では、仕事がなくなった人々は何をするのでしょうか?
そんなことは、誰にも分からないと思います。分かるはずがありません。(類のない変革期であるのですから)
 
ただ、そんな中でも、ベーシックインカムという注目される仕組みが1つあげられます。
現在、大規模なものだとフィンランドで、失業者2000人を対象にした二年間の社会実験がすでにスタートしています。

これは、政府が全ての国民に対して最低限の生活を送るのに必要とされている額の現金を定期的に支給するという政策です。(日本では希望の党が公約の1つとして掲げていました)
ようするに、将来AIに職を代替されても、AIで得た利益を国民全員で配分しましょうよというものです。
今現在、経済が成長しても、先のメガバンクのように富は会社や経営者に留まり、働く人には回ってきません。
それを考えると一考する価値は十分にあります。
フィンランドでは、月に約7万円が支給されています。
当然、これでは最低限の生活しか出来ないので、働くことも自由です。
生活保護などは、別の職業を持つと減額されたり打ち切りになりますが、ベーシックインカムはいくら働いても減額されません。

AIを通して、人は働かず、企業や国家間で富を競うそんな時代が近い将来訪れそうです。
ベーシックインカムが導入されたとして、国の力・利益によって国民へのお金の配分は大きく違ってくるでしょう。(当方は、これに関してあまり悲観はしていません。日本人の優秀さを信じて疑いませんから。ただ、このITの中のAI分野で日本は非常にのんびり構えている気がします。乗り遅れなければ良いのですが・・)
 
「ベーシックインカム」
 
しかし、どうなのでしょう。
何もしなくてもお金を貰える。
そこに人生の充実感や喜びを見出せるものなのでしょうか?
(当方などは、没落していきそうで怖いです)
 
ただし、それでもまだマシです。なぜなら、仕事がなくなっても最低限のお金は貰えるのですから。
一番最悪なのは、進化することにより、仕事がなくなり生活するお金もない人々が溢れる状態になることです。
そう考えるとベーシックインカムかそれに近い制度に行き着きます。

そうでもしないと、国家として機能していない無法地帯になりますから。
職を失い人々の暴動が起きる。
そして、その時それに対峙するのは、

無機質なロボット(これは怖いですね。中国とかは何の躊躇もなくやりそうで)
なのでしょうか。
 
この話まだ続く


 

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