永年大手の住宅メーカー数社の北は青森から南
 は鹿児島までの支店・営業所に講師を派遣して宅
 建の講習の仕事をしてきた。自分自身も講習をした。

  そのため、ほとんどの都道府県をまわった。飛行
 機、電車、船、車でまわった。行く先々のその土地
 の名物を食べるのが楽しみだった。

  昔のように会社がお金を出して宅建の講習をする
 ということもなくなり、去年でその仕事は止めること
 にした。還暦を過ぎて多くの友人は仕事を止め悠々
 自適の生活に入っている。

  しかし、私にはその余裕もなく、今年から、以前に
 とっていた資格であるマンション管理士の資格を生
 かして、その仕事を始めることにした。
 
  国民の10 人に1人はマンション暮らしである。とこ
 ろが、そこに住んでいる住民は、マンションの管理
 に全くといっていいほど関心がない。輪番制でマン
 ションの理事を決めているが、理事になってはじめ
 てマンションの管理について考えはじめる。

  一戸建ての住宅の場合、その管理については日
 々各自が真剣に考えているはずである。ところが、
 マンションについては他人まかせである。マンション
 については、管理費を払って管理会社に管理を委
 託しているので、各自の管理意識が低いのかもし
 れない。

  しかし、その管理会社任せが管理の徹底を欠き、
 金だけもらっていい加減な管理をしている場合が見
 受けられるのである。マンションの理事になっても、
 その知識に乏しくその管理について管理会社に注
 文することもできない。

  そこで、マンションの管理をしっかりして、マンショ
 ンの財産的価値を高め、快適なマンションライフが
 出来るようにと、マンション管理士の制度が平成13
 年にできた。
  マンション管理士は、マンションの管理組合に対
 して、助言・援助等をする仕事である。

 ※エースマンション管理士ホームページhttp://acemansyonkanri.law.officelive.com/