱいありますとおっしゃる方ほど、実現されることがないということです。

やりたいと思うことは、皆持っていると思います。それも一つや二つくらいではなくたくさんあるのではないでしょうか?それと能力の高い方ほどやりたいことがたくさん出て来ると思います。

しかし、実際に夢が実現されている方は、まず一つの夢に絞り込んでおられます。その夢が実現するためは、あらゆる犠牲を払ってもでも実現なさいます。

そうすると、また次の夢に進まれます。そこでまた夢を実現されます。

あれもやりたい、これをやりたいと思っていると実現しないようです。思ったらすぐに計画段階に移し、準備することが大事だと思います。

自分の頭の中にはいっぱいあるという段階では実現は難しいのかもしれません。実現される方は、頭の中で自分なりのタイムスケジュールがあり、きっちりとクリアされます。

それに夢を実現されようとされている方は、人にはあまり相談されないように思います。いつしか自分を夢を達成されていて、次の夢に向かって邁進されている感じです。

逆に夢の実現が叶っていない方は、他人に相談されたり、自分の夢を語っているような気がします。

夢も自分との約束を守るかどうかだと思います。自分でやり切るんだという強い意志さえあれば可能だと思います。

やりたいと思った瞬間、自分で計画を組んで、少しずつ前に進むこと。自分の夢は他人に協力してもらったり、助けたりしてもらうものでもなく、自分で成し遂げるかどうかです。

やりたいことは誰にでもあると思います。でも実現されている方は正直少ないです。

夢は実現した時は初めて、他人に聞いてもらった方が良いのかもしれません。自分の心の中での勝負に勝たない限り、実現は遠いのではないでしょうか?

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11年11月09日 00時12分00秒
Posted by: takeuchiconsult
世の中の大きな流れ、業界動向など熱心に勉強されるのは良いことだと思います。ところが、そのことが自社の業績に直結しないことが多いです。これからどのような展開になって行くのか予測されるのは大事なことだと思いますが、それ以上に大事なことがあるように思います。

自社の状況があまり面白くないと、他社動向が気になりだします。同様に業界動向も気になってきます。さらには政治や経済面ではどうなのかと検証を始めます。

個人で勉強するについては良いことですし、素晴らしいことだと思います。ただ、実際の事業にどこまで活かせるかが大事だと思います。

コンサルタントも同じで、勉強は常にしなければならないですが、外部環境の勉強をし、マクロな視点で物事が判断できるようになったからと言って、クライアント先の業績をアップさせることができることはないでしょう。

常に気を付けなければならないことは、現場に降りること。中小企業は、社長が現場に興味を持たなくなった時、業績が下がり始めます。

視点がマクロなところへ行けば行くほど、現場から遠ざかって行きます。視野を広げることも大切ですが、同時に現場へ降りて行くことです。このことはどの経営者の方もおっしゃいます。特に中小企業の経営者の方で世の中の景気や業界動向を気にされない方もおられます。どんな状況にあっても自社を見つめることしかされません。

少しでも業績がおかしいなぁと思ったら、社長が直々に現場へ降りて行って改善策を図ることです。

社長中心の社内改善プロジェクトチームなどを立ち上げても良いのではないでしょうか?

実は、従業員の方はそのことを期待されています。自分たちの力では何ともならないので、社長が動いて欲しい、何か指示を出して欲しいと思っておられます。

マクロな勉強は、自分の視野を広げるため。会社を改善するのは現場しかないと言うことです。

私は、生涯現場からは離れませんとおっしゃる経営者の方もおられます。それが間違いないと思います。

社長の意識がどこにあるのかで、業績は変わってくるように思います。マクロな勉強が現場改善に活かされるのではなく、現場改善が上手く行った時、マクロな勉強が生きて来るのではないでしょうか?

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11年11月08日 22時11分00秒
Posted by: takeuchiconsult
経営者も社員の方も同じようなことをおっしゃいます。

何度か失敗された経験があるようです。でも気にしなくても大丈夫だと思うのですが、それが気になられるようです。

自分をどうやったら変えることができるのか?大きな課題だと思います。自分ではどうしようもないから、他人の意見を聞いてみたくなるのかもしれません。

それと、もし自分を変えることができればもっと成長したり、成就するのではと思っておられるからだと思います。

でもその前に、まず自分の思い描いている目標や最終到達系は何なのかがはっきりしていますでしょうか?
また、何をしたいのか、どうなりたいのかは明確になっていますでしょうか?

途中で挫折したり、思うように行かないということがよくあると思います。皆ぶつかる壁です。ところが同じ失敗を繰り返していたのでは成長はないです。そこから学習して、修正して行くことが大事です。

変えることができないのではなく、真剣に自分を変えようとしていないだけかもしれません。

自分の目標を達成するならば、いろんなことを譲歩しないと無理だと思います。自分の我が儘や思っていることが、そのまま上手く行くと言うことはないでしょう。

変えたいと思うなら、意志を強く持って、少しずつ変えて行くしかないです。そのコツは、我慢することです。絶対に我を出さないこと。周りとの協調性を大事にされて、社会の中で上手に生きることができれば、変わってくると思います。

20代はまだ良いですが、30代・40代になって、自分の我を通すようなことをしていると周りが認めてくれません。

また、自分を変えるには、付き合っている仲間を変えてみることも大事です。いつも同じ仲間の中では自分を変えることが難しいかもしれません。自分より年齢が少し上で、大人の発想をされている方と一緒にいると変わってきます。

自分を変えたいと思うなら、じっとしていても変わりません。アクションを起こすことです。自分が変われそうな環境に自分をおいてみられてはどうでしょうか?

自分を変えたいと思っている人ほど、人付き合いが何年も変わっていません。同じ仲間の方々、組織とのお付き合いになっています。

新しい仲間を見つけられませんか?
それが自分を変える一番の早道かもしれません。

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