(前回の続き)
例えば、産業分類で「製造業」が平均より多く、
従事する職業分類で「生産工程労務」が多いとしましょう。
すると、こういう地域は、中小企業など現場の製造関係に従事している人が
多い地域だということがわかります。
これとは異なり、同じように「製造業」が多くても、「販売」に従事している人が
多い地域もあります。
こういう場合は、いわゆるメーカーの営業所が多いことを意味しています。
同じ製造業でも実際に作る人が多いのと、それを売る人が多いのでは
商圏はまったく違います。
前者なら体力勝負・技術勝負のイメージ、後者なら知力勝負、説得力勝負の
イメージになるでしょう。
実際、そうしたイメージ通り、前者のような商圏では、ファストフードのような
カロリー多消費型の業態やパチンコやゲームのような時間と金銭消費型の
店が好まれることが経験的にわかっています。
どんな商売がその商圏に向いているかは、このように職業を見て比較していく
だけでもわかることがあるものです。

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