腰は月(ニクヅキ)に要(カナメ)と書くように、人体の最も重要な支点になっていますが、
横になってる時以外は、常にストレスがかかり続けているのです。

人間の脊骨は、骨盤の上に、椎骨の積み木を積み上げたような不安定なものです。

これを支えているのが、椎骨の間のクッション役になる椎間板。
これを結び付けているのが、靭帯。
骨と骨を繋いでいるのが、小関節。
それらをコルセットのように保護しているのが、筋肉です。

私達人間が、二本足歩行を始めてから、約400万年しか経っておらず、
未だ動物的に、首や腰などは、未完成と言っていいでしょう。

この不安定な構造こそ、人類の弱点。(笑)
寝すぎても、同じ姿勢を続けただけでも、腰は痛くなります。
正しい姿勢でなかったり、適度に運動して腰の筋肉を強化せねば、
腰痛は必ずといっていいほど発生するのです。

全ての支点である腰に、何十年となくストレスがかかるわけですから、
すり減ったり、曲がったり、歪んだり、傷んだりするのは当然のことで、
そのどれが原因でも、腰痛は起こるのですよ。

腰痛、肩こり、膝関節痛は、痛みの疾病御三家なのです。(笑)

さて、ギックリ腰とは、急性腰痛の総称です。
ヨーロッパでは、「魔女の一撃」という国もあります。

中腰で腰をひねった時や、長い時間同じ姿勢でいて、次の動作に移ろうとした時、
あるいは、中腰で重い物を持ち上げようとした時、
見えざる魔女が、タタリ為し、ギクッ!!!(笑、ではすまないか?^^;)

その腰痛を分類してみましょう。

1.腰の筋違い(最も多いギックリ腰):

  棚の上の物を伸び上がって取ろうとした時、立ったまま床の上の物を拾おうとした時、 
  顔を洗おうと腰をかがめた時、ほんのちょっとした動作で起こる腰痛です。
  これは骨に関係なく、腰背筋の強直からくるもので、足のこむら返りの腰バージョン。^^;
  腰筋肉に疲労が溜まっていて、何をしても、それが引き金になって起こります。


2.腰間軟骨の脱臼(痛みの激しいギックリ腰):

  身動きもできないほど痛み、真のギックリ腰とも云えます。
  脱臼といっても、ほんの2,3mmの亜脱臼なのですが、そのために神経が圧迫され、
  突然激しく痛み出すものです。
  痛みは激しいのですが、カイロプラティックや経絡気功などで簡単に治りやすく、
  良いデモンストレーションになるのです。(笑)


3.脊椎すべり症(身動きすると痛む腰痛):

  腰椎が、定位置より前か後ろにズレている状態で、そのために神経が圧迫されて、
  痛みが出ます。
  腰の前後屈により痛み、運動も制限されてしまいます。
  すべってズレた腰椎を、元に戻せば、解決します。^^v


4.変形性脊椎症(老人の腰痛に最も多い原因):

  脊椎がすり減って、棘のようなモノができたり、変形したために神経に障り、痛みが出ます。
  年をとると脊椎骨の先がまくれてきて、神経の入っている部屋が狭くなり、刺激されるために症状が起きます。
  そのため、腰以外の他の部位にも起こるのです。
  極度に姿勢が悪い人は、要注意ですよ。^^;


5.椎間板ヘルニア(ギックリ腰を正しく治さず繰り返すうちになる):

  ヘルニアとは、椎骨と椎骨の間にある椎間板が圧迫され、軟骨の中の髄核というゼラチン状の玉が、
  軟骨の割れ目から後ろに飛び出した状態のことです。
  この変形した椎間板が、神経を圧迫して、腰痛が起こります。
  また、背骨の後ろの小関節が外れそうになって、滑膜がはさまって痛みが出るケースもあります。
  したがって、腰痛だけと限らず、胸椎にも、頚椎にも起こります。
  初め腰が痛く、だんだんと腰と脚が痛くなり、最後は脚の痛みが主になることが、椎間板ヘルニアの特徴です。
  風呂に入ると気持ちよく、出てくるとズキズキ痛むことが多いようです。
  手術をしても完治は確約してもらえず、下手に背骨をねじったり、圧力をかけると、
  下半身をマヒさせてしまうことがあるので危険ですよ。


6.坐骨神経痛(死ぬほど痛い腰から脚への痛み):

