2011年 2月の記事一覧

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11年02月28日 15時55分52秒
Posted by: mansyonkanrisi
 2月28日の毎日新聞の朝刊くらしナビの欄に、「管理組合の資質」
として、新狭山ハイツ(埼玉県狭山市)のことを取り上げていた。

 それは、5階建て、32棟の団地で築36年~37年だそうだ。管理
組合では、「立て替えずに70年」を目標に大規模修繕を行っているそ
うだ。そろそろ建替えを考えると大規模修繕をせずに、建替え費用に残
すべきだという意見が出てきてもおかしくない。

 しかし、自分達で考えて、大規模修繕をすることにしたそうだ。

 築40年を過ぎると、建替えの話しがどこからともなく出てくる。管
理組合がしっかりしていないと、建築業者などが持ってくる建替えに安
易に乗ってしまう。

 鉄筋コンクリート造りの場合、しっかりと手当てをすれば、70年ど
ころか、100年は持つといわれている。それを40年そこそこで取り
壊して建て替えるなんて無駄そのものだ。

 エレベーター付きの高層マンションにして、快適なマンションライフ
ができる。戸数を増加して販売すれば、その費用で新築費用の一部にで
きる、というのが、業者の殺し文句だ。

 過去に建替えたマンションで、本当に建替えが成功したという例はあ
まり聞いたことがない。

 建替えたものの、元の住民の数パーセントしか帰ってきていないとい
う例は多い。これで成功とは言えない。

 戸数を増やしたものの、それが売れずに残っており、マンションの住
民達が自分のマンションのみならず、残ったマンションのローンの支払
いに苦しんでいるという例もある。

 新築マンションの販売で売れ残ると、販売業者がその損失を負担する
が、建替えの場合には、マンションの住民達が損失を負担する。建設会
社にとってはおいしい話しだ。このへんもちゃんと建替え前に調べて覚
悟を決めなければならない。

 おいしい話しだけを鵜呑みにしないことだ。2~3年引っ越して帰っ
てくることはかなりの負担だということも考えなければならない。

 新狭山ハイツは、専有部分の給配水管の取り替えも修繕積立金を当て
たそうだ。これも集会の決議をすれば可能であり、注目に値する。今後
の高経年マンションのモデルとして注目したい。

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11年02月18日 21時44分09秒
Posted by: mansyonkanrisi
 栃若時代から大相撲が大好きで、ほとんどの相撲取りの所属部屋や出身
地まで知っていた。

 朝青龍の台頭で相撲がつまらなくなり、興味を失いかけていた。土俵上
の態度が無礼でとても我慢できなかった。勝負がついた後も対戦相手を突
き飛ばしたり、にらみつけたりと、とてもスポーツマンとは思えなかった。

 勝負がついた後は、力を抜いて相手をかばい、お互いに健闘をたたえ合
い、相手に敬意を表するのが相撲の世界の常識だった。朝青龍はその常識
をことごとく覆した。その態度はまるでチンピラだった。

 その朝青龍が引退して再び相撲に興味を持って見ている。双葉山の69
連勝の記録を白鵬が破りそうになったときは、内心ひやひやした。結局連
勝記録は破られなくてほっとした。

 双葉山の69連勝は、何年にもわたってつくられた記録であり、年六場
所の現在の記録とは比べ物にならないぐらいの価値があり、単純に比較で
きないからだ。

 私の故郷奄美大島は、相撲が盛んで私も中学校の頃までは、相撲大会に
よく出ていた。

 私の親戚筋の先輩が大相撲の世界に入り、幕下まで上がったが、関取に
なる前に怪我で引退した。そのときに、幕内の関取の付き人をしていて、
その関取に頼まれて対戦相手に「時々一升瓶を持って行っていた」と言っ
ていた。

 それはお互いが示し合わせてはいないが、一方的に頼むという意思表示
である。そういう時にはたいていは「一升瓶をもって行った関取」が勝って
いたという。「あうん」の呼吸で相手に花を持たせていたのだろう。それも
厳密に言えば八百長である。勝ち越しがかかっているときは、その程度の
ことは今でもあると思う。

 相撲はちょっとでも気が乗らないと、相手に負けてしまうものである。
一方的に相手に花を持たせるような相撲はある。だからといって相撲がつ
まらないとは思わない。

 大鵬と柏戸が千秋楽に優勝をかけて対戦し、大鵬が柏戸に負けた相撲が
あった。今でもはっきりと覚えている。

 柏戸は、怪我から復帰して久しぶりに優勝争いに加わった。大鵬は優勝
を続けていて、優勝回数も柏戸を大きく上回っていた。両者の勢いからい
うと、断然大鵬に分があった。それなのに柏戸が勝って優勝したのだ。柏
戸の久しぶり優勝に、ファンだった私などは大いに喜んだ。

 その勝負について、当時は作家であった、現在の石原都知事が、その相
撲は八百長だと言って大問題になった。

 私は、二人が示し合わせて八百長をしたとは思わない。大鵬がちょっと
力を抜いて柏戸に花を持たせたかも分からないが、それは八百長ではない。
相撲というものは、ちょっとした気持ちの持ち方で勝負が決まるスポーツ
なのだ。

