2011年 6月の記事一覧

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11年06月30日 15時22分00秒
Posted by: takeuchiconsult
この言葉を聞いた瞬間、この方は何とかなるのではと思いました。借りた借金は返さなくてはならない。それは私たち家族の責任だと強く思っておられるからです。決して逃げておられません。この姿勢を保ち続けるなら、周りが支援してくれるでしょう。

それも自分が借りたお金ではなく、先代や先々代の借金です。それでも返してやるんだという強い気持ちをお持ちです。

まだお若くて、実際の借金の重さをご存じないかもしれませんが、なかなか言える言葉ではないと思います。

私たちの経験では、普通は借金から逃げたい、返さなくて良い方法はないかと奔放されます。

でも逃げ回っていても何ら解決策は出てこないです。現状を把握・分析して正面切って金融機関と対峙しないと出口が見えてきません。

額の問題ではなく、姿勢を問われます。今の段階では、何らかの算段やこれといった改善計画がある訳ではないと思いますが、気持が純で前向きです。

返せるか返せないかという数値計画の上の話ではなく、意気込みを買ってあげたいです。

気が付いたら後を継がなくてはならない、保証債務も有る。本当にたいへんです。でもそれを生きる糧にして、パワーを出されている姿は、綺麗に見えます。

コンサルタントにお願いすれば、借金の減額や棒引きをしてくれるのではという安易な発想が全くないです。

事業は素晴らしい経営計画や経営戦略に裏付けられるものではなく、トップの姿勢に裏付けられているような気がします。

これから先、どんな難局や課題が待ち受けているかは、誰もわかりませんが、気持ちさえ折れなければ、良い出口が見つかると思います。

逃げ腰の姿勢では、誰も説得できません。周りが納得する姿勢が大事ではないでしょうか?

何年、何十年かかるかわからないですが、見守ってあげたい気がします。

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11年06月30日 09時20分00秒
Posted by: takeuchiconsult
女性だけで来てくれるのが理想ですが、中には1名だけとか2名だけ男性が混じるのですが・・・という問い合わせ・相談があります。

お店側としては、どう対処して良いか迷われます。女性限定の企画の主旨は、女性の方に来ていただきたい、味や雰囲気を試していただきたいという意図から来ています。また、価格も通常の価格よりもリーズナブルに設定されます。

ところが実際には、男性が混じってしまうので何とかOKして欲しいと言われます。

このことを一旦OKすると、男性が1名から2名、あるいは半分近くまで男性になるので怖いとおっしゃいます。折角、女性の方向けにリーズナブルに設定しているのに、男性客が混じると利益が取れなくなるとお考えのようです。

でも本来の意図はどうなのでしょうか?少しでも客層を広げ利用していただきたい、お店のことを知っていただきたい、敷居を低くしてご提供したいというところから来ているはずです。

男性客が半分になると問題だと思いますが、3割程度ならまだ許容範囲と考えても良いのではと思います。

兎に角、使っていただくこと、足を運んでいただくことが大事です。儲けることや利益が先では、商売が続かなくなると思います。

集客が目的なら、どんどん積極的に取って行くべきです。逆に女性客限定と言えば言うほど、男性も興味を惹かれます。

女性客限定というのは建前で、本音は少しでもご来店願うことです。そのことを理解した上で、企画を練られてはどうでしょうか?

固いルールで縛っていると、こちらが意図したお客様は来られなくなります。ある程度柔軟に、それでいて目的をしっかりと持っておくことです。

少しでもお客様を増やしたいのであれば、ルールは二の次。
お客様のわがままを喜んで受け入れることのできるお店が伸びて行きます。

女性限定企画で失敗しやすいのは、きついルールです。ルールが先か、ご来店いただくことが先なのか、もう一度考え直されてはと思います。

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11年06月30日 00時49分00秒
Posted by: takeuchiconsult
半年から1年お付き合いさせていただきますと、業績が少しずつ回復してきますが、実は、そこから先が最も大事です。