  実際のところ、何が原因で起こるのかは、医学的にも未だよくは解っていないようです。

  坐骨神経は、身体で最も大きい神経だけに、その痛みも、超特大です。^^;
  強い痛み止めを服用しても、時間の経過で効き目が切れれば、再び痛み出すのは当然の結果です。
  ヘルニアやリウマチと同様、経絡の気を通すことが、痛みを治すには最も効果的でしょう。


7.心因性腰痛(神経科や精神科へ回されてしまう腰痛):

  几帳面で、完全主義、融通が利かない方に腰痛が多いのは、
  仮性鬱病が腰痛をもたらすものと考えられています。
  子供がお友達と仲がうまくいかなかったり、担任の先生に嫌われていると思い込んで、
  実際に腰痛を訴えることは、よくあります。
  受験が近づくと腰が痛くなり、試験がうまく終わると、腰痛が引くケースなど、
  いわゆる心身症に属する症状です。


8.内臓性腰痛(検査が、何より大切ですよ。^^;):

  例えば、胆石の場合、右腰の後ろが痛みます。
  腎臓結石は、腰の両側が痛くなります。
  胃潰瘍や十二指腸潰瘍も、腰痛を併発することがあります。
  特にすい臓は、脊髄に近い分、頑固な腰痛のもととなります。
  女性の場合、骨盤内に子宮や卵巣などを収めているので、
  その異常から腰痛が出る場合があります。


9.骨粗鬆症(骨がカスカスなのですよ。^^;):

  老人に多いだけでなく、更年期以降の女性にも実は多く見られます。
  カルシウムの不足が原因で、骨にスが入ったような状態になっていて、
  全身これ骨折しやすくなっています。^^;
  食は大事。食餌にあらず。
  あなたの食生活は、だいじょうぶですか?^^


さて、皆さん。
実は、この腰痛の1から7までは、姿勢を良くすることが大切です。
姿勢のゆがみは、骨にも、神経にも、障りとなるのです。

8を除く腰痛のほとんど全ては、気の科学研究所のヒーリング&カウンセリングで治せますが、
ホントは家庭でも治せるのですよ。^^

ここでは、ギックリ腰の即効治療をご紹介しましょう。

先ず、11円療法です。

気光パワーシールをお持ちの方は、10円玉を金シール、1円玉を銀シールに代えて行うと、
もっと効きますよ。^^
気の講座を受講された方は、発気功の要領で、貼ったシールを圧し込んで下さい。さらに、効きます。^^v


1.患側(痛む方)の外関=手首を反らせ、甲に最も近い横ジワの中央から、
  指3本分幅だけ肘寄りの点=に10円玉を貼り、
  健側(痛くない方)の臨泣=足の第四指と五指の間を、指ですりあげ、
  指の止まったところ=に1円玉を貼ります。

2.健側の後ケイ(渓のツクリをヘンにして谷をツクリとする漢字^^;)=拳を握ると小指の側面にできる
  太い折ジワの先端=に1円玉を貼り、
  患側の申脈=足の外くるぶしの下縁中央から1cm下のくぼみ=に10円玉を貼ります。

  このコインやシールは、かぶれない限り、貼りっぱなしでいいです。
  次に、タバコ灸を行います。
  即効ヒーリングに以前、やり方を書いておきましたので、そのページを参照して下さいね。^^

3.左右の大腸愈(うう、字がまたないっ。^^;)=骨盤腸骨の左右上縁を結んだ線が、
  腰椎4・5番の間のくぼみになります。その中央から、外側に指2本分幅の点=に
  タバコ灸を左右10回ずつ、繰り返します。

4.左右の腎愈(ユ)=大腸愈の直上で、腰椎2つ上のくぼみの高さ=にタバコ灸を、
  同じく10回繰り返します。

  銀の気光シールを貼って、圧し込み、その上からタバコ灸をすれば、最も効果的です。

  気が通り、熱さを早く伝えますので、ヤケドしないよう、早めに火口を遠ざけて下さい。


5.腰を動かしてみて、痛みのある点に一円玉を貼ります。
  米粒を貼っても、効きます。
  米粒療法も、HPの即効ヒーリングのページにありますので参照して下さい。^^
  痛みは、マスキング現象によって、動くとまた違う痛点が出てきますので、
次々と制覇してやって下さい。

銀の気功パワーシールは、全ての痛点によく効きますよ。^^v

ギックリ腰を起こしたときは、寝る時は、背中を曲げてエビ寝をして下さい。
柔らかい布団やベッド、腹ばい読書は厳禁ですよ。
物を拾う時は、膝から折って下さいね。
子供を腰の上に立たせて、足で揉ませると・・・致命的です。(爆)