 この度、メールのやりとりで大相撲の八百長が発覚した。当事者が金銭
のやり取りをして、相撲の内容まで示し合わせている。これは、明らかに
八百長である。これは決して許されるものではない。

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11年02月10日 22時32分30秒
Posted by: mansyonkanrisi
 いろいろな管理会社の社員が事務所を訪ねて来るので、情報交換をしている。
また、最近セミナー等で管理会社の話しを聞く機会が多くあった。

 同じマンションの管理に携わるものとして、お互いがそれぞれの立場で、マ
ンション管理に全力で取り組みたいと思っている。

 マンションの管理についてマンション管理会社抜きには考えられない。その
重要性は否定できない。自主管理マンションも多くあるが、すべてのマンショ
ンにおいて、自主管理を貫くことは不可能だと思う。

 マンション管理士抜きで10年前までやってきた。だから、マンション管理
士抜きでもマンションの管理はできる。今までやってきたではないか。これか
らも、マンション管理士抜きで、マンションの管理をやって行きたいと思って
いる管理会社は多いと思う。

 まだまだマンション管理士を敵視している管理会社は多い。マンション管理
士が管理組合の顧問になると管理会社が勝手なことができなくなるからだ。

 管理会社に言わせると、マンション管理士は、管理会社を悪者にして、管理
組合をめちゃめちゃにすると。

 管理組合の言うことを「はいはい」と素直に聞く管理組合が管理会社にとっ
ての理想的な管理組合である。良い管理組合である。管理組合が管理会社の言
うことに異議をはさむのは、管理会社にとっては悪い管理組合である。めちゃ
めちゃな管理組合である。

 確かに、マンション管理士が入ったばかりに管理組合が分裂したり、組合員
同士が敵対関係になったりして、「めちゃめちゃな管理組合」になったといこと
を聞いたりする。

 だから、マンション管理にマンション管理士は不要だということにはならない。

 管理会社の管理がちゃんとしていれば、今日のマンション管理の問題が発生す
るはずがない。適正化法ができたことを考えると、自分達だけの管理で十分であ
ったなどと言えるはずがない。

 マンション管理士もちゃんとしなければならないが、マンション管理士を敵視
している管理会社は、管理組合の無知・無関心に乗じてぼったくりをしている管
理会社だと思う。

 また、一方的に管理会社を悪者にしているマンション管理士は、マンション管
理士として自信のないマンション管理士だと思う。

 管理会社とマンション管理士がそれぞれの立場でマンションの管理について協
力していかなければ、日本のマンションの管理はうまくいかないと思う。

 先日、管理組合の交流会「管理会社と本音で語る会」に参加したとき、管理会
社の方がついつい「本当の本音」をもらした。管理会社にもマンション管理士が
いるから、わざわざお金を出して、マンション管理士を頼む必要はないのではな
いかと。

 マンション管理士の報酬の何十倍何百倍の報酬をもらっている管理会社が、管
理組合がマンション管理士に支払う報酬を無駄だと言っていた。

 マンション管理士が管理組合に入ることにより、管理会社の過剰な利益の取得
やいい加減な管理の指摘を恐れたのだと思う。

 管理会社のマンション管理士が、自分が務めている管理会社の過剰な利益や、
管理の不備を管理組合のために指摘できるはずがない。

 管理会社の「本音」として「第三者管理」もしたくない。第三者管理の報酬な
ど、管理会社の報酬からすれば、わずかなものだからである。その責任の重さに
比べて儲けが少ないから、管理会社の言いなりになるマンション管理士に第三者
管理を依頼しているのが現状である。

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11年02月05日 21時26分26秒
Posted by: mansyonkanrisi
 マンション管理士としてブログ書き出してからもうすぐ2年になる。
マンション管理士として思うことを書き留めておこうと思って書き出
したが、今は、他人のブログを見るのが楽しくなってきた。

 特に日本ブログ村の「マンション管理」や「大阪その他街情報」の
ブログを楽しみにしている。

 「マンション管理」のブログで、トミーさんのブログは参考になる。
管理会社やマンション管理士に対して厳しい意見が多いが、正論であ
り真正面から受け止めて考えたい。

 マンション管理士として業務を行うについて大変参考になり、今後
とも変わらぬスタンスで発信し続けることを期待したい。

 「大阪その他街情報」の「大阪と東京の違いを語るブログ」は時々
しか載らないが大変面白く拝見させていただいている。次は何を書く
かを楽しみにしている。

 「とある大阪人の疑問」は、毎日のように色々なことを書いてい
て、一生懸命に仕事をしながら頑張っている様子が伺われて、つい
つい応援したくなる。つい最近、弱音を吐いていたが、頑張ってほ
しい。

 「ジャガー」さんや「暇わり号」さんの写真を見るのが楽しみだ。
私もぶらり歩きが大好きで今度行くときの参考にもなる。

 その他にも参考になるブログや面白いブログがたくさんあり、時
間が許す限り見ている。

 「コンサルブログ」にも参考になるような掲載がいっぱいある。

 ユーモアのあるブログや真面目に真摯に書いてあるブログは読ん
でいて楽しい。

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