業績が底の状態でお付き合いさせていただいていますので、対策を講じて行けば結果が出てきます。

そうすると、自分たちでもできるんだと思われます。でもそれは周りの方のご協力があってこその話です。自分たちだけで達成した訳ではないと思います。

人間できると思った瞬間が危険信号です。もう後は、自分たちでできると思いやってみると芳しい数字が出てきません。

今できていても納得せず、まだまだやるべきことがあるはずだと継続して緊張感を保つことが大切です。

できると思うということは、そこで緊張感が一旦切れている状態になっているのだと思います。

個人的にも常に気を付けています。自分一人で何でもできると思った瞬間、仕事の精度がいつしか悪くなっているものです。パートナーの方々や各種先生方のご意見を聞いて進めたり、チェックしていただくからこそ良いものができると認識しています。

絶対に、できる、できていると思わないこと。上には上があります。また自分をチェックしてくれる人を必ず持つことが大切だと思います。ブレーキ役になっていただいたり、修正していただいたり、新しい芽のヒントをいただいたりとあらゆる角度からご指摘していただける人が周りにいるかどうか、それが人生や会社を大きく変えそうな気がします。

独りよがりは良くないです。
伸びている人ほど、自分が出来ていない部分を認識され、さらにステップアップされます。

業績が悪いところほど、できていると思っておられます。だから伸びません。
常に自分を律して、厳しい目で経営に当たらないといけないと思います。

できていない部分を探す作業が、人や会社を成長させるような気がします。
11年06月29日 17時19分00秒
Posted by: takeuchiconsult
お金が先か、役立ちが先か?
例えばホームページ何のためにあるのか?当然、自社の商品・サービスのネット上でのアピールだと思います。ところが、今では商品やサービスを売ろうとしているところは苦戦しているようです。

お客様やクライアントにメリットのあることばかりをしていては利益が出ないというのが普通の考え方でしょう。しかし、儲からなくても、利益が出なくてもお客様やクライアントにメリットのあること、使命感を持って経営されているところは伸びておられます。不思議ですが、これが商売の妙です。

まず、売上が欲しい!というのを頭の隅へ追いやってください。リピーターや常連客、ファンを創ろうと思えば、銭金抜きで、本当にそのお客様がプラスになる情報提供をしない限り作れません。

あなたのお店に10年間、通い詰めてくれているお客様、何人いますか?その数があなたのお店の実力であり、評価です。

業績悪化、苦戦されているお店ほど、リピーターや常連さんが少ないのも事実です。なぜリピートしてくれないのでしょうか?

あなたは商品やサービスを売ることを目的として商売をされていますか?売ることの向こうにもっと大切なものがあります。

だから、どうすれば儲かるかではなく、どうすればもっとファンになってくれるのかを考えないといけません。当然、お店は利益が出て初めて経営できますが、儲けること、売上を上げることが先に来ていると、本来の商売のあり方が崩れてきます。商売とは、商品やサービスを通じてお客様に役立つことらしいです。

売りたいものを積極的に売って行くのは大手企業の戦略。中小企業や個人店では、商品やサービスが前に出るよりも役立ちや貢献が大事なような気がします。

過去の経験から何とか世の中のためにならないかなぁとスタートされた事業はいつか認められるようです。

何で貢献しいていくのか?何で役立つのか?それが見えた時、成果が出てくるのでしょう。

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11年06月29日 15時18分00秒
Posted by: takeuchiconsult
昔、売上高を算出するためによく商圏人口を出していました。
お店を中心に半径1㎞・3㎞・5㎞・10㎞でどれだけの人が住んでいるか調べていました。

最近ちょっと気になるのですが、競合店が増えたことも要因の一つですが、人口が減っていませんでしょうか?理論上では、人口が減った分、あなたのお店の売上高も減っているはずです。

また高齢化社会へと移行しています。20年前と比べて人口ピラミッドはどうでしょうか?人口ピラミッドが変化していますが、あなたのお店が扱っている商品やサービスを変化させていますでしょうか?

