3大


人手不足の介護や小売り、外国人技能実習生を活用

ソラストやツクイ、制度の新法施行受け

日経新聞

昨秋の技能実習制度の新法施行を受け、介護など人手不足業種で海外人材を育成・活用する動きが広がっている。新たに対象に加わった介護では大手のソラストやツクイが10~15人を受け入れる。

自動車整備や小売り大手も受け入れを拡大する。技能実習制度は事実上、人手不足の解消に一役買っているが、新興国への技術移転という本来の目的との乖離(かいり)も目立ちつつある。

2017年11月施行の外国人技能実習適正実施法は対象職種に介護を加えた。また、優良な受け入れ先は実習期間を最長3年から5年に延ばせるようにした。

ソラストは技能実習生向けに日本語教育を始めた(ベトナム・ハノイ)
ソラストはベトナム人15人を受け入れる。現地で日本語研修を実施し、来日後にも1カ月の座学や実技研修を手がける。5月からグループホームや有料老人ホームに配置する予定だ。

ツクイもベトナムで介護技術に関する座学と実技の研修を始めた。まず10人程度を受け入れ、来日後にさらに2カ月かけて介護の基礎知識を学んだ後に、年内にも有料老人ホームなどで働いてもらう。

介護職の有効求人倍率は1月時点で4.18倍と、全体平均の1.52倍を大きく上回る。外国人の介護職員を受け入れる仕組みとしては既に経済連携協定(EPA)があるが、受け入れ可能な事業所が特別養護老人ホームや有料老人ホームに限られており、大手で活用する動きは少ない。

人手不足が深刻な自動車整備や小売りなどでも実習生の活用を拡大する動きが加速する。
カー用品店大手のオートバックスセブンは技能実習生の受け入れを5年以内に現在の3倍の約300人に増やす。

カーコンビニ倶楽部(東京・港)も2011年以降、タイから累計で220人の技能実習生を受け入れた。19年にはベトナムからも受け入れを始め、3年後には累計500人規模に増やす。

東急ストアは18年度にベトナム人の技能実習生を初めて受け入れる。35人が店内の厨房で総菜の調理にあたる。首都圏のスーパー、サミットも16年度に技能実習生を初めて受け入れ、鮮魚と総菜の店内加工に7人を配置した。17年度は48人、18年度はさらに81人を受け入れる予定だ。

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