一度出してデータがそのままということはないです。現在と5年後、10年後の人口動態の変化を調べる必要があると思います。

それと街の中心や一等立地、幹線道路の状況が変化している可能性があります。
何十年も昔と同じということはないです。

昔は商店街や駅前立地が一等地でしたが、徐々に郊外へ移動しています。さらにまた駅前に返って来ているところもあります。

事業を行う上で一番大切なのは、やはりマーケティング調査です。商圏人口が今後減って行く予測が出ているとしたら、売上も基本的にはその減少分に比例して行く可能性が高いです。

人口構成も大きく変化して行く可能性があります。そうすると今の事業を再デザインし直さないといけないかもしれません。

昔のままでやっていけるという時代は終わったと思います。どう変化して行くかが大事です。

昔は良かったよなぁと懐かしんでいては危険です。早めに手を打つ必要があります。

そのためにも、もう一度基礎データを収集され、見直されてはと思います。

街の状況かなり変わっていませんか?
その兆しがみられるなら、早めに対応されることをおすすめいたします。

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11年06月29日 12時22分00秒
Posted by: takeuchiconsult
コンサルタントの代わりが出来る方が見つかれば即撤退です。その瞬間、我々コンサルタントは邪魔ものになります。過去の成果も努力も関係ないです。その会社が良くなる、納得できる方向にすることが一番。

それに会社側から引いて下さいとは言いにくいももの。だからこそ、コンサルタントがジャッジしないといけないと思います。ダラダラとその会社と契約を伸ばしても意味がないです。

それに親分は二人要りません。どっちの意見を聞けば良いのかわからないような状況を絶対に作ってはいけません。現場を混乱させることだけは避けたいです。

その方の能力云々ではなく、やる気と現場を仕切る姿勢や意欲があるなら任した方が良いと思います。

納得いかず、外部の意見を聞いている状態では改革は難しくなります。結局、現場を率いて行く人が出てくれば良いことです。

後は後任の方がやりやすいように、姿を消すことです。情があったり、後もう少しと思わないこと。綺麗に居なくなることがその会社にとって大切です。

撤退、フェイドアウトのタイミングを逃すと汚点を残すだけ。それに誰も得しない結果になります。

トップに信頼されていて、他に任せる人が居ないからということで依頼されていることが条件です。その条件が外れたなら、こちらからトップに本音で今後のことを話し合わないといけません。

私にしかできないとか、私が必要なのではと絶対に思わないこと。プロのコンサルタントやできるコンサルタントの方は撤退が上手です。

その経験を糧にまた成長して行きます。コンサルタントの仕事はクライアントが成功する以上に、納得のいく形にすることです。

また、撤退・フェイドアウトの見極めができることがプロの仕事とも言われます。

引き際はどの世界でも大事なことのようです。

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11年06月29日 12時19分00秒
Posted by: takeuchiconsult
ポイントは、安心感を売ること。

商品やサービスを売ろうと前面に出ているサイトでは結局売れないようです。
今の時代、お客様のニースや知りたいことは、販売されている商品やサービスではなく、自分が困っている事を解消したいということです。そのことに丁寧に答えて行くことが、顧客につながります。

例えば、ホテル・旅館業のホームページだったら、旅行に関するあらゆる悩みや相談に答えることができること。

化粧品やコスメなら美と健康について、ある程度答えることができることです。

相談窓口からは直接売上にはつながりません。しかし、長期的に見ると、このことが安心感を生み、販売につながって行きます。

ネット販売だからと言って、目先の売上を追いかけるのではなく、長期的にどのようなサイトにするのか、どのように集客を図って行くのかを考えておかないといけません。

でも相談室は、手間暇がかかります。それに答える方も専門知識をかなり持っておかないと答えることができません。

それくらい業界や商品に精通していることが、条件だということです。あのサイトに聞いてみれば、答えてくれるとなると重宝されます。それに今は、電話で直接聞いてみるということをお客様は敬遠されます。メールで問い合わせてみる方が、顔を見えず、質問しやすいです。

「えっ!そんなこといつまですれば良いのですか?」と担当者の方はおっしゃいますが、商売をしている以上、ずっと続けて欲しいです。

だから嫌々設置してもダメです。お客様とのやり取りが楽しくてしようがない方におすすめです。そうでないと続かないと思います。

義務でやっているというのでは、成果はでないでしょう。

「それ、私やりたい!」という人が出て欲しいです。

企業としては、一人分の人件費がかかるかもしれませんが、バナー広告などの大きな販促費を考えたら安いものです。

専門家がいつも常駐しているサイト!これが長期的な戦略としては大事なような気がします。

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11年06月29日 08時19分35秒
Posted by: takeuchiconsult
これは本当の話のようです。何人もの社長がそうおっしゃっています。

頭が良くて行け行けどんどん型の社長は失敗するというよりも倒産・廃業されることが多いそうです。

頭は悪くても地道に経営を行い、冒険しない方の方が残っているとおっしゃいます。

なんとなくわかる気がします。自分で頭が切れると思っておられる方は独善的で常に前に出ようとされます。しかし、時流に乗り上手く行けば良いですが、そうでない場合、かなりピンチになります。そのピンチを脱しようと、また前に出られます。

いつしか体力がなくなり、事業継続が難しくなるそうです。行け行けだけでは経営はできないということのようです。

攻めだけでは経営として成り立たず、守りもできる方が適任かもしれません。技術や能力が突出しているからと言って必ずしも成功するとは限らないのでしょう。

それと攻めが得意な人ほど、どこか慢心しておられます。常に新しいものを考え、提供し続ければ、道が開けるのではと考えておられます。悪くはないと思うのですが、実際の経営を見るという視点からいうとこれでは何ら変わっていません。

人生のベテラン、経営のベテランの方がおっしゃる言葉なので本当なのでしょう。

でも行け行けタイプの方に助言・アドバイスをしても聞いてくれません。信じておられるのは自分なのですから・・・

他人の意見を聞く耳を持たないと経営は難しいと思います。一人で正しいと思い込んでいると成功はないかもしれません。

中小企業では一人が走り出すと止めれない状況に陥ります。それもトップが走り過ぎると経営は傾く可能性が高いようです。

いろんなタイプの経営者の方がおられると思いますが、ベテラン経営者の方に教えていただいたのは、行け行けどんどん型だけは注意しなさいということです。

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11年06月29日 00時48分00秒
Posted by: takeuchiconsult
これでは管理職失格です。
当たり前のことでもできていなければ、できるように教えることが仕事です。
優秀な方ほど、このことが苦手なようです。

自分を基準に物事を考え出すとこうなってしまいます。教える時には相手の目線になること。決して、自分を基準にしないこと。できていないから自分の部下です。

「上手な教え方はないですか?」という質問をよく受けます。
まずは、話を聞いてあげること、状況を把握してあげることです。あるべき論ではなく、その方のレベルが今どの状態なのかを知ることが大切です。

それと絶対に怒らないこと。顔に出さないこと。
教えることが好きになれば、教えられる方も習得してくれるようになります。

教えることが上手な方は、どんなことをしているかと言いますと、毎日教えておられます。部下の方を捕まえて、常にアドバイスです。時には、椅子に座って数時間も・・・

部下と接することを否定していると教えることが上手くなりません。何か少しでも伝えたい、教えてあげたいと思っている人は部下が付いて来ます。

自分の手元の仕事以外に、教える時間をどのくらい取っていますでしょうか?
この時間を意図的に取らないと、徐々に部下との距離が広がってきます。あの人は何も教えてくれないと非難を浴びます。

当たり前のことを教えるのも管理職の勤め。風通しの良い会社にするためには、管理職が部下に近づいて行き、会話を積極的にすることです。

教えることの評価は、当たり前のことをどう扱うかで決まってくるようです。
個々人が当たり前のことをどうとらえているか、考えているかが大事です。そのような些細なことにこそ、基本があります。

教えることを大事にしている会社ほど伸びています。社風として根付いているところほど強いです。

業績を伸ばして行くには、やはり教育に力を入れるべきだと思います。
教え好きの社風を是非作って下さい。
11年06月28日 17時15分00秒
Posted by: takeuchiconsult
よく質問されます。「キャンペーン実施中です」と言って営業に来られる方がおられますが、何のキャンペーンなのでしょうか?とおっしゃいます。

これは営業のコツの一つです。大義名分が欲しいから言っているだけであって、今回だけ特別にという訳ではないです。

やはり、営業電話をする場合にでもただ単に商品やサービスの案内をするだけでは会ってくれません。そのために何かネタが欲しいです。

だから、「○○○○キャンペーン実施中」という言葉が出てきます。

本来ならば、年間の販促企画などを組み、会社として何らかのキャンペーンを打てば良いですが、目先の数字が欲しい営業マンはそうは言っておれません。何とかお客様に会いたい、提案したいという一心です。

そのためには、自分でミニ販促を企画することが大事です。会社から指示されなくても自分で常に考えることです。

プロの営業マンで成果を上げている方は、自分で販促企画を組まれます。自分で販促物を作られます。それも嫌々しようがなくて作るのではなく、それが楽しいと思ってやっておられます。

何かお客様を喜ばせてやろうとか、びっくりさせてやろうという気持ちでいっぱいです。どんな小さなネタでも拾ってきます。だから、成長が早く、天井知らずで伸びて行きます。

会社の方針に合っていないとか、経費がかかり過ぎるというのは問題ですが、後は個々人の能力次第です。

逆に会社から何か考えなさいと言っているところは業績は伸びません。各営業マンの自主性に任せて、どんどん自由に営業に出ている姿が理想です。

成果を上げるには、指示を待っていてはダメです。自分で動かないと・・・
それができないのなら営業は向いていないのかもしれません。

キャンペーンの企画なんていくらでも組めると思います。会社に迷惑のかからない範囲で自分で企画されてはいかがでしょうか?

早速、「○○○○キャンペーン実施中」ですのでと言って営業に走って下さい。

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11年06月28日 15時14分49秒
Posted by: takeuchiconsult
特に、周りの従業員から嫌がられるのは、休みを先に取る人です。周りとの協調性なく、自分の都合で取られる方です。

給与は決まっていますので、あまり不正不満は出てきませんが、休みの件はやはり出てきます。

自分の都合を優先し、先に休みを取る人はどんなに仕事ができても周りから信頼を得ることはないでしょう。

若い方なら注意し、指導することもできますが、ベテラン社員となるとなかなかできないようです。

協調性云々は休みの取り方でわかるようです。皆で話し合って、どういう順番で取るのかルールが必要なのと、他人を思いやる心が大事だと思います。

それと先に取ったのなら、今度は他の人が休みを取られた時に積極的にサポートしようという意識が大切です。それが協調性につながってきます。

それで最終的なその人の評価はというと、高く評価しない方が良いと思います。どんなに能力が高くても協調性が一番大事です。仲間と仲良く仕事ができることが最優先です。

能力が高いというだけで評価していると会社はおかしくなってきます。規律のない会社になり、社員はわがままを言い放題になります。

逆に協調性がない人は、うちにはいらないからと宣言されるオーナーもおられます。なぜかというと、こういう人が必ず何らかの問題を社内外で起こすからです。

中小企業の場合、社長が基準を明確にして、その基準に満たない人は雇用しないことです。小さなトラブルがいつしか、取り返しのつかない問題に発展します。

余計な悩みを抱えないようにするには、事前に通達しておく必要があります。
それと協調性のない方を使いたがる人は往々にして、自分も協調性のない方です。自分の言い分を通そうとする人に多く見られます。

今の社会環境下では、協調性は一番の評価項目です。仲間と一緒にうまくやって行けない方が、外で成績を上げて来るとは思えません。その前に社会教育が大切である事を認識すべきではと思います。

協調性の有無、非常に大切だと感じています。
問題はこのことから発生しているのも事実です。

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11年06月28日 00時47分00秒
Posted by: takeuchiconsult
先代、先々代の借金、決算書には残っています。同族会社なら責任感を持てますが、そうでない方はたいへんだと思います。

でもそれでも社長職を引き受けるということは、愛社精神がないとできないと思います。そのような方は自分の給与は報酬の話はされません。会社が残って行ける方法しか興味がない感じです。

社長になる云々は関係なく、会社を残したい、従業員の雇用を守ってあげたいという一心で業務に当たっておられるのでしょう。

正直言いますと、他人が決裁した借金を返して行くようなものです。負の財産だけを残されて、それを解消して行かないといけません。

しかし、従業員から見ると、そのような姿勢に感銘を受けます。この方なら、付いて行って間違いなし。自分たちの将来を守ってくれるのではないかと・・・

中小企業では、人材不足は常です。社長候補の方は、そんなにはいません。逆に社長職を任せれることができるかどうかは、能力ではなくこの愛社精神のような気がします。

生え抜きで何十年も頑張ってこられ、会社に恩返しがしたいと思っておられるような方が適任だと思います。

大手企業では、順番待ちくらい人が溢れています。ポストの数よりも人の数の方が圧倒的に多い状態です。業績が悪ければ、即交代。シビアな世界です。

逆に中小企業では、適任者が見つからず、現状維持がほとんど。先のことはわからないと言ったことがよくあります。会社を存続させるためには、業績ではなく求心力が必要なってきます。それは、社長だけでなく幹部の方々の思いや姿勢にかかっています。

見かけは利益が出ているようで、実際は返済で火の車。経営者の方は、資金繰り表や通帳を眺めながら、いつもため息。誰もその窮状から救ってはくれません。

そのことを覚悟の上で引き受けないと、甘い環境ではないことは事実です。
どこまで会社を愛することができるか、その力こそが一番大事なような気がします。
11年06月27日 00時47分00秒
Posted by: takeuchiconsult
女性客が多いから女性対象のメニューを作ってはどうか?
このような意見が頻繁に出てきます。それも現場経験がない方から出てきます。一見女性客が多いなら、女性の意見を聞いてメニュー化すれば当たるのではと思います。

しかし、現実的にはそうならないことが多いです。女性対策はかなり難しいです。一筋縄では行きません。

例えば、女性は1ヶ月に同じ店には行かないとも言われます。男性の場合、同じ店に座り、「いつもの下さい。」と言うといつも飲んでいるお酒とつまみがスッと出てきます。

飽きやすく、固定化しづらいのが女性客です。それに好みもまちまち。もし意見を聞こうものなら、ヒアリングした人数分の意見が出て来るでしょう。それにその意見は、店に対してこうしたら良いだろうという視点ではないです。自分がこうあって欲しいという意見です。真に受けるとたいへんなことになります。

また旅館業の場合、お客様は小さなハレの舞台としてお越しになられます。だから従業員の方に意見を聞いても目的や立場が完全に違います。従業員の方でも旅行好きの方なら良いですが、一般の従業員の方から意見を拾い上げてもお客様を満足させることができる意見が果たして出て来るかどうか?

女性の商品やサービスは女性から聞けば良いのではと思いがちですが、基準や対象者を明確にしてヒアリングを行わないと、すぐに社内の女性従業員に聞いてみようという安易な判断をされます。

しかし、現実的には収集が付かなかったり、当たらなかったことを何度も経験していますので注意されてはと思います。

決して女性の方の意見を否定的に言っているのではなく、希望要望が多くて、求める基準が高いということです。そのため意見をまとめて、実行に移すのがたいへんになります。また、その要求度に応えるだけのレベルに自社が到達していないということもあります。

女性の方に任せていると、自然と健康志向でヘルシーなものに走って行きます。
それが売れれば良いですが、それがなかなか・・・

女性の方からの意見だから大丈夫ではと思いがちですが、実際はわかりやすいシンプルなメニューほど売れます。

名物料理や人気メニューを作ることが大事であり、女性が企画したメニューが大事だということではないと思います。

企画していただく際にもシンプルで名物料理化できそうな食材で企画いただいくことです。

くれぐれも安易な判断はしないことです。それは過去の経験が証明しているように思います。
11年06月26日 08時46分00秒
Posted by: takeuchiconsult
業績や売上の大小も気になりますが、最も気になるのが借金の問題。
会社は売上が減っても利益が減ったとしても潰れません。返済できなくなった時、倒産です。

個人的にも大きな借金や負債を抱えたまま経営したくないです。常に頭のどこかに残るものです。

中小企業経営者の場合、決算書もPLではなく、BSが気になるところ。ただし、PLの数値改善はすぐに自助努力でできますが、BSの場合は自助努力だけでは済まないことが多いです。

結局、苦戦されている経営者の方々は、「貧乏はしても借金はしたくない」とおっしゃいます。貧乏であっても希望を持って経営に当たっていれば、いつしか良い時が来るかもしれません。

しかし、借金は待っていても減るものではないです。逆に膨らむ一方。
この状況から脱したいというのが本音だと思います。

事業を立ち上げたり、新規投資をされる時は大きな夢を持って借入を行われたと思いますが、いざスタートすると予定通り行かないものです。

貧乏状態も長くなると脱出口が見えなくなりますが、大きな借入がないならリスクは小さいです。貧乏でも過剰債務状態にならないように事業運営することが理想ではと思います。

何か新しいことに着手しようとする場合、内部留保で賄えれば良いですが、ほとんどが新規の借入。返済計画は計画であって、実現可能性を保証されている訳ではないです。

返す事ができなくてまた借入という悪循環に陥ります。

今のような景気の悪い時には、売上や利益を上げる以上に、借入の金額を少なくしたり、返済金額を少なくすることが大事ではと思います。


長期的なトレンド考えてみますと、この借入の金額の大小が企業経営を左右しそうな気がします。
11年06月25日 00時45分00秒
Posted by: takeuchiconsult
昔とは事情が違うかもしれませんが、欲しいものがない人に夢はつかめないと言われます。欲しいもの、手に入れたいものが明確にないと夢は実現しません。

よく勉強会や研修会で若手社員の方に、「10万円手に入れたら何に使いますか?」と質問させていただきます。

答えがある人もいますが、多い答えは「とりあえず貯金」です。これが現実的な答えなのかもしれません。将来が不安だから、お金を貯めておこうと思っておられるでしょう。

貯金も良いですが、何か欲しい物も見つけて欲しいです。私の若い時は、欲しいものだらけでしたが・・・

小さな小さな夢や目標が励みになります。次のステップへと誘ってくれます。
いつも何らかの夢を持っていて欲しいです。

それが実現すると、また次のちょっと大きな目標が立てたくなります。車に家など社会人になり立ての時は、高嶺の花だったものが身近に感じられてきます。

それを繰り返すごとに成長して行きます。夢は大きいほど良いと思いますが、その前に小さな夢を何度もつかむことが大切だと思います。

皆さんの会社でも聞いてみて下さい。「もし10万円の報奨金をもらったら何に使いますか?」と・・・

それがその会社の現実を一番よく表しているような気がします。皆が皆貯金に走ると、夢がなくなります。身近に夢をつかんだ方がおられると私も頑張ろうと思います。

近くに成功者がいることが、成功するためのモチベーションアップにつながります。

まず、上長の方が成功者としての見本になってあげて下さい。その姿を見て、若手は成長して行きます。

10万円の使い道。
それがその人の生き方を表しているような気がします。
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